2013年03月13日

干支の読み方

十二支ではなく干支。
例えば今年なら「癸巳」。

これの音読みについては、以前ちょっと書いたことがある
十干十二支
十二支の音読み

そこでは十干と十二支を別々に覚えた。
「癸巳」なら「キ」と「シ」で、合わせて「キシ」。

だが、本当にそれでいいの?って話。
特に十干が「乙」の場合、「オツ」ではなく「イツ」と読むことが多いようだ。

あちこちに書かれていて、それぞれ微妙に異なったりするが、最もオフィシャル(?)っぽいところで、国立天文台のサイトの中の
こよみ用語解説~六十干支のよみ方

それによると、
 乙丑=イッチュウ
 乙亥=イツガイ
 乙酉=イツユウ
 乙未=イツビ
 乙巳=イツシ
 乙卯=イツボウ


あと、
 甲子=カッシ(コウシ)


「乙」を漢和辞典で見ると、
「イツ」=漢音
「オツ」=慣用音
としているものが多く、熟語になった場合も「イツ」の読みが多い。

なので、「乙」単独なら常用漢字表に従って「オツ」でいいとしても、干支とか熟語の場合は「イツ」と読んだ方が良さげ。
「完全征服」によると「イツ」は表外読み。

そう言えば四字熟語で「乙夜之覧」ってのがあったが、あれも「イツヤ」だった。


それと、干支の訓読みだが、上記「六十干支のよみ方」曰く、
「習慣で「弟」と十二支名の読みの間には「の」を入れて呼ぶ」
とのことで、例えば
「甲子」は「きのえね」だが、「乙丑」は「きのうし」。




以上について、仮に漢検で出題された場合の正解は知らない。

「完全征服」の53ページに「干支順位表」ってのがあり、訓読みが載っている。
そこでは十干が「弟(と)」の場合でも「の」は入っていないが…

まあ「の」を入れるのは“習慣”とのことだし、ここは「完全征服」に従って「の」は入れない方がいい、のかどうか。
どっちでもいいのかな。
そういう面倒な問題はそもそも出されないか?
posted by 並句郎 at 20:44| 漢字 | 更新情報をチェックする