農 子さん。

おおこし農子さんのポスター。
札幌市内。
撮影は一昨年。
近いうちに衆院選があるのか無いのか。
それで思い出したのがこの写真。
衆議ではなく北海道議だが、「農子」と書いて「あつこ」さん。
姓は「大越」で、ポスター上ではそれを「おおこし」としているのに、名の方は(ふりがなはあるものの)「農子」表記としているのは、そのインパクト効果を狙っているのか、一種のイメージ戦略か、それとも単に本人のその字に対する思い入れからだろうか。
まあこうしてブログネタにする奴が出てくるほどの物珍しさ、インパクトのある名前なのは確かだ ^^
単に
「"農子"」でググってみても、この人以外に引っ掛かるのはかなり少数。
念のため。
並句郎が特にこのかたを応援しているわけでもなければ、積極的に自民党を支持しているわけでもない。
このかたの所属政党や政治信条がどうであれ、このブログのネタにはしていただろう。
まあ衆院選には関係無いしね。
次の道議選はいつだっけ??
漢字ペディアによると「農」は漢検8級配当。部首は「辰」。
読みは、
音読み=ノウ・(表外)ドウ
訓読み=(表外)たがや(す)
[なりたち]は、
「
会意。辰と、田(曲は変わった形。た)とから成り、貝がらで田の草を切る、ひいて、田をたがやす意を表す。」
知らない表外読みがあったが、それでもやっぱり「あつ」なんて読みは無いな。
名乗り読みだろうかね。
漢和辞典を見てみる。
各辞書の「農」の項に[名乗]とか[人名]などとして「あつ」の読みがしっかり載っている。
では「農」はなぜ「あつ」なのか。
当然、なのかどうなのか、字義解説に「あつい」的な記述はあまり見当たらない。
わずかに漢辞海に、「
勤勉なさま。手厚くつとめるさま。」とあるのみ。
そのあたりの漠然としたところで納得するしかないのだろうか。
というか、名乗り読みについてそうしたアプローチはナンセンスだろうかね。
名前で「農」といえば、寺田農(みのり)さんという俳優さんもいるな。
ググるとご本名のようだが、辞書を見ても、音読みはもちろん訓読みにも名乗り読みにも「みのり」も無ければ「みのる」も無い。
まあ名付けの場合には漢字の読み方に制限は無いし、寺田さんのお生まれの時代には尚更なんでもアリだったかもだし、読みにくさはあっても羨ましいほどに素敵なお名前ではある。