2015年12月31日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘278 「曝」

天日に される大根。
kaiko278.JPG

あれ、どこかで見たような… ^^;

鹿児島県。
撮影は1984年の大晦日。
前回の「」も、今回の「曝」も準1級配当。
「大根 晒す」でググると約 279,000 件。
「大根 曝す」でググると約 10,500 件。
大根の場合は「晒す」の方がいいのかも知れない。


現代漢和に[使いわけ]が載っていた。

 晒す…布などの色を白くする。「木綿を晒す」「布を晒す」
 曝す…風雨や日光に当たるままにしておく。「書物を日に曝す」「雨曝し」


それに従うと、大根も「曝す」の方がいいのか?


「完全征服」によると「曝」の読みは、
 音読み=バク・ホク
 訓読み=さら(す)・さら(ける)・さらば(える)

「さらばえる」か。
そう言えばそんな読みも勉強したような気がするな。
国語辞書を見てみる。
大辞林より抜粋。

さらばえる
「 さらばう 」に同じ。

さらばう
「 さらぼう 」に同じ。

さらぼう
〔「曝(さ)る」と同源〕
①風雨にさらされて骨ばかりになる。さらばう。
②やせおとろえる。さらばう。

さる【曝る】
長い間,風雨や日光に当たり,色があせたり朽ちたりする。



で、その「曝る」の下に、

しゃる【曝る】
〔「さる」の転〕
日光や風雨にさらされて白く変わる。


ってのがあり、それで気がついた。
ひょっとして「しゃれこうべ」ってのは「曝れ頭」なのか?
どうもそうらしい。


大晦日に縁起でもない内容になってしまいましたごめんなさい。

皆様、よいお年をお迎えください。

posted by 並句郎 at 18:34|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2015年12月29日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘277 「晒」

天日に される大根。
kaiko277.JPG


鹿児島県の、当時は山川町、現在は指宿市。
山はもちろん開聞岳。
撮影は1984年。
冬なので寒干し大根ってやつなのかな?
しかし九州南端の地で寒干しでもないかな??


「完全征服」によると「晒」の読みは、
 音読み=サイ
 訓読み=さら(す)

漢和辞典を見てみる。
音符「西」について漢字源にはこうある。
さらさらと水を通すざるの形を描いた象形文字。
で、[参考]として、
物をざるに入れて水を通してさらすのを洒 サイといい、日光を通してさらすのを晒という。

ふーん。
つーか、「西」がそんな象形文字だったとは知らなかった。

で。
手持ちのほとんどの辞書に、「晒」は俗字で本字は「」だ、というような記述がある。
いくつかの辞書では「晒」の項には何も解説が無く「曬」に誘導されて終わり。
「晒」ってそんな半人前の字だったのか。
見損なったぞ ^^

「曬」なんて字は見たこと無かったな。
辞書を見ると、字義はまあ当然「さらす」で、音は「サイ」。
もちろん「麗」に「サイ」なんて音は無いので会意文字。
漢字源によると「麗」の意味付けとしては「美しく並ぶ意」で、「日」と合わせて「日光の下に物を並べてきれいにすること」とのこと。



しかし「麗」と「西」じゃ字形が全然違うし、「曬」の俗字として何故「晒」が使われたのだろうか。
やはり「サイ」という音が原因だろうか。
もしそうだとすると、「晒」における「西」の意味付けなんかは後付けでしかないのか?
「西」には後付けできるような字義があり、音も「サイ」だし、画数も少なくて書き易いし… ってことだろうか。
以上、まったくの勝手な想像。

posted by 並句郎 at 22:31|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする