2016年01月09日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘279 「薩」

摩富士。
kaiko279.JPG


3回連続・4回目(多分)登場の開聞岳。
鹿児島県。
撮影は1984年。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

初夢の夜はとうに過ぎましたが、一富士二鷹三茄子というわけで富士山の写真を…
…載せたかったのですがロクな写真が無く、そもそも単なる「富士山」じゃ準1級のネタにもならないので、薩摩富士の開聞岳で。

撮影地は、ご覧の通り日本最南端の駅だった指宿枕崎線の西大山駅。
その後、沖縄にモノレールができたので、今はJRとしての最南端駅ということになっている。
現状は? と写真をググってみると、この柱自体は残ってるようだが、塗り替えたのかなんなのか最上部に「JR」の文字が入っている。


漢字ペディアによると「薩」の読みは、音読みの「サツ」のみ。
意味は
①梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる字。「菩薩(ボサツ)」
②「薩摩(さつま)の国」の略。「薩州」

…とのことで、なんだこりゃ、字義の無い、ただの音符なのかな?


漢和辞典を見てみる。

字義については、漢語林など一部で「済」に通じて「すくう」意だと書いてあるのみで、載せていないものも多い。
形声文字とされていて、音符は「產」だが、意符であるはずの草かんむりやこざとへんの意味はどこにも書いてない。
やっぱ「薩」全体で音符的な文字なのだろうか。
だったら色々くっつけなくても「產」のままでよかったろうに…

熟語は「薩埵 サッタ」というのがどの辞書にも載っている。
「菩提薩埵」の略で、「菩薩」のことだ、と。
「菩提薩埵」を略して「薩埵」または「菩薩」、か。
「菩薩」って略語だったんだね。

まあその「菩薩」と「薩摩」関係、あとはチベットの首都「拉薩 ラサ」でしか自分的には見ない字。
となると、どうして「薩摩」には「薩」なんていうあまり使われない字が使われたのだろうかね。
ちょっとググると「薩摩」は当て字とのこと。
他にいくらでも書きようはあっただろうに。
やっぱ菩薩様にあやかったのだろうか。

posted by 並句郎 at 22:16|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする