2014年07月27日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘229 「澗」

高千穂の
kaiko229.JPG
高千穂の…
「たに」でも「たにみず」でも、どっちでも ^^;

滝は、真名井の滝。
撮影は1992年。

「完全征服」によると「」の読みは、
 音読み=カン・ケン
 訓読み=たに・たにみず

一般にはあまり馴染みの無い字かも知れないが、"鉄"としては函館線の掛駅のおかげで昔から見ている字。
今回の記事を書くにあたっても、「」の字を「かかりま→掛」の変換で出している ^^


漢和辞典を見ると、「」か「」か、つまりつくりの中身が「日」か「月」かで分かれる。

漢字源と新明漢では見出し字が「」。
で、「」は漢字源では“旧字体”、新明漢では“正字”とされている。

漢辞海・漢語林・現代漢和・新選漢和・例解新漢和・旺文社漢和では見出し字が「」。
で、「」は“異体字”などとされているか、例解新漢和・旺文社漢和では掲載が無い。

というわけで、「」の方が正統のように思える。
と言うかそもそも「間」の字の段階で、中身が「月」の「」が本来、とのこと。

ところが「完全征服」掲載の標準字体は「」。
しかし高橋などによると「」も許容されている。


要するにまあどっちでもいいのだが…
駅の画像をググってみても」ばっかり。
「"掛"」で日本語のページをググると、なんと「"掛"との一致はありません」。
古い時刻表を引っ張り出してみても、見た限りでは全て「」。
そうかぁ。
「掛」の表記をどこかで見たことある気がするんだが、気のせいだったか。

内田百閒氏なら「掛」と書いただろうかね。

posted by 並句郎 at 20:34|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2014年07月22日

トイレの水道が壊れた!

トイレの水タンクの上の、手洗い水の出が悪くなった。
タンクの蓋を外して観察してみると、水道の金具部分から水漏れしている。
そこを手でふさぐと、手洗い水はちゃんと出る。
最悪、そこをテープとか布とかでグルグル巻きにすればなんとかなりそうだが…

ネットで対処法を検索。

その金具、「ボールタップ」というらしい。
それを交換すればよさそう。

「ほとんどのメーカーのロータンクに取付可能!」という、カクダイというメーカーのマルチボールタップ 662-310 がいいだろうか。

で、ホームセンターに行ってみると残念ながら置いてなかったが、似たような商品があった。
三栄水栓製作所万能ロータンクボールタップ V530-5X-13
税込み¥3,066。
カクダイのやつをネットで買った方が少し安いと思ったが、すぐに入手できるのでこれを買って帰る。


早速、交換に取り掛かる。

…が。
詳細は省くが、これじゃダメだった。
カクダイのやつでもダメだろう。

水タンクはINAX製の「T-873」。(型番は蓋の裏に刻印あり)
これは「長穴隅付タンク」っていうタイプらしい。
手洗い水がタンクに落ちる穴が小さい円形ではなく大きな長円形(=長穴)で、その穴から手洗い水管が立ち上がっている形。
で、トイレ室のコーナーに設置(=隅付)される三角のタンク。

これに適合するボールタップは、INAXの TF-21B しか無い、かも。
しかしこれはつまり、カクダイや三栄のと同等のものに加えて、手洗い水管をタンクに固定する部品が付属してるだけ、のような気もするが…
定価税込み¥9,720だが、ネットでは送料込みで4千円程度から。

もうちょっと事前調査するべきだった。


と、いうわけで。

「ほとんどのメーカーのロータンクに取付可能!」と謳っているボールタップでも、長穴隅付タンクには使えませんよー。
皆様気をつけましょうねー。

…ってことで。


で、結局どうしたかというと…
3千円をムダにした上、さらに4千円の買い物をするのは痛い。
ボールタップの水漏れは、何のためのものか分からない小さな穴から発生している。
その穴に適当なネジを差し込んでヒモで固定するという応急処置で当面しのぐことにした。
しかし水漏れ箇所は他にもあり、まあボールタップ全体がもう寿命なのだろう。
やはり近いうちに4千円の出費、か。
それでも業者に頼むよりはずっと安い、はず。


んで、結果として、三栄水栓製作所の万能ロータンクボールタップ V530-5X-13 が未使用のまま手元に残ることに。
ご希望のかた、送料のみのご負担で差し上げますよー。
メールでご連絡ください。

posted by 並句郎 at 22:27| 雑事 | 更新情報をチェックする

2014年07月15日

大震災の余震?



先週12日のやや大きな地震。
朝日新聞デジタルによると、「(気象庁は)「東日本大震災の余震とみられる」と発表した」らしい。

言いたいことは分かる。
だがちょっと待って欲しい ^^

「地震」と「震災」とは別だ。
「震災」とは、「地震による災害」のことで、主語は「災害」。
一応、大辞泉。

なので、「地震の余震」なら分かるが、「震災の余震」じゃ日本語になってない。

この、「地震」と「震災」の区別がされないケース、以前から気になっていた。
そのあたり、もはやマスコミには期待できないのだとしても、気象庁はちゃんと区別しろよ。

ってことで気象庁のサイトも見てみると…
ちゃんと「地震の余震」と書いてあるぞ。
気象庁が正しく「地震の余震」と発表したのを、朝日の記者はわざわざ「震災の余震」と書き換えたのか?
ひょっとしたら気象庁の会見の席上では「震災の余震」という言い方をしたのかも知れないが…

まあ、朝日だけじゃないし、今回だけの話でもないが、しかし言葉で商売してる人間が「震災の余震」なんて言い方に引っ掛かりを感じないものだろうかね?
「"大震災の余震"」でググると、まあ出るわ出るわ。
そういう言い方をしましょうってな業界ルールでもあるのか?

震災関連で言えば、「放射能」「放射線」「放射性物質」の混同もよく見られる。
以前書いた「命題」もそうだし、まあ、内容だけでなく日本語そのものについても、マスコミなんて信用しないことだ。

posted by 並句郎 at 20:05| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2014年07月11日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘228 「梁」

高千穂橋
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宮崎県。
撮影は1992年。
その後廃線になったはずだが、この橋は今はどうなってるんだ?
ググると、高千穂あまてらす鉄道の「スーパーカート」ってやつで、今でも渡れるようだ。
画像をググってみる。
おもちゃみたいだが、しかしこれでこの橋を渡るとなると…
ものすごく怖いんじゃない???
YouTubeに動画があった。
こわ気持ち良さそうだ。


「完全征服」によると「梁」の読みは、
 音読み=リョウ
 訓読み=はり・うつばり・はし・やな


漢和辞典を見てみる。
もちろん、「はり」は木造建築のはり、「はし」は橋。
「やな」は川魚を獲る仕掛けのことだが、それは個人的には竹かんむりをつけた「」の字の方がしっくりくる。

で、字の成り立ちは会意説と形声説があって、会意説でも書いてある内容は辞書によって違ったりする。
形声の場合は「刅」が音符になるようだ。

ところで、この独特な形の「」ってそもそも何?
その字単体では載せてない辞書も多いが、乗せてある場合、なんと「」の項に誘導される。
「創」の異体字とのこと。
へー。


んで、まあ、「梁」は仮に会意文字だとして、「刅」が「創」だとして、それプラス「水」と「木」で一体何を表しているのか。
一例として漢字源の解説から抜粋すると…
「刅」は「両がわに刃のついた刀」で、「水」と「木」を併せて、「左右の両岸に支柱を立て、その上にかけた木のはし」だ、と。
んー、7割5分ぐらいの納得率? ^^;


「梁」と「橋」の使い分けについては、漢辞海に、(梁は)「本来は「橋」よりも小規模のものを指した」とある。
「本来は」っていう但し書きもちと引っ掛かるが、まあ現代日本では普通「はし」は「橋」だし、深く考えても仕方ないかな。

posted by 並句郎 at 22:21|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2014年07月09日

ドイツ=独逸、 イタリア=伊太利亜  ← わかる。
イギリス=英吉利、 フランス=仏蘭西  ← まぁわかる。
デンマーク=丁抹、 スウェーデン=瑞典  ← ギリわかる。
ベルギー=白耳義、 トルコ=土耳古  ← は?

つまり、なんで「」を「」と読むの? ってことなのだが…


「完全征服」や漢和辞典を見ても、「耳」に「ル」なんて音読みは無い。

なのでググってみると…

中国語では「耳」に「er」のような音があるようだ。
漢和辞典でも中国語音を載せているものにはそんな記載がある。
新選漢和では、それに「アル」とカナ書きまで添えてある。

そうなのか。

「耳」の他にも、ブラジル=伯剌西爾、アルゼンチン=亜爾然丁、などの「爾」などが同様らしい。
麻雀を思い出せば「二 (2)」も「アル」だし、「耳・爾・二」のような「ジ」の音の字は、中国語では「アル」のような音がある(場合が多い)のか?

中国語の知識ゼロなので、これ以上は追求しない・できないが、まあいくらかすっきりした。

posted by 並句郎 at 22:35| 漢字 | 更新情報をチェックする

2014年07月04日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘227 「綜」

するレール。
kaiko227.jpg



長万部駅。
撮影は2001年。

新幹線の駅を造る用地は充分ありそうだね。
室蘭方面への乗換駅となるのか、フリーゲージトレインの実用化で単なる解結駅あるいは通過駅となるのか…
ローカルの乗り換えは残るだろうけれども。


「完全征服」によると「綜」の読みは、
 音読み=ソウ
 訓読み=す(べる)・おさ・まじ(える)

漢和辞典を見てみる。
「すべる」は「統べる」。
「おさ」ってのは機織りで使う道具らしい。

音符の「宗」の意味付けは、例えば漢語林では、「おさ・族長の意味」とし、糸へんと併せて、「一族の長が一族を治めるように、糸を整え織るためのおさ(筬)の意味や、すべくるの意味を表す」とのこと。

で、そういう字義も音も「総」に通じるので、現代表記では「総」に書き換えられることがある、と。
「綜合」→「総合」とか。


とにかくそういう“まとめる”的な字なのだが、その上で「錯綜」という熟語を考えてみると…
この「綜」はどう解釈すればよいのか。
やはりここでも“まとまる”意で、それと逆に乱れ交じる意の「錯」を重ねた、漢検の熟語構成問題で言えば“「高低」型”の語なのだろうか。
それとも、ここでは「完全征服」の訓読みにあるような「まじえる」意で“「岩石」型”なのか。

国語辞典や漢和辞典で「錯綜」を見てみると、「入り交じる」などが圧倒的な中…
漢字源では「入りまじえたり、まとめたりする
新選漢和では「いりまじり集まる
…とあり、「綜」に「まとめる・集まる」といった字義を認めているようだ。

辞書の情報も錯綜している。

posted by 並句郎 at 20:52|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2014年07月01日

区点JISコードによる漢字入力

区点JISコードによる漢字入力方法の覚え書き。(MS IME使用

漢和辞典などでJIS区点コード(4ケタ)を調べ…

◎ JIS第3水準までなら、4ケタの前に「1」を付けて入力 → F5キー
 例)「菖」の4ケタ=3052
   → 前に「1」をつけて「13052」入力
   → F5
   → 菖

○ JIS第1・第2水準なら、4ケタのまま入力 → F5キー → 候補から選択も可
 例)「菖」の4ケタ=3052
   → 「3052」入力
   → F5
   → 「げ・威・菖」などの変換候補から選択


◎ JIS第4水準なら、4ケタの前に「2」を付けて入力 → F5キー
 例)「萑」の4ケタ=8634
   → 前に「2」をつけて「28634」入力
   → F5
   → 萑


◆ JISの第何水準かは、現状手持ちの辞書の中では漢字源にのみ掲載あり。

 …まあ水準不明でも4ケタ前に「1」か「2」をつけてやってみればOK。
  「1」でダメなら「2」とか。


長いことパソコン使ってきて、ブログも書いてきて、今さら… ^^;

posted by 並句郎 at 20:13| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする