27.1
噸。

枕崎駅。
鹿児島県。
撮影は1984年の大晦日。

鹿児島交通の気動車、キハ102。
鹿児島交通の鉄道線はこの年3月に廃止。
なので撮影時はもう廃止後で、この車両も前後のレールが剥がされている。

ググると、その後解体されたようだ。
さて。
写真の「トン」の字は、準1級配当の「噸」ではなく、1級配当の「瓲」になってるが、そこは取り合えずスルー希望 ^^;
「瓲」以外の重量の単位、「瓩」(キログラム)とか「瓰」(デシグラム)とかも瓦を部首としていて、「噸」だけが異端に見えるが…
まず、漢字ペディア。
「噸」
トン。重量の単位。一〇〇〇(キログラム)。また、船舶の容量の単位。英語の音訳字。「瓲」
トン。重量の単位。一〇〇〇(キログラム)。英語の音訳。ふーん。
「噸」の方だけは船舶の容量の単位にも使われるってことかな?
次に
大辞林。
んー、特に使い分けは無いようだが。
三省堂ワードワイズ・ウェブより。
「
メートル法のトンとは異なる単位としてのトンには、それを表す「噸」が作られている」
へー。
メートル法じゃない「トン」なんてのがあるんだ。
しかしなるほど、考えてみると準1級配当漢字でも「吋」(インチ)や「哩」(マイル)があるし、口へんはヤード・ポンド法の単位の漢字に使われるってことかな?
漢和辞典を見てみる。
いずれもメートル法とヤード・ポンド法両方の「トン」の字義を載せており、「瓲」との使い分けの記述は無い。
上記三省堂のページでは、この字は「
中国製か日本製か、判断が難しい」とあるが、辞書では国字としたものが多く、熟語も皆無。
中国製だったとしても近代に作られたのだろう。
なのでまあ、噸でも瓲でも、あるいは「屯」でも、どれでもお好きなものをどうぞって感じだろうか。
実生活上は「t」でいいだろうし。
漢検の書き問題に出た場合にどう書くべきかは知らない。