2016年01月25日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘280 「汀」

光る
kaiko280.JPG



北海道・長万部の海岸。
撮影は1991年。
長万部であることを示すものは何も無いが…


漢字ペディアによると「」の読みは、
 音読み=テイ
 訓読み=みぎわ・なぎさ

漢検準1級の問題では「汀渚(ていしょ)」としてよく出てきたと思う。
四字熟語の「長汀曲浦」ってのもあった。
要するに訓読みの通り「みぎわ・なぎさ」で、何のヒネリも無い…と言っては失礼か ^^;


漢和辞典を見てみる。

音符「丁」の意味付け。

・漢字典
「打」に通じて「うちあたる意」で、さんずいと合わせて「水のうちよせる「みぎわ」の意を表す」。

・漢語林
くぎを打って固定させるの意味」で、さんずいと合わせて「寄せる波のなだらかになる所、なぎさの意味を表す」。

・漢字源
T型、たいらな面に直角に当たる」。

三者の微妙な違いがなんとも。


「なぎさ・みぎわ」と言えば「渚」も同じ。
「汀」と「渚」の使い分けについての記述はちょっと見当たらなかった。
が、「渚」の場合は以前のエントリの通り「洲」の意味合いがあるようだが「汀」にはそれが無く、使い分けと言うか字義の違いとしてはその点だろうか。
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 同日訂正
  すみません、「汀」にも「洲」の字義がありました。
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で、現代日本では「汀」も「渚」も人名で使われることが多いかと思う。
以前「渚」で画像検索してみたら2次元ばっかりだった。
一方「汀」では3次元ばっかり。
この差は何だろうかね??

posted by 並句郎 at 19:50|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2016年01月17日

漢字ペディア

前回エントリで当ブログ初登場の「漢字ペディア」。

漢字ペディアとは」のページによると、
日本漢字能力検定協会が運営する漢字・日本語検索サイト」で、「『漢検 漢字辞典 第二版』の内容より抜粋」とのこと。

抜粋じゃなくて全部載せて欲しいところだが、まあ贅沢は言えないか。

漢字一字だけでなく言葉での検索もできるので、国語辞典的にも使える。

索引が、音訓・部首・総画数以外にも
 四字熟語索引
 故事・ことわざ索引
 同訓異義索引
 熟字訓・当て字索引
があって、漢検受検のための勉強などには便利かもしれない。
その辺は紙の辞書と同じなのかな?

とにかく、漢検の紙の辞書を持ってない自分にはありがたいサービス。
少しずつ進化させていきたい」とのことなので、今後に期待しつつ使わせてもらおう。
利用が少ないと漢検協会もヤル気にならないかもしれないので、皆様も是非ご利用を ^^

posted by 並句郎 at 19:43| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2016年01月09日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘279 「薩」

摩富士。
kaiko279.JPG


3回連続・4回目(多分)登場の開聞岳。
鹿児島県。
撮影は1984年。

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

初夢の夜はとうに過ぎましたが、一富士二鷹三茄子というわけで富士山の写真を…
…載せたかったのですがロクな写真が無く、そもそも単なる「富士山」じゃ準1級のネタにもならないので、薩摩富士の開聞岳で。

撮影地は、ご覧の通り日本最南端の駅だった指宿枕崎線の西大山駅。
その後、沖縄にモノレールができたので、今はJRとしての最南端駅ということになっている。
現状は? と写真をググってみると、この柱自体は残ってるようだが、塗り替えたのかなんなのか最上部に「JR」の文字が入っている。


漢字ペディアによると「薩」の読みは、音読みの「サツ」のみ。
意味は
①梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる字。「菩薩(ボサツ)」
②「薩摩(さつま)の国」の略。「薩州」

…とのことで、なんだこりゃ、字義の無い、ただの音符なのかな?


漢和辞典を見てみる。

字義については、漢語林など一部で「済」に通じて「すくう」意だと書いてあるのみで、載せていないものも多い。
形声文字とされていて、音符は「產」だが、意符であるはずの草かんむりやこざとへんの意味はどこにも書いてない。
やっぱ「薩」全体で音符的な文字なのだろうか。
だったら色々くっつけなくても「產」のままでよかったろうに…

熟語は「薩埵 サッタ」というのがどの辞書にも載っている。
「菩提薩埵」の略で、「菩薩」のことだ、と。
「菩提薩埵」を略して「薩埵」または「菩薩」、か。
「菩薩」って略語だったんだね。

まあその「菩薩」と「薩摩」関係、あとはチベットの首都「拉薩 ラサ」でしか自分的には見ない字。
となると、どうして「薩摩」には「薩」なんていうあまり使われない字が使われたのだろうかね。
ちょっとググると「薩摩」は当て字とのこと。
他にいくらでも書きようはあっただろうに。
やっぱ菩薩様にあやかったのだろうか。

posted by 並句郎 at 22:16|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする