2010年01月28日




「斟酌」として準1級プラスに載せているが、ここ数日で俄かにメディアで目にすることが増えた字。

「酌」は「酒をお酌する」などの使われ方もするが、「斟」の字は「斟酌」以外で使われるのだろうか?
そもそも字義は何?
「斗」が入ってるし、「斟酌」の語義から推して、「酌」と同様に「くむ」ような意味だろうか。


漢和辞典を見ると、「斗(ます)」と、音を表す「甚」から成る形声文字とのこと。
意味としてはやはり「くむ」などがあるようだ。
読み方は
 音読みの「シン」
 訓読みの「く(む)」
 のほか、漢字辞典ネット様によると、
 訓読みで「おしはか(る)」・「おもいや(る)」があるらしい。


熟語としては「斟酌」以外に、
旺文社漢和辞典には
 「斟酒」(しんしゅ)=酒をくんで飲む

漢辞海には
 「斟誨」(しんかい)=相手の意中をくみ、教える
 「斟量」(しんりょう)=物を計量する、事情をくむ


…が載っている。
両者で「斟酌」以外の熟語がかぶらないのがまたなんとも ^^

しかし「酌」にも「酌量」っていう熟語があるわけだし、「斟」と「酌」はほとんど同じなんじゃないの?

旺文社漢和辞典の「酌」の項に、「同訓異義」として、「くむ」の同訓字の解説が載っている。
 「酌」=酒をくむ
 「斟」=(「斟酌」と連用して)加減して酒をくむ、みはからって手加減する
 「汲」=水をくむ


…とのこと。
やっぱ、常用漢字の「酌」だけあれば、「斟」の字は無くてもいいような気が… ^^;

posted by 並句郎 at 12:18| 漢字 | 更新情報をチェックする