2020年04月27日

漢熟検の過去問 2019年度

漢熟検過去問
2019年度分(全3回)に差し替えられたので早速やってみた。

結果、いずれも100点満点で、
第1回 1級=76点  2級=96点
第2回 1級=“未実施” 2級=97点
第3回 1級=“未実施” 2級=96点
 (合格基準は80%程度の正解)


2018年度の1級はヤケに簡単だったが、少しは難化したか。
2級は簡単だったな。
特に第2回はひょっとして満点取れたかと思ったが、そこまで甘くはなかった ^^;


1級恒例の専門用語問題は、宝石の和名の書き問題。
ただ例えば
「ガーネット」の和名を漢字で書け、ではなく、
「ガーネット」の和名「ざくろいし」を漢字で書け、なので、さほど難しくはない。


ひとつ疑問点が。
あ、これから解こうというかたにはネタバレになるので最後に書いておこう。

ともあれ、外出自粛で悶々としている皆さんにはいい暇つぶしになりそうですよ。
漢熟検さん、いつもありがとうございます。



合格率は下表の通り。
やはり2級は簡単だったようだ。

■合格率(%)推移■
        1級  2級
2015年度 第1回 21.4 61.9
2015年度 第2回 12.5 36.8
2015年度 第3回 16.6 43.7
2016年度 第1回 42.8 35.0
2016年度 第2回 50.0 31.2
2016年度 第3回 42.8 33.3
2017年度 第1回 66.7 33.4
2017年度 第2回 50.2 51.7
2017年度 第3回 20.0 61.5
2018年度 第1回 18.7 41.6
2018年度 第2回 42.8 54.5
2018年度 第3回 ---- 50.1
2019年度 第1回 25.0 58.8 ←NEW!
2019年度 第2回 ---- 73.9 ←NEW!
2019年度 第3回 ---- 80.0 ←NEW!







▼以下、ネタバレ注意▼

疑問点。
2級の第2回の[三]の10。

球場は大歓声に〔ワキ〕かえった。

「ワキ」を送り仮名つきで書く問題。
自分は「沸き」と答えたが、標準回答では「湧き」。
んー、これは「沸き」の方が相応しいんじゃないのかな?
ひょっとしたらどちらでも正解にしてもらえるのかも知れないが…

posted by 並句郎 at 13:46| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2020年04月18日

無差別級漢字 今昔写真館 041 「廃」

止に反対しよう。
konjaku041.JPG


旧国鉄・室木駅。
福岡県。
撮影は1982年。
北海道の札沼線の一部が突然廃止に…
…なったわけではなく、最終運行となった。
手続き上・書類上の“廃止日”を動かすのは色々面倒なんだろう。
なので廃止日は従来発表通りの5月7日のまま、昨日の4月17日が最終運行という形。
しかしまあこんな形でおしまいになるとは…
コロナおそるべし。

あ、写真の室木駅・室木線は、廃止反対運動もむなしく1985年4月1日に廃止。
3月31日が最終運行だったものと思われる。



漢字ペディアによると「廃」は漢検準2級配当。部首は「广」。
読みは、
 音読み=ハイ
 訓読み=すた(れる)・すた(る)・(表外)や(める)
[なりたち]は、
旧字は、形声。广と、音符發(ハツ)→(ハイ)とから成る。こわれた家、ひいて「すたれる」意を表す。常用漢字は省略形による。


準2級配当か。
意外と高いね。

旧字「廢」の音符「發」の意味付けとして、例えば漢語林では「敝」に通じて「やぶれるの意味」で、「广」と合わせて「こわれた家の意味から、すたれるの意味を表す」…とのこと。

また漢字源では「發」は「ぱんと弓をはじくこと」で、「廢」は「家がぱんとはじけて二つに割れてくずれること」…とある。
どんな状況??
雷でも落ちたのかな ^^;


しかし「發・発」の字義を考えると、廃止どころか新規発足!出発進行!みたいなイメージだけどね。
それが「すたれる」意味になるのは、暗に盛者必衰の戒めが込められて… は多分いないだろうけれども。


それより何より。
そもそも写真の「广」は「廃」と読んでいいのだろうかね?
文意としても時期的にも「廃」でしかありえないのは分かるが、このくらい普通にちゃんと書けばいいのに。
アレは何て言うのか、「ゲバ字」かな?
こんなやつ。
アレに通じるものを感じてしまう。

posted by 並句郎 at 22:31|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年04月09日

