2012年12月31日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘160 「旭」

川駅。
kaiko160_1.JPG
旭川駅は最近高架化されて駅舎も新しくなっているので、これは旧駅舎。
旭川ターミナルホテルの客室からの撮影だが、そのホテルも無くなってしまった。


「旭」なんて小学生でも読み書きできるんじゃないかと思うが、常用外で準1級配当漢字。
やっぱ熟語が少ないってことだろうか。
確かに、自分が思いつくのは「旭日」「旭光」ぐらいではあるが…
旭日旗が嫌いな連中の圧力なんかが無いことを祈るばかり。


「完全征服」によると読みは、
 音読み=キョク
 訓読み=あさひ

漢和辞典を見ると、「日」が意符、「九」が音符の形声文字。
「九」には意味付けがされている辞書もあり、例えば漢語林では、

音符の九キュウ=キョクは、曲がって尽きるの意味。屈曲して抑えられていた光が地平線に出て一時に輝くことから、朝日の出るさま・あさひの意味を表す。

とある。
どうも無理やりな感じがしないでもないが、しかしそれだったら「九」ではなく、素直に「キョク」と読める「曲」を使って、日へんに曲、とかの方がよかったのでは、と、単純な自分などは考える。

しかし「旭」の字形は好きだ。
なんか、かっこいい。
「九」の右下が延びている部分が地平線で、その上に「日」が昇っているようにも見える。
まあそれはそれこそこじつけでしかないが。


上の写真は1990年の大晦日。kaiko160_2.jpg
そして、一夜明けた1991年元旦の撮影がこちら→


皆様、よいお年を。

posted by 並句郎 at 16:28|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2012年12月07日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘159 「昏」

時。
kaiko159.jpg



広島の、確か胡町あたり。
撮影は1987年。

「たそがれ」で国語辞書を見ると

1 夕方の薄暗い時。夕暮れ。

とあるので、それに「時」をつけた「たそがれ時」という言い方はヘンなのかと思ったが、それでも辞書に載っていた。


完全征服によると「昏」の読みは、
 音読み=コン
 訓読み=く(れ)・くら(い)・くら(む)

なのでもちろん「たそがれ」は熟字訓。
が、その訓からも「昏」は分かるが、なぜここで「黄」なのか。
漢和辞典で「黄」の項を見てもはっきりとは分からないが、「黄」は日光の色ともされる、と漢語林などには書いてあるので、それが「くらむ」頃合が「黄昏」、という解釈でいいのかどうかは知らない。


「昏」は形声文字じゃなさそうだが、じゃ何かと言うと、漢語林では指事文字、他では会意文字とされている。
共通しているのは、下半分の「日」はまさに「日」だということ。
上の「氏」については、「人」だとする説と「」だとする説があり、いずれにしても「氏」ではなさそう。

字義としては「くらい」などの他にもいくつか。
若死にする、という意味もあり、漢辞海では、
「生まれて3か月にも満たず、まだ名もつけられていない嬰児が死亡するのをいう」
とある。
そんな具体的なことを一字で表せるってあたりがまた。


「くらい」について、漢辞海では「暗」との違いが解説されている。

[類義語」【昏・暗】
ともにくらい意であるが、「昏」ははっきりしない、明瞭でないことに重きがあり、「暗」は、光がないという点に重きがある。


…とのこと。
「昏暗」という熟語も載っている。


久々の更新が、くら~いものになってしまった ^^;

posted by 並句郎 at 13:42|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする