2018年09月22日

無差別級漢字 今昔写真館 017 「節」

電中。
konjaku017_1.JPG



札幌市内某所。
撮影は1週間ぐらい前。
「節電中」というメッセージを電力で表示するというのは果たしてどーなのか。

konjaku017_2.JPGまあそれ以外にもこういう表示→
もしていたからセーフ、なのかな。
この画面にあるような20パーセントの節電目標は撤廃されたし、多分現在は「節電中」の表示もされていないと思う。



漢字ペディアによると「節」は漢検7級配当。
部首は「⺮」。
読みは、
 音読み=セツ・(表外)セチ
 訓読み=ふし・(表外)みさお・ノット


「みさお」なんて、そもそも知らなかったかも。
「貞節」とか「節操」の「節」か。

「ノット」は、かすかな記憶がある。
準1級の勉強で触れたことがあったはず。
船の速さの単位。
で、なぜ「節」が「ノット」なのか。
「ノット」は「knot」で、英和辞典を引くと(ひも・綱・などの)結び(目), 結節」などとある。
ではなぜその結び目やらの「knot」が速さの単位なのかと言うと、Wikipedia
納得した。
なお、「ノット」には「浬」の字もある。


字の成り立ちについて、多くの辞書では形声文字としている。
その場合、音符は卽で、その意味付けとして例えば漢語林では「食物の前にひざ関節をつける形にかたどる」とし、「竹」と合わせて「ふしの意味を表す」とのこと。
漢字源では会意文字とされていて、やはり膝がどうこうという似たような記述がある。
もともとは膝関節のことだったのかね。

posted by 並句郎 at 18:20|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2018年09月15日

鳥肌が立つ

毎日ことば」の記事、「鳥肌が立つ」のはどんな時?

三択に答えて送信すると、「恐ろしさや寒さのために皮膚がざらつく状態を指すのが本来の意味」なので、毎日新聞としても「感動した場合に使うことは基本的に避けています」とのこと。

うん。
そんなような話は聞いたことがある。
あるけれどもねぇ。
感動したら実際に鳥肌立つじゃん。
比喩じゃなくて現実だよ。
例えば「足が棒になる」みたいな慣用句とは別なんじゃないの?
感動して実際に鳥肌が立った時にそう表現したらダメなの?
そう主張する人は鳥肌が立つほどの感動を経験したことが無いのだろうか。
いつも言葉の誤用がどうこう言っている並句郎だが、これは許せよと思う。
それとも、感動で鳥肌が立つのは特異体質なのか? ^^;

が。
「身の毛がよだつ」も現象としては同じようなものかと思うが、こっちは怖い時にしか使わない、かなぁ。
なんとまあ節操の無い ^^;;;;;
地震の時には身の毛がよだった(と思う)が、これも慣用句ではなくて何と言うか生理学的事実なんじゃないかという気はする。


「よだつ」って何だろ?
コトバンクよりデジタル大辞泉
よ‐だ・つ【弥立つ】
[動タ五(四)]《「いよだつ」の音変化。多く上に「身の毛」を伴って用いる》恐怖または寒さのために、ぞっとしてからだの毛が立つ。


やっぱり辞書的な意味としても、感動した時に「身の毛がよだつ」と書くのはヘン、らしい。
「弥立つ」か。
いよいよ、ますます、(毛が)立つってことかな?
なーんか漢検で出題されそうな気がする。
出題実績があるのかどうかは知らない。

posted by 並句郎 at 16:25| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2018年09月07日

無差別級漢字 今昔写真館 016 「蠟」

燭。
konjaku016.JPG


ろうそく。
札幌の自宅。
撮影は昨夜。
蠟燭生活を体験することになろうとは想像もしていな… いや、いくらかでも予想していたから買っておいたのか。
もはや、いつ何の目的で買ったのかも忘れていた蠟燭が役に立った。


漢字ペディアによると「蠟」は漢検準1級配当。部首は「虫」。
読みは、
 音読み=ロウ
 訓読み=(無し)


訓読み無しか。
あえて訓読みするとすれば、ナントカあぶらってことになるのだろうかね。
漢和辞典を見ると、第一義としては蜜蠟のことらしい。
虫へんだしね。
なので訓は「はちあぶら」かな、と思ってそれでググってみたが収穫無し ^^;


(リョウ)」を音符とする形声文字。
その「巤」の意味付けとして例えば漢語林では
狩りの意味。蜜蜂が狩りをして集めた、みつろうの意味を表す。
…とのこと。

ところが漢字典では音符は「」であるとしている。
いや、「鼠」なんて入ってないし、そもそも「鼠」にリョウとかロウなんて音は無いよね?
これは誤植だろう。



さて。
大きな余震さえ無ければこのまま収まってくれるだろうか。
大きな被害に遭われた皆様にはお見舞いと、そして亡くなられたかたにはお悔やみを申し上げます。

いや、あれは前震で、これから本震が来る可能性も…
お互い用心しましょう。
とりあえず蠟燭はあと9本あるぞ安心だ ^^

posted by 並句郎 at 14:19|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2018年09月02日

諸橋轍次記念 漢字文化理解力検定 出題例題

というわけで、例題をやってみた。
「出題例題」ってのも妙なタイトルな気がするが。

結果、100点満点で78点。
合格・不合格が決まるものではなく、この点数だと“初段”に認定してもらえる。
漢検最上位の「1級」より上だ! やった!! ^^;


解いてみた感想。

漢字の読み書きとしては漢検準1級以下レベル、一部は1級レベルか。
準1級プラスの勉強の効果もあって、それほど難しいとは思わなかった。

漢検に比べると、読み書きだけでなく意味が問われる部分が多いかな。

厄介なのは中国の古典に関する問題。
知らなきゃまるで歯が立たない。

それと配点は少ないものの、諸橋博士についての問題。
実際の検定の前には諸橋轍次記念館の見学の時間が設けられるようなので、それに参加すればヒントをもらえたりするのだろうか。

それから1問だけだが配点6点の記述問題。
自分の解答とサイト掲載の(模範?)解答を比べてみると、まあ言わんとしているところは同じだと思うのだが、文章としては全く別物に見えたので、自己採点では0点とした。
もしここで6点中2点でももらえれば、全得点80点で“弐段”認定なのだが…

そして最後の、大漢和辞典の出版社を漢字5字で書けって問題。
きっちり正解させていただきました ^^



まあ、これはあくまで“出題例題”で、実際の検定問題がどんなものになるのか分からないが、不合格になることは無いし、検定料は3千円(高校生は2千円、中学生以下は無料!)と漢検2級よりも安いので、近所にお住まいのかたなら気楽に受検できそう。
もしも「漢哲」やら「漢聖」やらを目指すのなら中国古典の知識が必須で、諸橋轍次記念館もしっかり見学しておくべし。

検定実施は9月30日。
申込期限は過ぎてしまったが、検定日には阿辻哲次先生の講演会もあるようなので行ってみたい、のは山々だが、新潟は遠い…



一応、蛇足として。

「漢字文化理解力検定」ってタイトル。
「理解力」じゃなくて「理解度」の方がいいんじゃないのかなぁ。
「理解力」というと、これから理解していく力、のように聞こえるが、出題内容は現状での知識というか「理解度」を問うものだ。
理解力があれば理解度も高いはずだから、っていう“理解”でよろしいでしょうかね ^^

posted by 並句郎 at 17:39| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする