2016年06月25日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘288 「巌」

の天辺から。
kaiko288_1.JPG


遠軽の瞰望岩から。
北海道。
撮影は1991年。

というわけで、「岨」ではなく「巌」。
その天辺からの眺め。

遠軽のスイッチバックを観察するためにあるような巌だ ^^
kaiko288_3.JPGkaiko288_2.JPG
←網走方  旭川方→

漢字ペディアによると「巌」の読みは、
 音読み=ガン
 訓読み=いわ・いわお・がけ・けわ(しい)

以前、音読みが「ガン」か「ゲン」か「ゴン」かで迷ったことがある。
同じく漢字ペディアによると、「山」のつかない「厳」の音読みは「ゲン・ゴン」で、「ガン」が無い。
紛らわしいな。


漢和辞典を見てみる。

字の成り立ちについて、漢字源から引用。

会意兼形声。厳3.bmpガンは「厂(がけ)」+音符カン」の形声文字で、角だったがけのこと。嚴ゲン(=厳)はそれに口二つを添えて、角張ってきびしい言行を示す。巖は「山+音符ゲン」で、いかついいわ。厳3.bmpにかわって広く用いられる。岩と全く同じ。



なるほど、「岩と全く同じ」と言ってもらえれば「ガン」の音は納得。
同じ漢字源で「岩」の項を見ると「ガンの俗字。厳3.bmpガン・碞ガンとも書いた。」とある。

で、(旧字の)についてまとめると、
元は「厳3.bmp」。
それに口を2個つけた「(=)」は厳しい言行のこと。
それにさらに山がついて「」となり、意味はほぼ元に戻って厳3.bmpと同じで、かつ、「岩」とも同じ、と。
古今字とも違うし、何なんだろうこの関係。
さすがに漢字は奥が深いと言うべきか、いや、いい加減でテキトーと言うべきか…

posted by 並句郎 at 23:27|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2016年06月12日

活字

160612_1.JPG
とあるアンティークショップで活字を見つけたので買ってみた。
沢山ある中から選んだのは、
なぜか、鯟。
つくりが「」の「鰊」ではなく、「」の「鯟」。
「鰊」があればそっちを買ったのだけれども。

160612_2.JPG
自分の姓名の字でもないし、実用性は皆無。
だが、漢字好きとしては惹かれるものがある。
写真の通り結構大きな字で、紙に捺してみるとなかなか迫力がある。
金属の質感・重量感もまたよい。

もしまたあの店に行くことがあり、もしまだ活字を売っていたら、是非また何かの字を買ってきたい。
希望の字があるとは限らないし、探すのも大変なんだけどね。

今度オープンするという漢検協会の「漢字ミュージアム」でも、こんなみやげ物があれば売れるんじゃないかね。

posted by 並句郎 at 15:46| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2016年06月07日

「十八世紀末のアイヌ蜂起」

160607.JPGサッポロ堂書店
菊池勇夫 著
十八世紀末のアイヌ蜂起 - クナシリ・メナシの戦い
(2010年8月1日 初版第1刷発行)


残念ながら半分弱ぐらいしか読んでいない。
自分のようなニワカには詳し過ぎる内容で、研究者向けかなと思ったので。
が、もうちょっと勉強してからもう一度手に取りたいので、覚えとして書いておく。


帯より抜粋。


「和人」側からではあるが、当事者の証言を批判的に読み解き、この全貌を明らかにする!

飛騨屋、松前藩、幕府(三者)の史料に依拠せざるを得ないという限界の中で、情熱と執念の力で真実に迫る著者渾身の力作。


アイヌ側の史料が無いことをわざわざ帯で強調しているのが特徴的。

で、その和人側の史料を“論考”(はしがきより)する本。
和人側と言っても、帯にもある通りに立場の違う三者の史料があるので、そのあたりを「批判的に読み解」いていく。

それらの史料の引用が多いので、古文書を読み慣れていない自分にはその点でも読むのが難しい。
活字でも難しいんだから、これが筆書きの原本だったら尚更だろうなーなどと無学丸出しの感想 ^^;

しかし内容は興味あることばかりで、「夷酋列像」についても書かれている。
いずれ、歴史と、古文書の読み方を勉強してから、是非あらためて読みたい。


蛇足。
この「クナシリ・メナシの戦い」と聞くと思い出すのが、船戸与一著「蝦夷地別件」。
おそらく10年以上前に、当然今以上に無知だった頃に読んだ小説。
読後に手放してしまったが、こちらも是非もう一度読みたい。
が、小説なのでどこまでが事実でどこからが創作なのかが分からないのが難点、かな?
そこはまあ割り切って、面白けりゃいいじゃんってかたにはおすすめですよ。



さて。
当然ながら図書館には読みたい本がまだまだ無数にあるが、自宅にも未読の本が結構ある。
自宅の本の量と、自分の読書ペース、そして自分の残り時間を考えると、まず自宅の本を消化せねば、と。
なので今年の図書館はたった2冊で終了。
速読術でも勉強するべきなのだろうか?
まずは速読術の本を図書館で借りてくるべきなのか???

posted by 並句郎 at 19:45|   図書館本各記事 | 更新情報をチェックする