2010年12月29日

きょうはく

ビジ法からマン管へと民法を勉強したが、その中で出てくる「きょうはく」は全て「強迫」。
「きょうはく」といえば当然「脅迫」もある。
その使い分けは?


強迫

・大辞泉

1 あることをするよう無理に要求すること。むりじい。「寄付を―する」

2 民法上、他人に違法な害悪を示して恐怖心を生じさせ、その人の自由な意思決定を妨げること。強迫による意思表示は取り消すことができる。



・旺文社漢和辞典 … (なし)

・漢辞海 … (語のみ掲載、解説無し)


脅迫

・大辞泉

1 相手にあることをさせようと、おどしつけること。「人質を取って―する」「―状」「―電話」

2 刑法上、他人に恐怖心を生じさせる目的で害を加えることを通告すること。民法上の強迫に対応。



・旺文社漢和辞典 … つめ寄っておどかす。おどしつける。

・漢辞海 … おびやかして、強くせまる。



「脅し」が入るか否かの違いかとも思うが、「民法上、恐怖心を生じさせ」るのが強迫らしいし、明確な違いは無いような。

民法では「強迫」、刑法では「脅迫」らしい。
はっきりと加害を通告して「脅す」まで行かないと刑事罰にはならないってことか。

漢和辞典では「脅迫」の方が扱いが大きいということは、伝統的(?)には「脅迫」なのだろうか?


大辞泉で「きょうはく」で始まる語を検索すると、7語出てくる。

 1.きょう‐はく【脅迫
 2.きょう‐はく【強拍】
 3.きょう‐はく【強迫
 4.きょうはく‐かんねん【強迫観念】
 5.きょうはく‐ざい【脅迫罪】
 6.きょうはく‐しんけいしょう【強迫神経症】
 7.きょうはくせい‐しょうがい【強迫性障害】

2.の「強拍」は別として、

脅迫脅迫
強迫強迫観念・強迫神経症・強迫性障害  …と分かれる。

まあ「脅迫観念」とか「脅迫神経症」ってのは無いだろうからそこは納得できるが。

posted by 並句郎 at 18:08| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする