2014年11月07日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘242 「叶」

願いは ったか
kaiko242.jpg


当時国鉄の北条線北条町駅。
兵庫県。
撮影は1981年。
横断幕の文言は「北条線廃止反対・特別運賃導入反対」とかだったと思う。
国鉄の赤字ローカル線が問題になっていた頃で、同じようなスローガンはあちこちで見たが、こんな駅のまん前のでかい横断幕ってのは他では見なかった気がする。
その効果があったのかどうか、路線としては廃止にはならず、1985年から第三セクター北条鉄道の経営となって今も頑張っている。
が、そのせいで運賃は値上がり。
全線に乗った場合、国鉄時代は190円だったところが、北条鉄道になった途端に370円と、倍近くにもなった。
それは“特別運賃”ではないものの、願いの半分は叶わなかった、のかも知れない。


「完全征服」によると「叶」の読みは、
 音読み=キョウ
 訓読み=かな(う)

キョウ、か。
その音がどこから来たのか、くちへんに十で何故「かなう」なのか、どうもすんなり理解しがたい字だ。


漢和辞典を見てみる。

「叶」は「協」の古字、とした辞書が多い。
なるほど、それなら「キョウ」の音も納得。
なので「協」の表外読みには「かな(う)」がある。

で、「叶」の字体で見た場合は会意文字で、例えば旺文社漢和では、
口と十とで、十人(多数)の意見が合う意を表す。
とのこと。

んで、「願いが叶う」などは国訓・日本語用法であって、本来は「協」のように「合う・一致する・和合する・調和する・協調する」などの意味のようだ。
へー。
しかしそういう「協」的な意味で「かなう」っていう言い方を自分は知らないな。
んー。
「かなう」で国語辞書を見てみると、
②(基準や条件などに)適合する。 《適》 「理想に-・った人」 「時宜に-・う」
あぁ、そういうことか。
しかしその場合は「叶う」や「協う」より「適う」の方が適っているようだ ^^

posted by 並句郎 at 23:22|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする