2020年07月05日

無差別級漢字 今昔写真館 045 「湯」

前駅。
konjaku045.JPG


ゆのまえ駅。
熊本県。
撮影は1984年。
当時は国鉄、現在は第三セクターくま川鉄道の、湯前線の終着駅。
所在は湯前町。

大変な雨だったようで、まずはお見舞い申し上げます。

球磨川に架かる、くま川鉄道の橋梁も流されたらしい。
人吉(人吉温泉)駅に繋がる、路線全体で見てほとんど根元の地点。
これが無くなってしまっては…
ググってみると、大正生まれで文化財に指定されるほどの古い橋。
ならばこの機会に架け換えてしまえ! なんてな勢いで復旧するだけの体力が会社にあるとは思えないし、自治体としてもどうなんだろうか。
前エントリの日田彦山線といい、被災して復旧できずに廃線、というパターンがこのところ多い気がするが…
肥薩線の方もどうなんだろ。
厳しいねぇ。



漢字ペディアによると「湯」は漢検8級配当。部首は「氵」。
読みは、
 音読み=トウ・(表外)ショウ
 訓読み=ゆ
[なりたち]は、
形声。水と、音符昜(ヤウ)→(タウ)とから成る。「ゆ」の意を表す。


「ショウ」という読みは知らないな。
上記漢字ペディアにも用例は見当たらない。


漢和辞典を見てみる。
以下全て漢語林より。

音符「昜」の意味付けとしては「のびあがる」で、さんずいと合わせて「水が自由におどりあがる、ゆの意味を表す」とのこと。

で、「ショウ」という読みでの字義は「水のさかんに流れるさま」とある。
んで、熟語「湯湯(ショウショウ)」が載っており、語義としては…
1)「水のさかんに流れるさま。
2)「水のさかんなさま。大水のさま。
…などとある。

「さかんに流れる」にも限度ってものが…
まさに「大水」になってしまった。


なお「湯前」の由来については、一例として熊本県のサイト内のこんなページによると、
町名の由来は詳らかでないが、隣村に水上村湯山地区(温泉が湧出)があり、その地区の前に位置することから湯山の前、湯前と呼ばれるようになったとの説もある。
…とのこと。

posted by 並句郎 at 19:53|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする