
札幌市。
撮影は… 5年ないし10年前 ^^;
隣にはこんなレリーフも→→→
場所は札幌市南区滝野。
厚別(アシリベツ)の滝の近く。
「完全征服」によると「柾」は国字なので音読みは無く、訓読み「まさ・まさき」のみ。
漢和辞典を見てみる。
字の成り立ちとしては、木+正の会意文字。
で、例えば漢語林には「木目の正しくまっすぐな木の意。」とある。
熟語は「柾目」ぐらいしか無い。
字義としては、「まさ」と読めば「まさめ」のことで、木目がまっすぐなもののこと。
「まさき」と読めばそのままマサキという木のこと。
で、そのマサキというのは、画像やWikipediaを見た限りでは木目がどうこうという材になる木ではなさそう。
なので、「まさ」と「まさき」、似た読みでもまるで別の意味か。
一方、例解新漢和には「中国、遼代の字書『竜龕手鑑 リュウガンシュカン』には「柩」の俗字とある。」とあり、類似の記述が一部の他の辞書にもある。
唯一漢辞海には音読み「キュウ」も載っており、これは「柩」の音だろう。
まあ、そんなこと知らずに木+正で国字を作ったら、たまたま「柩」の俗字と一致しちゃった、というところか。
それとも、柩は柾目の材で作るべしという先人の思し召しか… ^^