新しい検定ができたらしい。
諸橋轍次記念 漢字文化理解力検定。
諸橋さんは大漢和辞典の編者だってことは知ってたが、改めて見ると、"轍"次さんだったのか。
そこは気が付いてなかった ^^;
で、その新検定。
創設趣旨より。
「『大漢和辞典』の編纂者である諸橋轍次博士の業績と漢字文化を、次代に継承することを目的とし」て実施、とのこと。
主催は諸橋博士の出身地である新潟県三条市。
三条市には諸橋轍次記念館ってのがあって、検定もそこで実施、と。
え?
受検したけりゃ新潟まで来い、と?
いきなりハードル高いね。
で、後援には新潟県や、新潟のメディアなど。
それとなぜか漢検協会も。
さらになぜか中国の駐新潟総領事館。
そりゃまあ漢字の検定ではあるけれども、中国ねぇ。
どーなんだか。
検定委員会委員長は阿辻哲次先生。
他の委員にも知ってるお名前が。
試験日は9月30日。
試験時間は60分。
試験後に昼休憩(?)と記念講演をはさんで、その日のうちに結果発表。
それはすごい。
合格・不合格とかは無く、100点満点で1点でも取れれば「四級」。
90点以上だと「参段」。
で、
1位だと「漢哲」、
2位だと「漢賢」、
3位だと「漢俊」の“称号”が与えられる。
んで、それらの称号を通算5回受けると「漢聖」になれる!
なにそれ!
ってか、最低5回は実施する覚悟らしい。
そんなに続くのかな? …って、失礼か。
年に何回実施とか書いてないっぽいけど。
申し込み受付は今月末まで。
“漢聖”になりたいかた、まだ間に合いますよ!
「出題例題」も載っている。
やってみた結果・感想は後日。
2018年08月27日
諸橋轍次記念 漢字文化理解力検定
posted by 並句郎 at 22:50| 漢字の周辺
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2018年08月26日
漢検 平成29年度第3回実施状況
漢検サイトより。
例によって一覧表に追加した。
準1級の合格率は 9.2%!
なんだどうした何があった!?
もっと低い時は何度もあったが、前回比下落幅が、記録している中では一番大きい。
最近は易化傾向かと思われたが…
それを調整するにしてももうちょっと徐々に穏やかにやった方がいいんじゃないのかね。
1級は 5.0%。
前々回・前回に引き続き低めだ。

1級・準1級・2級の合格率推移グラフ →→→
(ここをクリックで拡大)
例によって一覧表に追加した。
準1級の合格率は 9.2%!
なんだどうした何があった!?
もっと低い時は何度もあったが、前回比下落幅が、記録している中では一番大きい。
最近は易化傾向かと思われたが…
それを調整するにしてももうちょっと徐々に穏やかにやった方がいいんじゃないのかね。
1級は 5.0%。
前々回・前回に引き続き低めだ。
1級・準1級・2級の合格率推移グラフ →→→
(ここをクリックで拡大)
posted by 並句郎 at 20:18| 漢検
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2018年08月20日
活字 その5
なんと言ってもまず、字義の魅力。
それと、「港」と同様に旧字体なのと、「黒田 K 札幌」のピンマークが入ってたので。
ところが「港」と違ってネッキは1本。
その1本の位置は、「港」の3本のうち一番足寄りの1本と同じ。
そして、ネッキの下(なのか上なのか分からないが、とにかく隣)に、謎の欠け部分がある。
(写真の?のところ)
2本目のネッキを入れようとして中断したのか、何かの印なのか、それとも単に欠けたのか…
この旧字体には馴染みがある。
自分は旧字体世代ではないはずだが…
おそらく観光パンフレットなどで、活字ではないデザイン文字で見かけることが結構あったのだろう。
あぁ、パンフレットじゃないがこんなところの「○○旅館」とかにも使われてたな。
好きな字体だ。
それにつけても旅したいねぇ…
posted by 並句郎 at 21:57| 漢字の周辺
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2018年08月05日
ヒマシ
歯磨きしてる最中、何となく傍らの歯磨き粉(って今でも言うのかね? 「ハミガキ」っていう表記が今では一般的なようだが)の成分表示を見ていた。
で、色々ある中に「ヒマシ油」ってのを見て、ふと。
「ヒマシ油」って他でも薬品関係か何かでたまに見かけるが、「ヒマシ」って何?
「日増し」か?
何が日増し???
国語辞書を見ると漢字では「蓖麻子」で、「トウゴマの種子」のこと。
で、
「トウゴマ」は「唐胡麻」。
じゃあ、
唐胡麻=蓖麻、なのかな?と思ったらその通り。
つまり、ヒマシ油ってのはゴマ油みたいな感じ?
ゴマとトウゴマは全く別物のようではあるが。
ちなみにgoogleで画像検索してみると…
「蓖麻」
「蓖麻子」
ついでに「ヒマシ油」…これは無意味か ^^;
漢字ペディアによると「蓖」は漢検1級配当。
読みは音読みの「ヒ」のみ。
[意味]には「薬草の「蓖麻(トウゴマ)」に用いられる字。」とあるのみ。
てことは、漢検1級業界では「ヒマシ油=蓖麻子油」ってのは知られた話なのかな?
で、色々ある中に「ヒマシ油」ってのを見て、ふと。
「ヒマシ油」って他でも薬品関係か何かでたまに見かけるが、「ヒマシ」って何?
「日増し」か?
何が日増し???
国語辞書を見ると漢字では「蓖麻子」で、「トウゴマの種子」のこと。
で、
「トウゴマ」は「唐胡麻」。
じゃあ、
唐胡麻=蓖麻、なのかな?と思ったらその通り。
つまり、ヒマシ油ってのはゴマ油みたいな感じ?
ゴマとトウゴマは全く別物のようではあるが。
ちなみにgoogleで画像検索してみると…
「蓖麻」
「蓖麻子」
ついでに「ヒマシ油」…これは無意味か ^^;
漢字ペディアによると「蓖」は漢検1級配当。
読みは音読みの「ヒ」のみ。
[意味]には「薬草の「蓖麻(トウゴマ)」に用いられる字。」とあるのみ。
てことは、漢検1級業界では「ヒマシ油=蓖麻子油」ってのは知られた話なのかな?
posted by 並句郎 at 18:41| 言葉・疑問
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