2020年07月26日

無差別級漢字 今昔写真館 047 「踊」

り字。
konjaku047.JPG


踊り字「ゝ」を使った「すゝきの」表記のバス停。
札幌市。
撮影は昨年。
すすきのでクラスターとか。
自分はすすきので遊ぶことは無いが通ることはよくある。
通り過ぎるだけでもなんか気持ち悪いぞ。
もうそろそろ、やめにしませんかコロナさん。


この地名の表記については「すすきの」を一番よく見る気がする。
ついで「ススキノ」「薄野」の順だろうか。
ためしにググってみると…
「すすきの」 約 17,500,000 件
「ススキノ」 約 2,000,000 件
「薄野」 約 524,000 件
「すゝきの」 約 4,770 件

ちなみに…
「すすき野」 約 292,000 件
「すすき野 札幌」 約 54,400 件
「すすき野」なら横浜なんだろうね。


当の道南バスのページ(一例:pdf)でも「すすきの」表記だし、なぜこのバス停が「すゝきの」なのかは分からない。
住居表示で定められているわけではないし、まあどうでもいいんだけれども。



あ、で、「踊」ね。
漢字ペディアによると「踊」は漢検4級配当。部首は「𧾷」。
読みは、
 音読み=ヨウ
 訓読み=おど(る)・おど(り)
[なりたち]は、
形声。足と、音符甬(ヨウ)とから成る。とびあがる意を表す。転じて、「おどる」意に用いる。



漢和辞典を見てみる。

音符「甬」の意味付けについては辞書によって違うが、例えば漢語林では「用に通じ、もちあげるの意味」で、足と合わせて「足をもちあげておどるの意味を表す」とのこと。


また「踊」には、どの辞書にも「足きりの刑に処せられた者がはく履物(漢語林)」のような字義が載っている。
さらに熟語「踊貴 ヨウキ」があり、語義は「物価があがる」のほかに「足きりの刑に処せられた者のはく履物の値が高くなる。刑罰の多いのをそしったことば。(漢語林)」とのこと。

そういう字義も熟語「踊貴」も漢字ペディアには無いので漢検では出題されないかもしれないが、意外な意味があるものだ。

ところで「足きりの刑に処せられた者のはく履物」って、どんなん??

posted by 並句郎 at 17:40|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年07月12日

無差別級漢字 今昔写真館 046 「代」

鉄道 行。
konjaku046.JPG

三江線の代行バス。
浜原駅前。
島根県。
撮影は1985年。
以前にも書いた、1985年7月12日の写真。
そのあたりの日付でググってみても大雨や災害の記事などは引っ掛からないので、三江線が不通にはなったものの、まあその程度で大した被害も無かったのかと思う。
が、このところの各地の雨はひどいね。
鉄道代行バスの運行もままならないようで。
道路被害も大きいんだろうし、なんとも…



漢字ペディアによると「代」は漢検8級配当。部首は「亻」。
読みは、
 音読み=ダイ・タイ
 訓読み=か(わる)・か(える)・よ・しろ
[なりたち]は、
形声。人と、音符弋(ヨク)→(タイ)とから成る。かわりの人、ひいて「かわる」意を表す。


音符弋(ヨク)→(タイ)」ってのが分からんな。
変化しすぎじゃない?

漢和辞典を見てみる。
…が、その音符の音や意味づけについて、あまりすっきりした解説は見当たらない。
新選漢和には「弋は、今の音は「ヨク」であるが、昔は「タイ」と通じたといわれる。」なんて書いてあるが…
“昔”っていつ?
“通じた”って何?
“いわれる”ってそんなあやふやな! ^^;
ならば、と、同じ新選漢和で「弋」の項を見てみても音は「ヨク」とあるのみで、「タイ」なんて一言も出てこない。


まあそんなことはどうでもいい。
とにかく雨が止んで、せめて取りあえずは鉄道代行バスが走れるようになりますように。

posted by 並句郎 at 15:01|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年07月05日

無差別級漢字 今昔写真館 045 「湯」

前駅。
konjaku045.JPG


ゆのまえ駅。
熊本県。
撮影は1984年。
当時は国鉄、現在は第三セクターくま川鉄道の、湯前線の終着駅。
所在は湯前町。

大変な雨だったようで、まずはお見舞い申し上げます。

球磨川に架かる、くま川鉄道の橋梁も流されたらしい。
人吉(人吉温泉)駅に繋がる、路線全体で見てほとんど根元の地点。
これが無くなってしまっては…
ググってみると、大正生まれで文化財に指定されるほどの古い橋。
ならばこの機会に架け換えてしまえ! なんてな勢いで復旧するだけの体力が会社にあるとは思えないし、自治体としてもどうなんだろうか。
前エントリの日田彦山線といい、被災して復旧できずに廃線、というパターンがこのところ多い気がするが…
肥薩線の方もどうなんだろ。
厳しいねぇ。



漢字ペディアによると「湯」は漢検8級配当。部首は「氵」。
読みは、
 音読み=トウ・(表外)ショウ
 訓読み=ゆ
[なりたち]は、
形声。水と、音符昜(ヤウ)→(タウ)とから成る。「ゆ」の意を表す。


「ショウ」という読みは知らないな。
上記漢字ペディアにも用例は見当たらない。


漢和辞典を見てみる。
以下全て漢語林より。

音符「昜」の意味付けとしては「のびあがる」で、さんずいと合わせて「水が自由におどりあがる、ゆの意味を表す」とのこと。

で、「ショウ」という読みでの字義は「水のさかんに流れるさま」とある。
んで、熟語「湯湯(ショウショウ)」が載っており、語義としては…
1)「水のさかんに流れるさま。
2)「水のさかんなさま。大水のさま。
…などとある。

「さかんに流れる」にも限度ってものが…
まさに「大水」になってしまった。


なお「湯前」の由来については、一例として熊本県のサイト内のこんなページによると、
町名の由来は詳らかでないが、隣村に水上村湯山地区(温泉が湧出)があり、その地区の前に位置することから湯山の前、湯前と呼ばれるようになったとの説もある。
…とのこと。

posted by 並句郎 at 19:53|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする