2014年03月31日

引越

ひっこし。

引っ越しの多い時期だが、なんで「引越」という字なんだろね?

想像。
「引」は、今までいた所から出る、「引き払う」の「引」。
「越」は、、、何?
県境とかを「越す」の「越」?

語源由来辞典様を見ると、まあまあ近かったかな ^^

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さて、引っ越しシーズンだからというわけではありませんが、このエントリを最後に、このブログも引っ越します。
移転先は「並句郎の覚え書き 新館」です。
過去記事も順次新館にコピーしていく予定です。

こちらのフルーツブログの方は「旧館」として、当面は残しておこうと思います。
フルーツブログさん、長いことお世話になりました。

posted by 並句郎 at 22:06| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2014年03月28日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘214 「艶」

々の客車。
kaiko214.JPG


つやつやの、日中線の客車。
福島県。
撮影は1981年。
撮影場所は熱塩駅かと思ってたが、よく見ると映りこんでる駅名標が喜多方っぽいな。
ま、どっちにしても福島県。
末期には駅舎などの悲惨さなどで有名だった(かも?)日中線だが、客車の塗装だけは良好だったようだ。


「完全征服」によると「艶」の読みは、
 音読み=エン
 訓読み=なまめ(かしい)・あで(やか)・つや・うらや(む)

「うらや(む)」なんてのは、今初めて知ったぐらいの勢い ^^;
漢和辞典を見ると、「うらやむ」という字義を載せていないものも多い。
その意味での熟語もわずかで、「艶羨(えんせん)」なんてのが見える程度。


字の成り立ちとしては会意とか形声とか。
「豊+色」なら会意だが、元々は「」とか「」が“正字”とか“本字”とされていて、その場合は右側の「盍」などを音符とする形声とのこと。

しかしなんで「盍」が「色」に変わったのかね。
音も字体も全然違うのに。
「盍」の音よりも「色」の字義が勝ったってことだろうか。
誰の仕業か知らないが、なかなかイキな人物、それともただの好色家か ^^


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2014.3.31 追記

 「艶」は、現在、漢検2級配当漢字でした。
 失礼しました。
 数年前までは準1級配当だったので、どうかお許しを m(_"_)m
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posted by 並句郎 at 19:48|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2014年03月21日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘213 「蘭」

駅。
kaiko213.JPG



北海道。
撮影は1980年。
右の看板にある白鳥大橋は、この後1985年に着工、1998年に完成済。
一方の「駅前再開発」は…
そもそも駅自体が移転し、現在この地は駅前ではなくなってしまった。
移転先は海岸町ではなく中央町。
それで良かったのかな? 海岸町会さん?

ただこの建物自体は残され、有形文化財となり、
現在は観光案内所として使用されています。また、ホールは展示スペースや休憩所として一般市民に開放されています。
とのこと。
室蘭市のページより。


「完全征服」によると「蘭」の読みは、
 音読み=ラン
 訓読み=ふじばかま・あららぎ

ググる…までもなく、漢和辞典を見た段階で、ラン・フジバカマ・アララギは別物であることが分かる。
まあ、フジバカマならば「蘭」より「藤袴」と書いた方が自然だろう。
だが、アララギは、漢字で書こうとすれば「蘭」しか無いのかな?
それぞれがどういう植物なのかは、極め付きの門外漢なので知らないし興味も無いが ^^;


字義の解説として、ランよりもフジバカマを先に載せている辞書が多い。
で、アララギは国訓のようだ。

音符「闌」の意味付けを載せている辞書は少ない。
その中で、例えば漢字源では「並んでさえぎる」意とし、草かんむりと併せて「群がりたって欄 ラン(手すり)のように並ぶ草」を表すとしているが、それはフジバカマのことなのか、ランのことなのか。

熟語は思いのほか多く、香りが良いとか美しいとかの意味で使われているが、それもフジバカマなのかランなのか。
漢検準1級の四字熟語も多いが…

まあ、漢文学者でも植物学者でもない現代日本人としては、イメージしやすい「ラン」の方だと思っておいて支障は無い、かな ^^;

posted by 並句郎 at 20:08|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2014年03月17日

一日も早い復興を

3年、ってことで、「一日(で)も早い復興を」ってな言葉を最近よく見聞きする。
言いたいことは分かるし、その気持ちは大いに結構なのだが、どうも日本語として少し引っ掛かりを感じる。

「復興」ってのは一日単位で計れるものではないだろう。
何がどうなれば復興したと言えるのか。
失われたものを100%元通りにできるわけではない。
100%にならないまでも、少しずつ長い時間をかけて取り戻し続けていくもので、「今日で復興が終わった!」ってことにはなるまい。



「もはや戦後ではない」みたいなことを誰かが言えば、その日が復興の成った日、ということになるのだろうか。
いつの時点であれ、それを例えば総理大臣が言ったとしたら…
「ふざけんな! まだまだだよ!」などとマスゴミが嚙みつくのが目に見えるようだが。
“戦後”ですら、いまだに引きずっている部分があるし。

まあそんな日でも来ないよりは来た方がよい。
その日の訪れが一日も早からんことを願っております。

posted by 並句郎 at 20:01| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2014年03月14日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘212 「沫」

波飛
kaiko212.JPG


波しぶき。
宮城県気仙沼の岩井崎。
撮影は1991年。
この岩井崎には潮吹岩ってのもあるのだが、写真をうまく撮れなかったので、それについてはGoogleをご覧下さい ^^;
ちなみに津波後も潮吹岩は健在のようだ。


「完全征服」によると「沫」の読みは、
 音読み=マツ
 訓読み=あわ・しぶき・よだれ

「あわ」はまだ分かるが、この字に「よだれ」っていうイメージは無いな。

漢検四字熟語辞典に「口角飛沫」が載っており、その出典は分からないが、するとよく言われる「口角泡を飛ばす」の「泡」は本来「沫」なのかも。
その場合の「沫」が「よだれ」なのかな?

漢和辞典を見ても、手持ちの中で「よだれ」の字義を載せているのは漢語林・旺文社漢和・新選漢和のみ。
その漢語林・旺文社漢和、それと新明漢には「あせ」などとも書いてあるが、まあキリがないので見なかったことにする ^^;


字の成り立ちとしては形声とか会意形声で、音符「末」の意味付けとして例えば漢語林では「木の先端の意味」とし、さんずいと併せて「飛び散った水の先端、しぶきの意味を表す」とのこと。
まあ、分かり易い。

posted by 並句郎 at 21:57|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2014年03月11日

漢熟検の過去問 2013年度第3回

漢熟検のサイトに、2013年度第3回の検定問題(と解答)が載っていた。

で、2級と1級の問題をやってみた。
結果、いずれも100点満点で、
 2級 94点
 1級 71点
  (合格基準は80%程度の正解)

前回は、2級が91点、1級が80点だった。
で、今回。
2級は前回より上がったものの、1級は下がってめでたく不合格 ^^;

1級は設問ブロックごとの難易度の差が大きいような。
簡単なところは簡単、難しいところは難しい。


「陸奥」などの旧国名を書かせる問題が10問=10点分出た。
地理・地図好きとしては大好物で満点だったが、地理を苦手とする受検者も多いだろう。
1問2問ならまだしも10問ともなると、出題による有利不利といったものが無視できなくなってくる。
前回も二十四節気などの書き問題が出たし、漢熟検1級には毎回そういう、やや専門的な問題が出るようだ。
賛否の分かれるところかと思うが、丸っきり外野の身としてはまあどうでもよい ^^

が、今回の旧国名問題の⑨だけは…
出題の仕方がまずいと思うぞ。
(以下、ネタばれ注意)

島根県の旧国名を書かせる問題で、カナの選択肢の中に「イズモ」と「イワミ」がある。
どっちか一つを書けばいいのか、二つとも書くべきなのか。
二つある場合は二つ書け、などの注意書きは無い。

で、正解は「石見(出雲)」とのことで、片方を書けば正解となるようだが、両方書いても正解なのだろうね?
なぜこんな受検者を迷わせる問題にしたのか、全く分からない。
他と同様に選択肢を一つにしておけばいいだけの話。

例えば標準字体と許容字体のどちらでもよい、とか、ホトトギスが不如帰でも時鳥でも子規でもよい、などというのとは別で、全く異なった2種のどちらでもよい、という出題はちょっとどーなのか。
それならそれで、片方だけ書けばよい、などと補記すべきだろう。


さらに、限りなくどうでもいいが、ついでに言えば、模範解答「石見(出雲)」がなぜこの形なのか、なぜ石見が先で出雲が括弧つきで後なのかも分からない。
島根県庁は出雲にあるし、一般的にも出雲の方が有名かと思う。
思うに、出題者が当初、石見だけが島根県だと思い込んでいたのではないか。
で、後から出雲も島根県だと気付いて、こっそり括弧をつけて模範解答に追加、と。
それとも出題者が石見出身で、出雲に対抗意識があった、とか? ^^

posted by 並句郎 at 19:20| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2014年03月07日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘211 「尖」

り屋根。
kaiko211.jpg


北近畿タンゴ鉄道の丹後由良駅。
京都府。
撮影は1992年。

会社のサイトによると、「ヨットの帆をイメージしたコテージ風の斬新なデザイン」とのこと。
海が近いのでね。
川も近いけど。


「完全征服」によると「尖」の読みは、
 音読み=セン
 訓読み=とが(る)・するど(い)・さき

漢検的には「とんがる」ではなく「とがる」なので、この写真のタイトルも「とがり屋根」ってことで。


漢和辞典を見てみる。

辞書でも「とがる」ばかりで、「とんがる」とも載せているのは角川漢和のみ。

字の成り立ちとしては指事、または会意文字とされている。
例えば漢語林ではこうある。
指事。小+大。大の字の上に小の字を置き、下が大きく上にいって小さい物を示し、とがるの意味を表す。
「小」の字と「大」の字の組み合わせだからねぇ。
指事じゃなくて会意なんじゃないかと思うが…
いずれにせよ、まあ分かり易いと言うか、安直と言うか ^^;

字義はほぼ上記訓読みの通り。
中で漢辞海にのみ、近世的な語義として「旅中の休息や飲食。」なんて書いてある。
なんじゃそりゃって感じだが、その意味での熟語は見当たらないし、これはまあ見なかったことにしよう。

あと、例解新漢和にのみ、囲碁用語として「尖む」(こす(む))ってのが載っているが、囲碁は知らないし、これも見なかったことに…


それより、「尖」と言えば尖閣諸島。
地名の由来は、と言うと、Wikipediaによれば、
島の尖っている形状と「イギリス海軍水路誌」にある "The Pinnacle Islands" の意訳に由来する。
とのこと。
「pinnacle」は、プログレッシブ英和中辞典によると、高峰・頂点・小尖塔など。

まあ「尖」は分かるが、「閣」はどこから来たのか、少しググってみた限りでは分からない。
「閣」は表外読みで「たかどの」だし、尖っているだけでなく大きく堂々として見えたのかね。

posted by 並句郎 at 22:14|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2014年03月04日

くさび

成美堂'12の表外読み問題に
両国の [ ] となって活躍する。
…ってのがある。
正解は「くさび」。

「くさび」というと、普通はこういうやつを思い浮かべ、二者の間を裂く、ようなイメージ。
が、例えば金槌の頭に打ち込むくさびのように、二者の結びつきを強める場合もある。
この問題文の場合は後者の意味合いだろうか?

ところで、準1級プラスにも載せているが、「くさび」は普通は「」と書くだろう。
」と「」、違いや使い分けはあるのだろうか。

漢和辞典を見てみる。
どうやら、普通にイメージするくさびは「」。
で、「」の方は、昔の車の軸に刺して車輪の脱落を防ぐ部品のことのようだ。
この写真の軸に刺さってる、四角い頭の金具がそれ。(大船鉾保存会ブログ様)

大まかな形状としては似たようなものかと思うので、「」の中には「」も含まれるのかも知れないし、そう明記した辞書も少数ながら(旺文社漢和・角川漢和)あるが、逆に「」に一般的な「」の字義を含めた辞書は手持ちの中には無かった。
つまり、「」と書けばそれは車輪脱落防止部品の「くさび」であって、普通にイメージされる「くさび=」とは別。


なので、冒頭の問題文の「」は、明らかに両国の結びつきを強めるもの。
これがもし「」だったら…
まあ「両国の」なら結束強化かな?
仮に「両国間の」とあったら、それは両国の結束ではなく離反を図るものだったりするかも知れないかも。

ウクライナでは“”が外れて“”が打ち込まれたってことかね。

posted by 並句郎 at 22:21| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする