2010年12月08日

賦存

あるニュース記事で「賦存」という言葉を見た。
ご丁寧に「ふぞん」と振り仮名がついている。

Yahoo!の国語辞書に載ってない。
手持ちの漢和辞典にも載ってない。

ググってみると、「賦存量」という用例が多い。
何の「量」か、といえば、どうもエネルギー資源の場合が多いようだ。

定義としては、その資源の最大量、最大埋蔵量のこと、とした記述も見られるが、どうなんだろ。

「賦」は常用漢字だが、常用の訓読みは無い。
「完全征服」によると、表外読みとして「みつぎ」・「わか(つ)」がある。
漢和辞典を見ると、「分ける」とか「与える」とか「授かる」などの意味がある。

そこから考えて、これは主観だが、「賦存」というのは、「存在」と「幸運」を足したような意味合いかな、と。
「賦存」を「存在」と置き換えても意味が通る場合が多いようだが、単なる「存在」ではなく、
うちんとこには天から分け与えられた授かり物があってラッキー♪
みたいなニュアンスがあるような。


漢和辞典に載ってないということは、近代の語なのだろうか。
国会の議事録を検索すると、昭和22年には登場する。
「(亞炭は)全國に賦存いたしまして」と。


"賦存"でググれば、約 114,000 件。

そのうち国語辞書にも載るかね?

posted by 並句郎 at 12:46| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする