2012年03月13日

国境

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」


この「国境」をどう読むのか、という議論があるということを割と最近知った。
自分は何の疑問も持たずに「こっきょう」と読んでいたが…


「こっきょう」というのは主権国家間の境目であり、この「雪国」の場合は日本国内の旧国境だから「こっきょう」ではなく「くにざかい」と読むべきだ、という主張があるようだ。


それに対し「こっきょう」派は…
ここで言う国境は上野と越後の境であり、それを指して「上越国境」という言葉もあって、その場合は「こっきょう」と読まれているので、「雪国」も「こっきょう」でいいはず、と。

なるほど、「上越国境」という表記はどこかで、多分鉄道関連の本や雑誌で見たことがある。
そこにルビは振られていなかったと思うが、自分は「こっきょう」と読んでいた。
ググってみても「上越国境」の場合は「こっきょう」で正解のようだ。

で、じゃあ「雪国」の場合はどっちが正解なのかと言えば、著者はどう考えていたのか、なども含め、何やら結論の出ない議論のようだが…


実際に上越国境を冬に越えたことがある。
越後から上野へ、と、「雪国」とは逆コース、それも新幹線で、だったが。
越後側は雪景色&雪空のまさに雪国。
そこから国境の長いトンネルを抜けると…
上州側は雪もほとんど無く、車内に歓声が上がるほどの快晴。

これはね、全くの別世界。
鮮やかすぎる対比。
「こっきょう」にも値すると思う。
だからまあ「雪国」も「こっきょう」と読んだっていいじゃん!
…なんて書くと、「くにざかい」派からは無学だと笑われるかも知れないが。
はい、無学ですよ、すみませんね。

それよりも。
「雪国」について、その冒頭の一節しか知らない分際でこんなことを書いてる方がよっぽど恥ずかしいかも ^^;
でもねぇ…
男と女がウダウダみたいな話なんでしょ?
申し訳無いが興味無い。
川端先生ごめんなさい。

posted by 並句郎 at 20:57| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする