2017年09月27日

無差別級漢字 今昔写真館 001 「禮」


konjaku001.JPG



札幌の狸小路。
撮影は先月。
狸小路の「狸まつり」。
早い話が商店街のセール。
…かと思ったが、神社の祭もあったようで、そのための垂れ幕だったのかも知れない。
兼用かな。


もちろん「禮」は「礼」の旧字。
…だということを知ったのは、割と最近だった気がする。
最近と言っても5年前か10年前か…


漢字ペディアによると「禮(礼)」の読みは、
 音読み=レイ・ライ
 訓読み=のり・うやまう

今まで気がつかなかったが、読みのところの「○印に“外”」の記号は表外読みだろうかね。
だとすると「のり」「うやまう」は表外読み。
「のり」は人名で見る気がするが、「うやまう」は知らなかった。


漢和辞典を見てみる。

「禮」の「豊」がなぜ「乚」になったのか、省略しすぎなんじゃないの?ってところが疑問だったが、例えば漢字源では、
礼(=礼)はもと、古文の字体で、今日の略字に採用された。」とのこと。
その「」は「礼」の「異体字」(漢字源・漢辞海)とか「古字」(漢字典・漢語林など)となっている。
「礼」と「禮」との関係は不明だが、「礼」が“古字”、「禮」が“旧字”だとすると、「礼」の方が古いのかな?
よく分からん。


それより。

「禮」のつくりの「豊」は、どうも「ゆたか」の「豊」ではないらしい。
なるほど、考えてみれば「ゆたか」の「豊」に「レイ」の音は無さそうだ。
いろんな辞書にいろんなことが書いてあったり無かったりするが、以下は新明漢より。

「豊」の項の字義解説部分がAとBに分かれており、Aの音は「ホウ」など、Bの音は「レイ」など。
で、“A・B”とは、「この辞典の使い方」に「新字体・略字などが別の漢字と一致したものは、A B を入れて区別した。」とある。
つまり、「豊(ホウ)」と「豊(レイ)」は旧字では別の形だったが、それぞれ省略された結果、同じ「豊」の形になってしまったらしい。

「豊(ホウ)」の旧字は「」。
「豊(レイ)」の旧字は、↑の字の上半部中央の縦線が無い形。


…難しいね ^^;


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さて。
そんなわけで「無差別級漢字 今昔写真館」をオープンしました。
よろしくお付き合いのほどを。

posted by 並句郎 at 21:29|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする