2年前の問題用紙画像をUPしているブログを今さら見つけた。
ありがたく拝見して解いてみた。
答え合わせは当時の2chログなどを参考にした。
結果、191/200点。
成美堂とかの模擬問題ではなく、漢検の本試験で初見のものとしては自己最高得点。
(今回間違った問題)→○正答 ×誤答 …感想
●音読み
(洲渚)の枯葦が風に戦ぐ。→○しゅうしょ ×すしょ
…「洲」が「しゅう」か「す」かで迷った。
「す」は訓読みかとも思ったが、いや、訓読みは「しま」だったような…
「洲」を「しゅう」と読むケースも思いつかず、「す」と読んで不正解。
「完全征服」によると「洲」の訓読みは「す」・「しま」。
(画帖)を提げて旅に出る。→○がじょう ×がちょう
…これは以前にもどこかで同じ間違いをしたことがあったような。
白髪の(宮娃)悲しみを解かず。→○きゅうあい ×きゅうあ
…「あ」か「あい」かで迷った。
虫へんの「蛙」が「あ」だったはず、と思って「あ」と読んで不正解。
「完全征服」では「娃」の音読みは「ア」・「アイ」で、
2chでも「きゅうあ」でも正解なんじゃね? なんて意見もあったが、
手持ちの漢和辞典ではいずれも「きゅうあい」なので不正解で。
●表外読み
(故)に冷たい態度を取る。→○ことさら ×ゆえ
…文脈から「ゆえ」ではないとは思いつつ、
しかし他の読み方も分からず不正解。
「故」の字から「ことさら」のような字義は想像しづらいが…
●書き
以前この(カイワイ)に住んでいた。→○界隈 ×介隈
…これも「介」ではないと思ったが、「界」が出てこなかった。
●誤字訂正
御(解)容下さい。→○海容 ×介容
…「海容」という言葉自体を知らなかった。
が、文中、他に誤っていそうな所も見当たらず、
当てずっぽうで「介」にして当然不正解。
●文章題 読み
事業に(嫁)する →○か ×よめ
…「よめする」なんて聞いたことも無かったが、
「かする」も知らなかった。
例えば「恋/恋する」みたいなもんで、
「嫁(よめ)/嫁(よめ)する」もあるのかと思ったが不正解。
以上、マイナス9点で、191点。
間違えなかったけど危なかった問題などを次回で。
2015年01月27日
漢検準1級 平成24年度第3回 その1
posted by 並句郎 at 22:13| 漢字
|

2015年01月23日
準1級配当漢字 懷古寫眞舘245 「菅」
菅 原。

釧路湿原。
細岡展望台から。
撮影は1994年。
Wikipediaによると釧路湿原は「ヨシ-スゲ湿原」とのことで、スゲの原→菅原。
「すがわら」と読むと人名としか思えないが、国語辞書を見ると一般名詞としても「すがわら」でいいようだ。
「すげはら」でもOK。
「完全征服」によると「菅」の読みは、
音読み=カン
訓読み=すげ・すが
漢和辞典を見てみる。
音符の「官」の意味付けとしては、例えば漢語林では、「管に通じて、くだの意味。」とし、草かんむりと合わせて、「茎がくだ状になっている、すげの意味を表す。」とのこと。
で、熟語はほとんど無く、人名や書名ばっかり。
あったとしても「菅笠(すげがさ)」や「菅薦・菅菰(すがごも)」などの訓読みの語で、漢語は無い。
…と思いきや、新明漢にだけは…
菅葦(カンイ)=すげとあしと
菅屩(カンキャク)=わらぐつ
という2語が載っていた。
「屩」なんて字は漢検1級配当でもないようだが。
とにかくまあ、そんな低い“造語力”では、いかに簡単な漢字であっても現在の基準では常用漢字にはしてもらえず、普通の高校以下の学校では教えられない。
(だからと言って、この字が書けないのも恥ずかしいと思うが)
さて、学問の神様の心境や如何に!?

釧路湿原。
細岡展望台から。
撮影は1994年。
Wikipediaによると釧路湿原は「ヨシ-スゲ湿原」とのことで、スゲの原→菅原。
「すがわら」と読むと人名としか思えないが、国語辞書を見ると一般名詞としても「すがわら」でいいようだ。
「すげはら」でもOK。
「完全征服」によると「菅」の読みは、
音読み=カン
訓読み=すげ・すが
漢和辞典を見てみる。
音符の「官」の意味付けとしては、例えば漢語林では、「管に通じて、くだの意味。」とし、草かんむりと合わせて、「茎がくだ状になっている、すげの意味を表す。」とのこと。
で、熟語はほとんど無く、人名や書名ばっかり。
あったとしても「菅笠(すげがさ)」や「菅薦・菅菰(すがごも)」などの訓読みの語で、漢語は無い。
…と思いきや、新明漢にだけは…
菅葦(カンイ)=すげとあしと
菅屩(カンキャク)=わらぐつ
という2語が載っていた。
「屩」なんて字は漢検1級配当でもないようだが。
とにかくまあ、そんな低い“造語力”では、いかに簡単な漢字であっても現在の基準では常用漢字にはしてもらえず、普通の高校以下の学校では教えられない。
(だからと言って、この字が書けないのも恥ずかしいと思うが)
さて、学問の神様の心境や如何に!?
posted by 並句郎 at 23:40| 寫眞舘各記事
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2015年01月19日
漢熟検の過去問 2014年度第2回
漢熟検のサイトに、2014年度第2回の検定問題(と解答)が載っていた。
で、2級と1級の問題をやってみた。
結果、いずれも100点満点で、
2級 93点
1級 69点
(合格基準は80%程度の正解)
2級・1級とも、前回などよりダウン。
問題の難化のためなのか、それとも自分の劣化のせいか…
1級では毎回専門的(?)な問題が出るが、今回は無かった、かな?
あ、食べ物の名称の書き問題がそれかな?
とろろいも
うどん
きくらげ
はったいこ
おから
もろみ
するめ
らっきょう
あおさ
ししゃも
自分は、うどん・きくらげ・ししゃも だけ書けた。
「はったいこ」なんて、その品物自体も知らんかった。
2級では「共産党独裁体制が[瓦解]した。」なんて読み問題があったが、大丈夫ですかね漢熟検さん。
脅迫状とか来てませんか?
あ、ソ連の話ですかね。
きっとそうですよね。
あーよかった ^^
で、2級と1級の問題をやってみた。
結果、いずれも100点満点で、
2級 93点
1級 69点
(合格基準は80%程度の正解)
2級・1級とも、前回などよりダウン。
問題の難化のためなのか、それとも自分の劣化のせいか…
1級では毎回専門的(?)な問題が出るが、今回は無かった、かな?
あ、食べ物の名称の書き問題がそれかな?
とろろいも
うどん
きくらげ
はったいこ
おから
もろみ
するめ
らっきょう
あおさ
ししゃも
自分は、うどん・きくらげ・ししゃも だけ書けた。
「はったいこ」なんて、その品物自体も知らんかった。
2級では「共産党独裁体制が[瓦解]した。」なんて読み問題があったが、大丈夫ですかね漢熟検さん。
脅迫状とか来てませんか?
あ、ソ連の話ですかね。
きっとそうですよね。
あーよかった ^^
posted by 並句郎 at 21:22| 漢字の周辺
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2015年01月14日
準1級配当漢字 懷古寫眞舘244 「蹄」
羊 蹄 丸。


遅ればせながら羊年の最初なので。
青函連絡船 羊蹄丸。
…「遅れ『ばせ』」って何だ?
「馳せ」か。
撮影は、
←1988年 1984年→
「完全征服」によると「蹄」の読みは、
音読み=テイ
訓読み=ひづめ・わな
「わな」??
そうだったっけか。
漢和辞典を見てみる。
確かに「わな」だが、特にウサギを捕らえるわな、らしい。
音符「帝」の意味付けとしては、例えば漢語林では「一つにまとめるの意味。」とし、足へんと合わせて「あしゆびが一つにまとまっている、ひづめの意味を表す。」とのこと。
写真に戻って羊蹄丸。
その船名は北海道の羊蹄山から取ったものだろうが、その羊蹄山は昔は「後方羊蹄山(しりべしやま)」と呼ばれていた、までは知っていた。
が、それがなぜ縮まったのか、なぜ「しりべし」と読むのかは知らないので、この際だからググってみた。
以下、Wikipediaの羊蹄山の項から抜粋。
(後方羊蹄山は)難読であったことから地元の倶知安町が羊蹄山への変更を求め、1969年(昭和44年)の地形図から羊蹄山と書き換えられた。
旧名である後方羊蹄山は、斉明5年(659年)に阿倍比羅夫が郡領を置いたと日本書紀に記されている地名後方羊蹄(しりべし)に由来する(実際に同じ場所を指すかどうかは不明)。なお、後方で「しりへ」と読み、植物のギシギシの漢名である羊蹄を和名で「し」と読む。
へー。
「羊蹄=し」か。
単なる植物名ならそれでもいいが、しかし地名の「しりべし」の「し」にわざわざこの字を当てた理由は何だろかね。
羊蹄山のあたりにはそのギシギシが多いのかね??
で、この船は今どうなっているのか。
以前書いた時には引き取り手の募集中だったが、その後どーなった?
ググると…解体済み、か。
残念。

遅ればせながら羊年の最初なので。
青函連絡船 羊蹄丸。
…「遅れ『ばせ』」って何だ?
「馳せ」か。
撮影は、
←1988年 1984年→
「完全征服」によると「蹄」の読みは、
音読み=テイ
訓読み=ひづめ・わな
「わな」??
そうだったっけか。
漢和辞典を見てみる。
確かに「わな」だが、特にウサギを捕らえるわな、らしい。
音符「帝」の意味付けとしては、例えば漢語林では「一つにまとめるの意味。」とし、足へんと合わせて「あしゆびが一つにまとまっている、ひづめの意味を表す。」とのこと。
写真に戻って羊蹄丸。
その船名は北海道の羊蹄山から取ったものだろうが、その羊蹄山は昔は「後方羊蹄山(しりべしやま)」と呼ばれていた、までは知っていた。
が、それがなぜ縮まったのか、なぜ「しりべし」と読むのかは知らないので、この際だからググってみた。
以下、Wikipediaの羊蹄山の項から抜粋。
(後方羊蹄山は)難読であったことから地元の倶知安町が羊蹄山への変更を求め、1969年(昭和44年)の地形図から羊蹄山と書き換えられた。
旧名である後方羊蹄山は、斉明5年(659年)に阿倍比羅夫が郡領を置いたと日本書紀に記されている地名後方羊蹄(しりべし)に由来する(実際に同じ場所を指すかどうかは不明)。なお、後方で「しりへ」と読み、植物のギシギシの漢名である羊蹄を和名で「し」と読む。
へー。
「羊蹄=し」か。
単なる植物名ならそれでもいいが、しかし地名の「しりべし」の「し」にわざわざこの字を当てた理由は何だろかね。
羊蹄山のあたりにはそのギシギシが多いのかね??
で、この船は今どうなっているのか。
以前書いた時には引き取り手の募集中だったが、その後どーなった?
ググると…解体済み、か。
残念。
posted by 並句郎 at 21:44| 寫眞舘各記事
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