2012年02月29日

もどく

「名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか」の16ページに、

「(難しい論文を)平たくもどくことにする」

とあった。

切れ目が分からなくて、すぐには理解できなかった。
が、どうやら「もどく」というのが動詞らしい。
そんな言葉は知らなかった。

国語辞書を見てみる。
大辞泉。

もど・く【擬く/抵牾く/牴牾く】
 1 さからって非難する。また、従わないでそむく。
 2 他のものに似せて作る。また、他と同じように振る舞う。まねる。



ここでは2の意味かね。
「平たくもどく」=「内容を変えずに平易な表現にする」ぐらいの解釈でいいのだろうか。


「他と同じように振る舞う。まねる。」のが「もどく」か。
ナントカもどきの「もどき」ってのは、動詞「もどく」の連用形が名詞化したものなのか。
へぇ。


「擬」は常用漢字。
「完全征服」によると表外読みに「もどき」があるが、「もど(く)」は無いな。
無いけども、これは覚えておこうかな。


「牴」「牾」は漢検1級配当のようだ。
「抵牾」「牴牾」などは「テイゴ」と読む熟語として漢和辞典に載っているが、「食い違う」のような意味しか載ってないな。
ま、1級だし、この字を覚える気は無い ^^;

posted by 並句郎 at 20:56| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2012年02月27日

ルービックキューブ

ルービックキューブ、なのか、
ルービックキューブ、なのか、
カタカナの商品名としてはどうやら中黒無しの「ルービックキューブ」が正解のようだが、とにかくそれをダイソーで買ってきた。
いや、ダイソーでの商品名は「ルービックキューブ」ではなかったと思うが。

昔々に流行したが、当時は1面のみか、まれに偶然に2面揃えられただけだった気がする。
んで、今回。
ネットで解法を探して挑戦。
練習の結果、自力で6面揃えられるようになった。

自力と言っても、考えて解いている訳ではない。
練習と言っても、手順を覚えるだけ。
手順さえ覚えれば誰でもできる。
例えば、数学で、理屈は分からなくても公式さえ知っていれば答えが出るようなものかと。
なので、6面揃えられる人を見ても「すげー」とか思う必要は無い。
手順を記憶しているだけなので、むしろ「この暇人が!」と蔑んでやる、、、必要も無いが ^^;

いや、本当に考えて解いている人もいるのかも知れないけど。



解法については、まず「パズルネット 智慧(ソフィア)」様の中の
「ルービックキューブ攻略法」を参考にさせていただいた。

それを見ながら6面揃えることには成功したのだが、その手順を全部記憶する気力&知力は無く、自力で解けるようになるとは思えなかった。
が、一応、上中下の3段(3層)のうちの中段を揃える手順は覚えた。
(下段は自己流)


次に、YouTubeで「ルービックキューブ解説動画(簡易LBL法)」というのを見つけ、やってみた。

初心者向けに、覚える手順を減らしている(そのかわり余計な手数はかかる)とのことで、これなら覚えられるかも、と。
よく分からないが基本的な解法は最初のサイトと共通のようなので、上段だけをこの動画で練習。
で、最後まで覚えられた。


ルービックキューブがまるで初めてではなかったのでアレだが、実質1週間もかかっていない。
めちゃ頑張れば1日でもいけるんじゃないかと思う。
つまり、漢検準1級より遥かに簡単。
漢字の勉強でお疲れのそこのあなた、気分転換に如何ですか?




《蛇足1》
ダイソーで100円なんて、明らかにパチモンだろう。
縁日の露店なんかならまだしも、ダイソーの店舗で堂々と売っちゃって大丈夫なのか?
Wikipediaを見ると、なんか全部「既に特許期間満了」となってるし、商品名だけ変えればOKなのかな??


《蛇足2》
昔だったら、6面揃えようと思ったら攻略本を買うしかなかっただろう。
人に教わるには手順が複雑すぎる気がする。
が、本を買ってまで揃えようとは思わない。
(その本も100円で買えれば別だが)
ネットは偉大だと改めて思った。
一応、今も攻略本はあるみたいだけど。


《蛇足3》
6面揃えた後、またバラすのが結構面倒くさい。
そこで例えばPCでマウス操作だけしている時に、空いている左手だけでバラしたりする。
これが存外、左手の握力強化になりそうだ。マジで。


《蛇足4》
ちょっと復習をサボるとすぐ忘れそうだ。
今なら、1日サボっただけで忘れる自信がある ^^;

posted by 並句郎 at 19:40| 雑事 | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘121 「梯」

光る 子。
kaiko121.JPG






583系電車のB寝台。
撮影は1990年。

上野発弘前行の、あけぼの81号。
自分はこの時は下段だったので、梯子のお世話にはならなかったが。

つーか、寝台車内でフラッシュ撮影はまずいよね。
二度としませんごめんなさい。


「完全征服」によると「梯」の読みは、
 音読み=タイ・テイ
 訓読み=はしご

「タイ」って読むケースが思いつかないな。
漢和辞典に載っている熟語も全て「テイ」と読むようだし。
で、Yahoo!の国語辞書(大辞泉)で、「梯」を含む語を検索して最初に出てきたのが「会津磐梯山」。
おぉ。
そう言えばそうか。
しかし「磐梯」関係以外で「タイ・ダイ」と読む語が見つからない。
まあ「テイ」だけ覚えておけばいいだろうね。
「磐梯」=「バンダイ」は常識として。


一方、訓読みの「はしご」だが…
「はしご」は普通は「梯子」と書かれるだろう。
しかし「梯」に「はし」という読みは、「完全征服」にも漢和辞典にも載ってない。
だとすると、「梯=はし」+「子=ご」ではなく、あくまでも「梯子」の2文字で「はしご」。
つまり熟字訓ってことだろうか??
しかし、上の国語辞書のリンク内には「梯」を「はし」と読ませている(ように見える)語がいくつかある。
まあ、どうでもいいかね。


なお、音符の「弟」については、旺文社漢和でも漢語林でも「順序」という意味づけがされている。
漢語林より引用。
「音符の弟は、順序の意味。順序をふんでのぼりおりする、はしごの意味を表す。」
また「梯」は漢語林では形声文字だが、旺文社漢和では会意形声文字とされている。
そこで「弟」の項を見てみると確かに「順序」などの意味があり、その場合は「第」の字に通じる、と。
なるほど、「第」だと思えば納得できなくもないな。

posted by 並句郎 at 22:24|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

「漢字と日本人の暮らし」

大修館書店
阿辻哲次 著
漢字と日本人の暮らし
(2010年3月1日 初版第1刷)


雑誌などに書かれたエッセイなどを集めた本。
なので話題は多様だが、本のタイトルに「日本人の暮らし」とあるように、一応その辺に絡めた話が多いようにも見える。
まあ、気楽に読めて楽しい本。
だが、初めて聞く話も多く、勉強になる。


「パソコンと漢字の「ど忘れ」」という一節から。

▼(P6~9)
かつての一般的な日本人は自分で文章を書くという行為とほとんど無縁だった。(中略)
(ど忘れは)だれにだって起こる。
しかし漢字をど忘れするのは、別にコンピュータで文章を書くようになったからではない。
現代の日本人は以前にくらべて文章を書く機会が格段に増加した。それはコンピュータや携帯電話を使っての「執筆」である



PCや携帯電話を使うようになったために漢字の「ど忘れ」が増えた、なんて話を聞くことが多いが、なるほど、考えてみるとそうではないかも。
もし上の通り、かつてはあまり「書く」ということをしなかったのに、現代は「書く」機会が増えたとすると、手書きではないにせよ、それは「書く」機会の純増ということになる。
手紙でやり取りしていた頃に比べてメールのやり取りの方が多いならば、書き手の「書く」機会と同様、受け手の「読む」機会も増えているはず。
いずれにしても、漢字に接する機会は増加している。
今も昔も手書きの機会は少ないままで大して変わらないとすれば、漢字に接する機会が増えた分だけ、今の人の方が漢字に強くなっているのではないだろうか。


▼(P79)
「枇」と「杷」や、「葡」と「萄」は、それぞれ「枇杷」「葡萄」と二字連なってはじめて「びわ」や「ぶどう」という植物をあらわす(中略)。このように二字連なってはじめて意味をもつ漢字を「連綿字」という


「連綿語」について以前書いた。
連綿語を構成する各字は一字ずつでも意味を持っている場合が多いようだが、一字ずつでは意味を持たない字が「連綿字」か。
なるほど。
で、続けて、その連綿字の片割れを使った「杷美」とか「萄太」のような名前が今後出てくるか、というところに漢字研究者としては興味がある、と書かれている。
これは賛否両論ありそうだが、まあ悪くはないんじゃない?
自分が名付け親になるとしたら、そういう字は使わないけど ^^;


▼(P114)
「芸」は本来「藝」とはまったく関係のない漢字だった。(中略)
(「芸」の字の)用例と事実が過去にあったにもかかわらず、のちに「芸」を「藝」の略字として使ったのは、漢字を知らない無知のなせるわざ、といわれても反論できない、浅はかな行為であった。



へぇ。
それは知らなかった。
なるほど、だから芸術大学なんかの場合は「藝」の字にこだわったりするのかな?
関係無いかな?


▼(P119)
ある漢字が本義からほかの意味に派生し、やがて本義以外の意味で使われるのがふつうになったとき、その字の本義をあらわすためにもとの漢字に別の要素を加えた新しい漢字が作られることがあり、このような関係にある漢字群を「古今字」という(さらに細かく区別すれば、先に作られた漢字を「古字」、あとで作られた漢字を「今字」という)。


例えば、
「莫」の字は、元は「日暮れ」を意味していた
 ↓
それが、「~なし」「~するなかれ」という意味・用法が普通になってしまった
 ↓
改めて「莫」に「日」を加えて「暮」の字が作られた

…みたいな。
こういうケースについては、このブログでも以前書いたことがあったと思うが、それを「古今字」「古字」「今字」と呼ぶのは知らなかった。

posted by 並句郎 at 21:59|   図書館本各記事 | 更新情報をチェックする

2012年02月21日

漢検準1級 平成20年度第3回

漢検のサイトに載っている過去問が、いつの間にか新しくなっていた。
平成20年度の第3回分。

早速、準1級の問題(PDF)をやってみた。

結果、193/200点。
高得点だが、以前ブナぶな考房さんに載っていた時に一度やっていた問題だったので、当然と言えば当然。
ここの、2009年2月の分。



(今回間違った問題)→○正答 ×誤答 …感想

●読み

執筆に没頭し(戊夜)に至った。→○ぼや ×じゅつや

…戊辰戦争の「戊」だよなぁ。
 「戌」と混同して「じゅつ」としてしまった。


●一字訓読み

(蕃)る →○しげ(る) ×ふえ(る)

…この字は以前も間違えた。
 なぜかどうも「ふえる」か「はびこる」しか思いつかない。
 苦手な字だ。


●書き

小説の主人公に(アコガ)れる。→○憧・憬 ×(降参)

…出てこなかった。
 「あこがれ」を意味する熟語を思い出せば分かるはず、とまでは考えたのだが
 「憧憬」が思いつかなかった。


●文章題 書き

(シシ)相承の関係…→○師資 ×師子

…「師資相承」なんて言葉は知らないぞ。
 師匠と弟子で「師子」かと考えたのだが…


●文章題 読み

提灯、幟、吹抜の(叢立)てる…→○むらだ ×くさむらた

…「完全征服」によると「叢」の訓読みは「くさむら」・「むら(がる)」。
 それだけの知識だと正解するのは難しい。
 「むらたつ」でもないし。
 「むらだつ」という言葉を知っていなくては。

posted by 並句郎 at 19:55| 漢字 | 更新情報をチェックする

2012年02月17日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘120 「瑛」

駅。
kaiko120.jpg


びえい駅。
北海道。
撮影は1991年。

ご覧の通り、石造りの駅舎。
Wikipediaなどによると、美瑛軟石とのこと。


「完全征服」によると、「瑛」の読みは音読みの「エイ」のみ。
それじゃ意味が分からんので漢和辞典を引いてみると、「たま」または「たまの光」とのこと。
しかし漢検認定の訓読みは無いし、熟語もほとんど無い。
準1級までの四字熟語の中にも見かけない。
この字、漢検での出題実績はあるのだろうか。

で、どの辞典でも形声文字となっているが、音符の「英」について、
漢辞海では例によって意味を持たせていないが、
旺文社漢和では「英(うつくしい意)」
漢語林では「英は、景に通じ、ひかりの意味」とある。

なるほど、それぞれの字を引いてみると、「英」には「うつくしい」、「景」には「ひかり」の意味があるようだ。
「完全征服」を見る限りではそういう読み方は無いが、「景」の表外読みに「エイ」がある。


まあそんなわけで、なんにしても良い意味の字のようだが、じゃ「美瑛=ビエイ」の由来は? と美瑛町のサイトを見ると、
「アイヌ語の「ピイェ」より転訛したもので「油ぎった川、濁った川」という意味」
とのこと。

どうもあまり「美瑛」の字に似つかわしくないような…
油じゃなくて、温泉の成分で濁ってたとかいう話らしいけど。

posted by 並句郎 at 22:07|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2012年02月16日

「名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか」

青土社
小谷野 敦 著
名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係がないのか
(2011年4月10日 第1刷発行)


目次。

第1章 「武家官位」について
第2章 「氏」と「姓」
第3章 諱(いみな)と訓(よ)みと
第4章 外国人の名前
第5章 一苗字、一名の近代日本
第6章 匿名とは何か


…などについて、「まえがき」によれば「エッセイ風に」書かれている。

なるほど、何か、問わず語りに好きなことを流れにまかせてあちこち脱線しながらとめどなく…
って感じ。

だからまあ堅苦しさは無いのだが、さすが東大院卒の先生の書くことだけに、自分の知識ではついていけない部分も多々ある。
が、楽しめる部分も多かった。


で、タイトルの、なぜ羽柴筑前守(秀吉)は筑前と関係がないのか。
「筑前守」は
「信長が私的に与えたものであって、朝廷からは認められていない」(P16)
とのことだが、だとして何故「筑前」なのか、そしてそれを信長が一方的に与えたのか、それとも秀吉の希望によるのか、は書いてない。
いずれにしても、要するに、無関係でも名乗れちゃう時代だったから、ってことでいいのかな。
全てが無関係というわけでもなく、例えば相模国鎌倉の北条氏が「相模守」を名乗ったケースなどもある、とのこと。

一応。
何故「筑前」なのか、についてググってみると、Yahoo!知恵袋に質問と回答があった。
そこの回答の真偽は知らないが、参考までに。


ほか、超適当に拾うと、例えば…

廃藩置県というのはあったが「廃国置県」ではなかったので、
「実は、旧国名は廃止されていないのである」(P20)

「細川ガラシャ」は
「「明智玉」が正しいのである」(P74)

「中宮(藤原)定子」や「彰子」について教科書では「ていし」「しょうし」とルビが振ってあるのは、
「「さだこ」「あきこ」などのはずなのだが、そうである証拠がないから、音読みにしてある」(P92)

Wikipediaの「香山リカ」の項目で、実名を載せていいかどうかの論争で、
「文科省の認可を得た大学の教授である以上、実名を隠す権利があるのかどうかのほうが疑わしい」(P178)

などなど、とにかく色んなことが書いてある。


一部欧米も含めて、歴史好きの人なら多分楽しい本なのだろうと思う。
残念ながら自分は歴史は嫌いじゃないが詳しくもないんで…

posted by 並句郎 at 23:30|   図書館本各記事 | 更新情報をチェックする

2012年02月13日

このブログに出てくる辞書・問題集について

昨日(2012年2月12日)、「新版 漢語林」の記事を書いたが、その出版は古く、おそらく現行の「新 漢語林」とは色々違ってることと思われる。
にもかかわらず、今後このブログ中で漢語林がどうのこうのと書くのはまずい気もする。
が、いちいち何年出版の云々と書くのもめんどいので、ここで、その他の辞書等も含めてブログ中に出てくる書籍の出版年等をまとめておく。


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ブログ中の呼び方 (出版社「正式名称」)
 版・出版年等
 -参考エントリ-
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■漢和辞典

旺文社漢和辞典 (旺文社「漢和辞典」(新版))
 1964年初版、1980年新版、1981年重版
  (今後のエントリでは「旺文社漢和」と書くことにします)

漢辞海 (三省堂「全訳 漢辞海」)
 2000年初版、2002年第9刷
 -参考エントリ-

漢語林 (大修館書店「(新版)漢語林」)
 1987年初版、1994年新版
 -参考エントリ-

新明漢 (三省堂「新明解漢和辞典」) *** 2012.3.6 追加 ***
 1974年初版、1990年第4版、1993年第4版第9刷
 -参考エントリ-

新選漢和 (小学館「新選漢和辞典」) *** 2012.3.7 追加 ***
 1963年初版、1995年第6版、2000年第6版〈2色刷〉第2刷
 -参考エントリ-

現代漢和 (大修館書店「現代漢和辞典」) *** 2013.7.2 追加 ***
 1996年初版、1997年初版第2刷
 -参考エントリ-

例解新漢和 (三省堂「例解新漢和辞典」) *** 2013.8.6 追加 ***
 1998年初版、2002年第2版、2003年第2版第7刷
 -参考エントリ-

漢字源 (学習研究社「漢字源」) *** 2013.10.8 追加 ***
 1988年初版、2002年改訂新版
 -参考エントリ-

角川漢和 (角川書店「角川最新漢和辞典」) *** 2014.2.18 追加 ***
 1989年初版、1995年改訂新版
 -参考エントリ-

漢字典 (旺文社「漢字典」) *** 2015.3.30 追加 ***
 1999年初版、2006年第二版、2010年重版
 -参考エントリ-


■国語辞典

岩波国語辞典 (岩波書店「(岩波)国語辞典(第三版)」)
 1963年第1版、1979年第3版、1984年第3版第8刷


■古語辞典

古語林 (大修館書店「古語林」) *** 2012.10.25 追加 ***
 1997年初版、1998年初版第2刷
 -参考エントリ-


■四字熟語辞典

ダイソー四熟辞典 (ダイソーミニ辞典シリーズ「四字熟語辞典」) *** 2011.5.10 追加 ***
 2000年初版、2009年新版第11刷
 -参考エントリ-


■漢検問題集

東大生 (梧桐書院「東大生直伝!漢字検定準1級まるごと対策問題集」)
 2010年版
 -参考エントリ1-  -参考エントリ2-

早稲田 (早稲田教育出版「出題頻度順完全トレーニング」
 2006年度版
 -参考エントリ1-  -参考エントリ2-

完全征服 (漢検協会「完全征服「漢検」準1級」)
 2006年第3版第1刷
 -参考エントリ1-  -参考エントリ2-

成美堂 (成美堂「本試験型漢字検定[準1級]試験問題集」)
 '10年版
 -参考エントリ1-  -参考エントリ2-
  (2013.1.30以後のエントリでは「成美堂'10」と書くことにします)

成美堂'12 (成美堂「本試験型漢字検定[準1級]試験問題集」)
 '12年版 *** 2013.1.30 追加 ***
 -参考エントリ1-  -参考エントリ2-

高橋 (高橋書店「漢検準1級頻出度順問題集」)
 2008年7月30日発行
 -参考エントリ-

これだけ覚える (成美堂「これだけ覚える 漢字検定合格問題集 準1級」)
*** 2013.7.16 追加 ***
 2006年1月10日発行
 -参考エントリ1-  -参考エントリ2-

古高橋 (高橋書店「漢字検定 1級・準1級」) *** 2013.10.25 追加 ***
 1996年5月30日発行
 -参考エントリ-

新星1級 (新星出版社「1級 漢字検定試験 問題と解説」) *** 2011.5.2 追加 ***
 2001年度版 1999年12月15日発行
 -参考エントリ-


ついでに、その他の略語についても。

漢検 (日本漢字能力検定)
 (実施:財団法人 日本漢字能力検定協会

ビジ法ビジネス実務法務検定試験
 (主催:東京商工会議所

マン管マンション管理士試験
 (実施:財団法人 マンション管理センター

posted by 並句郎 at 20:54| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

漢語林

120212.JPG昭和62年初版、平成6年新版の「新版 漢語林」をBOOKOFFで入手。
古いが、これが100円とあっては買わないわけにはいかない ^^
少々の傷はあるが書き込みなどは無く、実用上はまったく問題無い。

発行元の大修館書店といえば、あの「大漢和辞典」。
そしてこの漢語林の「序」によると、著者の鎌田正氏・米山寅太郎氏は
「私共両人も早くからその(大漢和辞典の)編集に協力」
とのこと。
なのでこの漢語林、「大漢和」の流れを汲む、と言っては言いすぎかも知れないが、ま、それだけでも何かありがたいような気がしてしまう。

収録されている親字数は9,406で、JIS第1・第2水準の漢字は全て含まれるとのことなので、漢検1級・準1級の勉強にも一応使えるだろう。


以前、旺文社漢和辞典と漢辞海とで比較した点について、この漢語林でも見てみる。

まず、「灸」の音符「久」について。

[解字]の中で、「灸」は形声文字としながらも、
「音符の久は、もぐさで身体の一点を焼いて治療や刑罰として用いる、きゅうの意味。」
として、音符にも意味を持たせている。

なるほど、「久」の項でその[解字]を見ると、
「象形。病気で横たわる人に背後から、灸をする形にかたどり、灸の意味を表す。灸の原字。」
とある。

しかし、旺文社漢和辞典と漢辞海の「久」の項には、灸をしているところの象形だとか、灸の原字だとかいう記述は無く、早速、見解の違いが見られる。
この辺が面白いところ。

なお、「この辞典の利用法」を見るかぎり、[解字]の根拠・出典については示されていない。
この点、漢辞海では「説文解字」あるいは「釈名」と明記されている。


次に「炙」の後熟語(「炙」が下にくる熟語)について。
残念ながら一つも載ってない。
この点について「この辞典の利用法」によると、そういう語を「逆引き熟語」と呼び、その「採録は、主に常用漢字の範囲とした」とある。
「炙」は常用外なので、掲載無し。


まあ、古い辞書についてあれこれ論評しても仕方ないか。
漢語林は、現行では「新 漢語林」となっているようで、この「新版 漢語林」とはまた大きく違ってるだろう。
現行版「新 漢語林」購入をご検討中のかたは、くれぐれも以上を参考にされませんように。

posted by 並句郎 at 20:02| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2012年02月10日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘119 「桂」

第八 丸。
kaiko119.JPG


小樽港。
1987年。
前回前々回の小樽運河と同じ時。

大漁旗が見えるが、想像するに別に大漁だったわけではなく、正月3日だったからか、と。


「桂」ってのは書くのも簡単だし、「完全征服」によれば読みは
 音読み=ケイ
 訓読み=かつら
だけ、と単純。

だが、四字熟語ではよく出てくる。
漢検の四字熟語辞典で準1級配当として掲載があるのは6つ。
 桂冠詩人
 桂宮柏寝
 桂殿蘭宮
 桂林一枝
 天香桂花
 蘭桂騰芳

漢和辞典を見ると、2字の見慣れない熟語もいくつかあるし、準1級で高得点を目指す方は簡単な字だからと侮るなかれ。


その漢和辞典によると、桂の字がカツラの木を意味するのは日本語用法のようで、原義では別の木、肉桂とか木犀とかの香木らしい。
それで「天香桂花」「蘭桂騰芳」とかのアロマ的な四字熟語に使われるんだね。
その場合は、日本で言うところの「カツラの木」のことではないよ、と。

posted by 並句郎 at 22:10|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする