北海道・長万部の海岸。
撮影は1991年。
長万部であることを示すものは何も無いが…
漢字ペディアによると「汀」の読みは、
音読み=テイ
訓読み=みぎわ・なぎさ
漢検準1級の問題では「汀渚(ていしょ)」としてよく出てきたと思う。
四字熟語の「長汀曲浦」ってのもあった。
要するに訓読みの通り「みぎわ・なぎさ」で、何のヒネリも無い…と言っては失礼か ^^;
漢和辞典を見てみる。
音符「丁」の意味付け。
・漢字典
「打」に通じて「うちあたる意」で、さんずいと合わせて「水のうちよせる「みぎわ」の意を表す」。
・漢語林
「くぎを打って固定させるの意味」で、さんずいと合わせて「寄せる波のなだらかになる所、なぎさの意味を表す」。
・漢字源
「T型、たいらな面に直角に当たる」。
三者の微妙な違いがなんとも。
「なぎさ・みぎわ」と言えば「渚」も同じ。
「汀」と「渚」の使い分けについての記述はちょっと見当たらなかった。
*******************************************
同日訂正
すみません、「汀」にも「洲」の字義がありました。
*******************************************
で、現代日本では「汀」も「渚」も人名で使われることが多いかと思う。
以前「渚」で画像検索してみたら2次元ばっかりだった。
一方「汀」では3次元ばっかり。
この差は何だろうかね??