無差別級漢字 今昔写真館 040 「桜」

白い
konjaku040.JPG


相模原市。
撮影は昨年4月。
関東の桜はもう終わってるよね。
札幌はいつ頃かな、と思って開花予想日をググると、花見客が集中するとマズいので発表しません、てなサイトがあったり。
そこまでするかー。
なんだかねー。


漢字ペディアによると「桜」は漢検6級配当。部首は「木」。
読みは、
 音読み=オウ
 訓読み=さくら
[なりたち]は、
旧字は、形声。木と、音符嬰(エイ)→(アウ)とから成る。木の名。日本では、「さくら」の意に用いる。教育用漢字は省略形による。


「旧字」ってのはもちろん「櫻」。
その音符の「嬰」について例えば漢字典では「首かざりの意」とし、木へんと合わせて「首かざりの玉のような果実のなる木、桜桃の意を表す
…とのこと。

なので元々の字義としては桜桃で、上記[なりたち]にある通り、サクラとするのは日本語用法のようだ。

その「桜桃」ってのは何か。
一般的にはサクランボだと思うが、
ユスラウメ?
シナミザクラ?
セイヨウミザクラ?
なんかググると色々出てくる。
まあ、サクラだって1種類じゃないしね。
植物学者でもない身としては、サクランボっぽいやつ、ぐらいの理解で許してください ^^;

posted by 並句郎 at 19:53|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年04月04日

「復活の日」

200404.JPG最近話題の「復活の日」。
映画のコマーシャルをテレビでよく見た記憶がある。
悲しげな女声のテーマ曲も覚えている。最初の6音ぐらい ^^;
が、映画は見てない。
が、原作本(文庫)は読んだはずだ。
で、書棚の奥の奥から発掘して読み返してみた。
あー、こういう話だったか。
ちょっと思てたんと違ったのは、確か同時期に読んだ同作者の「こちらニッポン...」と記憶がごっちゃになっていたせいか。


で、まあ、そうだね…
読んでいて、ふと我にかえり、あぁこれはフィクションかと安心し、次の瞬間、現実世界でもウイルスで大騒ぎであることを思い出して妙な気分になったり。
でもこの本に比べりゃ今のコロナなんて大したことないじゃん、とか思っちゃったり。
今だからこその、不謹慎な言い方だが楽しみ方ができる。
逆に、こんな今だからこそ、人によっては大きなストレスを受ける可能性もあるかと思うので、微・閲覧注意って感じでもある。
映画をテレビで流して欲しいってな要望も多いかと思うが、止めておいた方がいいんじゃないかな。


もちろんウイルスやらについては門外漢だが、この本に出てくるようなウイルスが、天然物か人工物かは問わず今まで世に出てきていないのは、単なる幸運なんじゃないかと思えてくる。
そしていつかはいずれは出てくるんだろうなという気もする。
だってねぇ、中国はあんな感じだし、欧米や日本でも例えば原子力についてさえも色々事故が起こってるように人間の管理能力なんてアテにならないしね。
今回のコロナの致死率がそれほど高くないのも単なる偶然でしょ。

この本のストーリーとしても偶然やら幸運・不運が絡むところは多いが、それはまあフィクションなのでね。
でもフィクションでもいいから、この物語の続編を是非読みたいと思った。
“復活の日”までの。


ストーリーとは別に。
自分が若い頃に読んだ本がこんなにヤケてカビ臭くなって…
内容的にも例えば全世界の人口が35億だとか、言い回しも古風なところがあったりとか、あと印刷されている文字の字体の古臭さとか、色んな“古さ”を楽しめた。
半世紀以上も前の作品だもんね。
自分の手持ちの文庫本は23版、昭和55年発行だが。
あ、ということは、小松左京氏は…
やっぱりもう亡くなっていた。


ひとつ難点を挙げるとすれば…
主人公の名前が、ちょっと、ね。
映画なら問題無いだろうが、文字だけの本だとね。
どうしても某タレントさんで脳内映像化されてしまって、シリアスな話のはずなのにちょっとコミカルな感じに… ^^;

posted by 並句郎 at 03:29| 雑事 | 更新情報をチェックする