2012年10月27日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘156 「竈」


kaiko156.JPG


ナナカマド。
札幌市の街路樹。
撮影は1996年。

今年も色付いた。
フルーツっぽくておいしそうなんだけどね。
食べるっていう話は聞いたことが無いな。

これがなぜ「ナナカマド」なのか?
大辞泉より。

材は燃えにくく、名は七度かまどに入れても燃えないということにちなむ。

ふーん。
「かまど」なんて入ってるから、逆に燃えやすそうなイメージも無きにしも非ず。


「完全征服」によると「竈」の読みは、
 音読み=ソウ
 訓読み=かまど・へっつい

「へっつい」ってのは何故か覚えていた。
インパクトあるからかな?
なかなか忘れないものだ。

その「へっつい」、かまどのことだが、そうだ、こないだ買った古語林で引いてみよう。
「へつひ」として載っていた。
意味は、
 1)かまどを守る神。
 2)かまど。


解説に、
「竈つ霊」で「かまどの霊」の意。
ともあるが、んー、大辞泉なんかと同じだなぁ… ^^;

posted by 並句郎 at 21:35|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2012年10月25日

古語林

古語林.JPG1997年初版、1998年初版第2刷の古語辞典「古語林」をBOOKOFFで100円で入手。

なぜ古語辞典か、と言えば、特別な理由は無いのだが ^^;
100円だし、状態が良かったので。
古語辞典、昔は持っていたのだが、今は家に無かったし。


パラパラと見てみる。

語によっては普通の国語辞典と変わらなかったりもする。
例えば、「(かすみ)」。
大気中の細かい水滴云々。

が、やっぱり古語辞典。
例えば、「鶴群(たづむら)」。
文字通り、鶴の群れのことだが、大辞泉や大辞林には載っていないようだ。

あと、例えば、「正月」。
その読みが「しゃうぐゎつ」で載っているあたり、語を引く時に難渋するかも。
古語辞典なら当たり前なんだろうけど。

漢検と絡めて考えれば、例えば「(しとみ)」。
準1級でお馴染みだが、漢和辞典なんかより格段に詳しく、大きな図入りで解説されている。


まあ、そんなこんなで、そこそこ楽しめればよい。
100円の元は取れるだろう ^^

posted by 並句郎 at 22:51| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2012年10月20日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘155 「葦」

原。
kaiko155.JPG


達古武沼。
北海道。
撮影は1996年。

「達古武沼」は「たっこぶとう」かと思ってたが、Wikipediaなどは「たっこぶぬま」になってるな。
「達古武湖」なんて表記も見たことあるが、まあ何でもいいか。


「完全征服」によると「葦」の読みは、
 音読み=イ
 訓読み=あし・よし


音符の「韋」の意味付け。
漢語林によると、

は、他とちがっているの意味。穂が出て他の草とはちがって飛び抜けて高い、あしの意味を表す。

そうなんですか? 植物に詳しいかた。


一方、旺文社漢和では、囲に通じて「めぐらす意」だとしている。
「めぐらす」って何だろね。
確かにこの達古武沼なんかは水辺に葦をめぐらして囲まれてる感じだが、そういう解釈でいいのかな?


ところでこの「韋」の書き方、画数だが…
「完全征服」による「葦」の標準書体では、「韋」の部分、どう見ても10画だが、漢和辞典では9画。
下の方の「ヰ」みたいなところの書き方の違い。
まあ、漢検の、少なくとも準1級的にはどうでもいいっていう結論になりそうだから深くは考えない。

posted by 並句郎 at 22:33|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2012年10月17日

1級→2級配当漢字 「錮」




1級→2級配当漢字の最後、28字目。

漢字辞典ネット様によると、読みは

【コ】 ふさ(ぐ)、とじこ(める)、かた(い)、ながわずら(い)
(【 】内は常用漢字表(PDF)掲載の音訓)

常用漢字表掲載の「例」は
 禁錮

準1級プラスでも
 禁錮
として載せている。

他の用例は知らない。

漢和辞典を引いても熟語は少ない。
「党錮」ってのは見たことあるような無いような…
大辞林。
世界史の教科書ででも見たのだろうか。


字の成り立ちとしては形声文字としている辞書が多いが、旺文社漢和では会意形声。
表外読みからも想像できるが、金属で「かたく、ふさいで、とじこめる」ってことだろうか。
で、そんなような病気が「ながわずらい」だと。

「ながわずらい」の場合は、1級配当の「」に通じるようで、漢字辞典ネット様によると「痼」にも当然ながら(?)「ながわずらい」の読みがある。
病気の話なら金へんの「錮」より素直に「痼」を使っとけよ、と思うが…

posted by 並句郎 at 20:22| 1級→2級配当漢字 | 更新情報をチェックする

2012年10月14日

新・準1級プラス問題集

準1級プラスでは、漢検1級配当漢字の一部を問題にしていた。
しかし常用漢字表が新しくなり、従来1級だったところから2級(以下?)になった字がある。
それらの問題については準1級プラスからも除くことにした。(33問)

「比喩・譬喩」については、「喩」が常用漢字になったので「比喩」だと2級以下の問題になったが、従来は正解を「比喩」、別解を「譬喩」としていたのを逆にして、1級配当の「譬」を書かせる形にして準1級プラスに残した。


というわけで、新・準1級プラスは現在856問。


新・準1級プラス問題集  (Googleドキュメント版)

旧・準1級プラス問題集

旧版から今回除いた問題


今回除いた問題は、語でいうと以下の通り。

傲岸不遜
辛辣
緻密
真摯
毀損
腫瘍
精緻
曖昧
双璧
傲慢
羞恥
危惧
貪欲
含羞
潰瘍
語彙
楷書
貪る
訃報
拉麵
付箋
戦慄
拉致
嗅覚
辣腕
完璧
憧憬
名刹
失踪
恣意
嘲笑
刹那
哺乳

posted by 並句郎 at 19:02| 漢字 | 更新情報をチェックする

2012年10月13日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘154 「茜」


kaiko154.JPG


アキアカネ。
京都府。
撮影は1992年。

加悦(かや)SL広場」という鉄道博物館みたいな施設の、何かの車両の渡り板にとまってる赤とんぼ。
10月末の撮影だし、秋の赤とんぼなのは間違いないが、本当にアキアカネなのかどうかは知らない ^^;


「完全征服」によると「茜」の読みは、
 音読み=セン
 訓読み=あかね

「セイ」ではなく「セン」という音が曲者だが、それよりも。
なんで草かんむりに「西」で「あかね」なのか。
夕焼けの西空が茜色だから、ってのは出来すぎだろーな、と思いつつ漢和辞典を見ていく。
形声文字で、音符の「西」に意味を付した記述は見当たらない。
やっぱ夕焼け関係無しか、と思いつつ最後に見た新選漢和に次の記述。

西が音を示す。西の空の夕焼け色にたとえて、茜としたのであろう。

おー。
新選漢和、イマイチなイメージだったが、たまにこういうことがあるから辞書引きは面白い。
「のであろう」なんてあやふやな書き方だが、信じていいのか?新選漢和。

しかし「茜」は国字ではなさそうだし、だとすると「夕焼け色=茜色」という見立て自体も、日本オリジナルではなく、古代中国から入ってきたということだろうか。


そもそも、アカネという植物をよく知らない。
「茜」で画像検索すると、女優さんばっかり。
「アカネ」で画像検索しても、緑の植物ばっかり。
漢和辞典によると、アカネの根から赤い染料をとるらしい。
あ、だから「赤根」なのかな。

大辞泉より。
あかね【茜】
《「赤根」の意》


なるほど。

posted by 並句郎 at 14:25|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2012年10月11日

1級→2級配当漢字 「辣」




1級→2級配当漢字の27字目。

漢字辞典ネット様によると、読みは

【ラツ】 から(い)・きび(しい)・むご(い)・すご(い)
(【 】内は常用漢字表(PDF)掲載の音訓)

常用漢字表掲載の「例」は
 辣腕,辛辣

準1級プラスでも
 辣腕,辛辣
として載せている。

他には知らないな、と思って漢和辞典を見ると、「悪辣」は知ってた。
あと、「辣油(らーゆ)」と「辣韮(らっきょう)」。
「韮」は準1級配当だし、「辣韮」なんてのはいかにも漢検で出題されそうにも見えるが、勉強した記憶は無いな。
 **********************************************************
 2012.10.13 追記
  「辣」は従来1級配当だったので、準1級で勉強するはずはない。
  勘違いしてました ^^;
 **********************************************************

「韮」の音は「キョウ」ではなく「キュウ」か。
それで出題しにくいのだろうか。
なお、「らっきょう」の表記は、1級配当漢字を使った「辣韭」「薤」もあり。


「辣」は形声文字で音符は「束」だが、これは「剌」の省略形とのこと。
その意味付けとしては、漢語林によると「束ねたものに刃物を入れるの意味。
で、「はりの象形」だという「辛」と合わせて、「針や刃物でさすように、からいの意味を表す。」とのこと。
なんともまあトゲトゲしい字ではある。

posted by 並句郎 at 17:50| 1級→2級配当漢字 | 更新情報をチェックする

2012年10月10日

漢検準1級四字熟語リストの見直し

常用漢字表が新しくなり、漢検の配当漢字も改められ、四字熟語についても検定級が変わったものと想像する。

そこで、漢検四字熟語辞典から拾った準1級の四字熟語のうち、エクセルやKCheckerであれやこれややった結果、162語が2級になったものと思われる。(無保証)
その162語を下に載せておく。

準1級→2級になった漢字を含む四字熟語は他にもあるが、依然として準1級配当の別の漢字も同時に含む場合は、四字熟語としては準1級のままだろうから 162語には入っていない。
 例 : 宛転蛾眉
  「宛」と「眉」は準1級→2級になったが、
  「蛾」が依然として準1級なので、四字熟語としては準1級のまま(多分)


従来の準1級配当は 1,028語だったので、今回の 162語を除くと、新基準での準1級配当四字熟語は 866語、かな?

四字熟語リストは、今までのものはそのまま置いておき、今回の162語を除いたものを別に新しく載せておく。
□■□ 倉 庫 □■□ からどうぞ。


なお、2級→準1級になった漢字「勺・匁・脹・銑・錘」を含み、漢検四字熟語辞典の最新版に準1級配当として載っている語もあるかも知れないが、それはリストに載っていないのでご了承を。

もし札幌市の図書館に漢検四字熟語辞典の最新版が入ったら借りてきて見直そうと思うが、館内閲覧のみで貸し出し不可になるような気もする。



▼準1級→2級の四字熟語リスト

衣錦還郷
一行三昧
一望千頃
一目瞭然
一琴一鶴
一旦緩急
一筆勾消
雲中白鶴
円頓止観
円融三諦
円木警枕
横眉怒目
岡目八目
怨親平等
怨憎会苦
怨敵退散
蓋棺事定
外巧内嫉
蓋天蓋地
瓦解土崩
鶴寿千歳
瓦鶏陶犬
苛政猛虎
瓦釜雷鳴
閑雲野鶴
含牙戴角
甘言蜜語
含沙射影
玩人喪徳
簡単明瞭
玩物喪志
奇技淫巧
亀甲獣骨
挙案斉眉
玉砕瓦全
錦衣玉食
金亀換酒
錦上添花
吟風弄月
苦髪楽爪
苦爪楽髪
群鶏一鶴
君子三畏
傾蓋知己
鶏群一鶴
鶏皮鶴髪
犬牙相制
堅塞固塁
懸頭刺股
賢明愚昧
懸腕枕腕
後生可畏
向天吐唾
荒唐無稽
黄霧四塞
孤雲野鶴
克伐怨欲
虎渓三笑
虎穴虎子
虎頭蛇尾
虎尾春氷
金輪奈落
塞翁失馬
左戚右賢
沙中偶語
沙羅双樹
斬新奇抜
三諦円融
三人成虎
歯牙余論
自家薬籠
市虎三伝
慈眉善目
衆酔独醒
熟読玩味
指鹿為馬
神采英抜
青藍氷水
赤手空拳
舌端月旦
煎水作氷
象箸玉杯
堆金積玉
大賢虎変
大人虎変
体貌閑雅
戴盆望天
断崖絶壁
池魚籠鳥
中原逐鹿
中秋玩月
長袖善舞
長枕大被
張眉怒目
頂門金椎
程孔傾蓋
天人冥合
天造草昧
陶犬瓦鶏
吐気揚眉
徒手空拳
土崩瓦解
土木形骸
頓首再拝
熱願冷諦
念仏三昧
梅妻鶴子
杯酒解怨
馬牛襟裾
伯牙絶弦
白虹貫日
拍手喝采
白眉最良
薄暮冥冥
破綻百出
白駒空谷
抜山蓋世
抜本塞源
破釜沈船
馬良白眉
氾愛兼利
万頃瑠璃
半醒半睡
汎濫停蓄
眉間一尺
美須豪眉
披星戴月
眉目秀麗
眉目清秀
氷消瓦解
風流三昧
釜底抽薪
舞文弄法
粉愁香怨
閉口頓首
平沙万里
平伏膝行
報怨以徳
貌合心離
蜂準長目
方底円蓋
蜂房水渦
法華三昧
名詮自性
冥頑不霊
盲亀浮木
冶金踊躍
右賢左戚
雄心勃勃
遊戯三昧
妖怪変化
妖言惑衆
羊質虎皮
揚眉吐気
沃野千里
抑揚頓挫
嵐影湖光
藍田生玉
六言六蔽
竜騰虎闘
冷土荒堆
籠鳥恋雲
posted by 並句郎 at 15:13| 漢字 | 更新情報をチェックする

2012年10月04日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘153 「簾」


kaiko153.JPG



青森駅前の食堂。
撮影は1991年。

この店、今はもう無い、かな?
駅も化粧直ししたようだが、特徴ある「あおもり駅」の部分はそのままのようでちょっと嬉しい。


「簾」の字は、自分の場合、書く時に中身の頭部分を「」と書いていた。
が、漢検の標準字体だけでなく、最近のフォントでもそこが違うようなので、今後はちゃんと(?)書こうかと思う。
ま、書く機会なんて漢検の問題を解く時しか無いのだが。

そもそもその部分は一体何なのか、と、漢和辞典で「」の項を見てみる。
「兼」は「禾」が二つと「手」から構成される、とのことなので、問題の部分は「禾」の頭が並んでいると思えば、まあ納得できるか。
点の向きだけでなく、縦線の始点にも注意。
参考:漢字の正しい書き順様。


「完全征服」によると「簾」の読みは、
 音読み=レン
 訓読み=す・すだれ

「簾」の一字では「みす」とは読まない、と、以前にも書いた。
札幌市民の皆様、ご注意を。


「暖簾(のれん)」ってのは熟字訓にも見えるが…
国語辞書で「のれん」を見ると、
「のんれん」「のうれん」の音変化。
とある。
「完全征服」を見ると「暖」の表外読みに「ノン」があるので、「のれん」も音読みの範疇なんだろう。

posted by 並句郎 at 22:30|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2012年10月02日

1級→2級配当漢字 「踪」




1級→2級配当漢字の26字目。

漢字辞典ネット様によると、読みは

【ソウ】 シュウ・あと・あしあと・ゆくえ (【 】内は常用漢字表(PDF)掲載の音訓)

常用漢字表掲載の「例」は
 失踪

準1級プラスでも
 失踪
として載せている。

他の用例は知らないな。


漢和辞典を見ても熟語は少ない…が、それよりも。
」は「(ショウ)」という字と同じ、らしい。

新選漢和では特に記述は無く、それぞれ別個の字として載っているが、
漢語林では「」は「」と「同字」、
旺文社漢和では「」は「」の「別体」とされている。
漢辞海と新明漢では「」を引こうとしても「」の方に誘導される。

」が常用漢字となり、漢辞海の最新版ではどういう扱いになったのだろうか。
新明漢は… なんかもう改版しない雰囲気なのでどうでもよい。

ただ、同じとは言え、「」の方が熟語が多いような。
特に新明漢には10語以上載っている。
」を含む熟語で、単純に「」を「」に置き換えていいものなのだろうか。
はっきりと「」を含む熟語としては、「失踪・踪跡」しか見当たらない。
まあ準1級ならその2語を覚えておけばいいんじゃないかとは思う。


音符の「宗」の意味付けは見当たらなかった。

posted by 並句郎 at 22:33| 1級→2級配当漢字 | 更新情報をチェックする