2012年04月28日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘130 「雁」

特急初
kaiko130.JPG


弘前駅。
青森県。
撮影は1986年。

はつかりが弘前に顔を出していた期間は短いのかな?
Wikipediaにははっきり書いて無いけど。
いずれにしても今は列車自体が無い、か。
寂しい。


「初雁」とは、大辞泉によると、

秋になって最初に北方から渡ってきた雁。

とのこと。
まあそうだろね。
冬の場合の「初雪」みたいなもんで。


「完全征服」によると「雁」の読みは、
 音読み=ガン
 訓読み=かり

「東大生」や「高橋」によると、中の「隹」が「鳥」になった「」が許容字体とされている。
それは知らなかった。
略字とか旧字ではなく、丸っきり別の字に置き換わってもいいよーってケースは割と珍しいような。

また漢辞海と漢語林では、その「鴈」の「イ」が無い「」も、同字とか異体字とかいうことになっている。
漢検の許容字体ではなさそうだが。



字の成り立ちについて漢和辞典を見ると、「イ」が音符の一部か意符かの違いはあるが、いずれも形声文字とされている。
音符に意味を持たせている解説は唯一、漢語林に、

音符の厂ガンは、かりの並び飛ぶ形にかたどる。その行列が礼儀正しく、また、人が贈物として用いるところから、人を付す。

とある。
この場合、「人」は意符ということになるのだろうか。
それにしても「人」を付した理由がこじつけにも見えるが…


熟語は沢山ある。
中でも、手紙を意味する語を寄せ集めると、
 雁札
 雁使
 雁字
 雁書
 雁信
 雁素
 雁足
 雁帛

どれも一つの故事(漢書 蘇武伝)から来ているようだが、なんでこんなに派生したのやら。

posted by 並句郎 at 02:21|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする