2016年10月05日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘290 「庇」

並んだ
kaiko290.JPG






函館の赤レンガ倉庫の「ひさし」。
撮影は1989年。
倉庫群のどの地点だったか、まるで記憶が無い。
ので、左のアーチ上の24という番号をストリートビューで探してみると…
ここだろうか。
現在は庇は全滅しているようだ。
庇があった方がカッコいい気もするが。



漢字ペディアによると「庇」の読みは、
 音読み=ヒ
 訓読み=かば(う)・ひさし

部首内画数は4。
つまり「比」は4画



漢和辞典を見てみる。

形声(漢字源では会意兼形声)文字で、例えば漢語林では、
音符の比は、ならび親しむの意味。广 ゲン は、屋根の象形。並び親しむ屋根の意味から、かばうの意味を表す
とある。
同じく漢語林で「广」の項の解字解説中には「建築物を示す文字の要素文字となる」とあるし、やはり「庇」は建築関係の「ひさし」が原義…
かと思いきや、漢字典や漢辞海では「ひさし」は国訓だとか日本語用法だとか書いてある。
だとすると、原義は「ひさし」だったものの、漢語では「かばう」などに乗っ取られて「ひさし」の字義が失われた、ということだろうか?
まさに庇を貸して母屋を取られた状態??

posted by 並句郎 at 19:06|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする