2011年09月30日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘100 「桁」

大鳴門橋の橋
kaiko100.JPG


…と、渦潮の出来そこない ^^;
徳島県側から兵庫県(淡路島)を見る。
撮影は1985年。

この橋には鉄道(新幹線)も通せる造りになってるそうだが、鉄道が開通する日は…
少なくとも自分の生きてる間には来そうにないな。


「桁」の読みは、「完全征服」によると
 音読み=コウ
 訓読み=けた
だけ。

漢和辞典を見ても熟語は少ない。


旺文社漢和辞典で字義を見ていくと、日本語用法として、「そろばんの玉を通すたて棒」とあった。
あの棒の名前が「桁」らしい。
数字の位の意味の「桁」はそこから来てるのか?
それとも逆か?
どっちが先なんだろう?
「桁」の字に「木」が入ってるから、そろばんの棒としての「桁」が先かな、と超適当に想像。

posted by 並句郎 at 22:02|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2011年09月28日

「本当は嘘つきな統計数字」

幻冬舎新書 191
門倉貴史 著
本当は嘘つきな統計数字
(2010年11月30日 第1刷発行)


「はじめに」より。
▼(P24)
本書では世の中に出回っている様々な統計データ、アンケート調査、世論調査を紹介しながら、それらのデータがどこまで信用できるか、調査結果をどのように解釈すればいいのか、さらには、どのような場合に統計データをミスリーディングしやすいかなどを詳細に検討していきたい。


で、目次。

 第1章 「数」「選び方」次第で白も黒になる - サンプルのカラクリ
 第2章 数えられないものを無理矢理数える - カウントのカラクリ
 第3章 「気の持ちよう」で決まる数字の意味 - 確率のカラクリ
 第4章 「科学的」という言葉がヤバい - 科学のカラクリ
 第5章 「調整」という名の情報操作 - 政府発表のカラクリ
 第6章 はじめに結論ありきで試算 - 経済効果のカラクリ


第2章の「数えられないものを無理矢理数える」ってとこが面白かった。
観光地の客数とかエゾシカの生息数とか、今までの自分の想像以上にテキトーだったようだ。
そりゃ数えるのは難しいだろうし、“無理矢理”にならざるを得ないだろうけど。


目次で「カラクリ」となっている部分について、本文では多く「バイアス(偏向)」という言葉で説明される。
「バイアス」と言えばねぇ…
まぁ呆れるほどに「バイアス」だらけのマスコミ。
それに「バイアス」とは違うかも知れないが、隠蔽しまくりの東電とか、デタラメな行政とか。
こういう本を読まなくたって「統計数字」が嘘だらけであろうことは、今や誰しもが気づいていること…だと思いたい。
気づいてないかたはこの本を読んで下さい。


▼(P132)
学術論文や調査レポートの結論が資金援助をしてくれている特定の企業の意向に沿ったものになりやすい(ことを)(中略)「スポンサー・バイアス」と呼ぶこともある


論文やレポートに限らないよね。
マスコミにだってそれぞれスポンサーがついてるわけだし。
政治家もね。
そのスポンサーも、純粋な民間企業ばかりでなく、時には外国政府だったりするんじゃないのかねぇ。
…なんて考え方には何かのバイアスがかかってる? ^^
杞憂だったら嬉しいけどね。

その点、この「heyqlowの覚え書き」は、スポンサー・バイアスとは完全に無縁。
そのかわり、「好き嫌い」というバイアスが思いっ切りかかってます。
ご了承下さい ^^

posted by 並句郎 at 22:54|   図書館本各記事 | 更新情報をチェックする

2011年09月26日

しかつめらしい

「難破船バタヴィア号の惨劇」に、「鹿爪らしい」という語が出てきた(P304)。

最初、意味が分からず読めなかった。
が、素直に読めば、これは「しかつめらしい」なのか?
え゛、「しかつめらしい」ってこんな字で書くの?

国語辞書を引いてみる。
大辞泉より。

しかつめらしい【鹿爪らしい】
《「しかつべらしい」の音変化。「鹿爪」は当て字》



へぇ。
国語辞書公認なのか。
しかし漢字では初めて見た気がする。

しかし、じゃ、その元となったらしい「しかつべらしい」って何?
同じく大辞泉より。

《「しかりつべくあらし」の音変化か》


じゃあその「しかりつべくあらし」って何?
もはや国語辞書には載っていなかったが、Yahoo!知恵袋にこんな回答が。

「然り」+「つ」+「べく」+「あらし(あるらし)」
『然るべき』に強い判断を示す助動詞の「つ」が挟まって、推定の助動詞「らし」まで付いている、とってもまだるっこしい言葉です。
「いかにもそうである(!)、のような・・・」ということでしょうか。



ふーん。
まあ信用していいのか分からんけど、しかしそうだとすると、「しかつめらしい」とは意味がずれてくるような気もするが…

もう一度「しかつめらしい」で国語辞書(大辞林)を見ると、意味として

[1] まじめくさっていて、堅苦しい感じがする。もったいぶっている。
[2] いかにも道理にかなっている様子だ。もっともらしい。



…とあるから、この[2]の方が本来の意味なんだろうかね。
自分は[1]の意味しか知らなかったが。

posted by 並句郎 at 23:01| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2011年09月22日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘099 「謎」

の駅名。
kaiko099.JPG


当時国鉄の、通称和田岬線の和田岬駅。
兵庫県。
撮影は1985年。

右下の駅名が謎。
「ひよぅご」って ^^;

この書き方って、ひょっとして関西流なの?
そんなわけは無い、と思うけど…
もちろん「ひょうご(兵庫)」が正しい、はず ^^;

この程度なら白ペンキと黒マジックでちょいちょいっと直しなさいよと思うが、まあ駅名標など必要無いような駅であり路線であるので放置されてるのか。


さて、「謎」。
ごんべんに迷で「謎」とは良くできている。
国字かとも思ったが、そうではないようだ。
しかし漢和辞典を見ても熟語がほとんど載ってない。

国語辞書で「謎」を含む語を検索しても、音読みする語は「謎語」だけ。


だが、漢検準1級的には四字熟語「撲朔謎離(ぼくさくめいり)」がある。
どんな意味だか忘れていたが ^^;、男女の区別がつかないこと、らしい。
これは漢検での出題実績はあるのだろうかね?

「謎」は新常用漢字になったが、「朔」が依然として常用外なので、「撲朔謎離」は準1級のままだろう。
しかし漢検の新常用漢字表対応で、もし準1級配当の四字熟語が減るとなると、今まで出題実績の少ない語が出るようになるかも?
するとこの「撲朔謎離」なんかも出るかも?
いや、勝手な想像なので。あしからず。

posted by 並句郎 at 23:15|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2011年09月20日

「難破船バタヴィア号の惨劇」

アスペクト
マイク・ダッシュ 著、鈴木主税 訳
難破船バタヴィア号の惨劇
(2003年12月25日 第1版第1刷発行)


1629年のオランダ船の難破事故・事件を書いたノンフィクション。

難破後、生存者は一致団結して生還… ならばまだよかったのだが、これがまたとんでもない方向に…
この話って有名なのかな?
自分は知らなかった。
ネタバレになるので書かないが、あらすじを知りたいかたはWikipediaなどで。


感想は… なんかもうよく分からない。
すごいね。これがノンフィクションだとは。
難破自体は当時はありふれた事故だったろうが、これはその後の「事件」が、ね。

もちろん今の日本人とは時代も国も文化も違うし、自分は難破なんていう目に遭ったことも無いし、どうこう言えた立場ではないかも知れないが…

もし自分がその場にいたら、どっち側になってただろうか。
殺さなければ殺される、という極限状況。
それは例えば戦争も同じことだが、戦争ならまだ大義名分がある。
しかしこの場合は…
殺す相手は自分を殺そうとする相手じゃないし…


唯一の救い(?)は、この事件は極めて特異なものであって、決して普通のことではないということ。
理由として、主役が、著者によれば「サイコパス」(反社会性人格障害者)だった、と。
そりゃこんな事件がちょくちょく起こってちゃ、たまったもんじゃない。

ちょくちょくは起こらなかったが、しかしこれはノンフィクション。
やっぱ人間、時と場合によっては何するか分からない、のかもね。


猟奇的趣味のあるかたにはおすすめの一冊。

posted by 並句郎 at 23:07|   図書館本各記事 | 更新情報をチェックする

2011年09月19日

部首の名称

懷古寫眞舘「臼」を書いていて。

「臼」の異体字(?)が「旧」。

で、

「旧」の旧字体は「」。
「旧・舊」は「ふる(い)」。
その「舊」に入っているから、「」は「ふるとり」。

…というのを思い出した。

これは割と最近まで(漢検の勉強をするまで、か?)知らなかった。
それまで、「とり」は「鳥」だとして、「ふる」は何か、なんて考えたことはなかった。


最近になって名称の由来を知った部首が他にもある。

・「」 がんだれ。
  漠然と「原」の垂れだから「がん垂れ」かと思ってたが、
  「原」は「がん」とは読まないし…
  「厂」が「雁」の略字だから「雁垂れ」が正解。


・「广」 まだれ。
  最も一般的・正統的な垂れだから「真垂れ」かと、勝手に思っていた。
  「麻」の垂れだから「麻垂れ」が正解。


・「」 しんにょう。
  「しん」が何かなんて考えたことも無かった。
  「しんにょう」は漢字では「之繞」と書く。
  「之(し)」の字に似てるから「しにょう→しんにょう」。

  …と、Wikipediaにも書いてある。

  …のだが、その同じページの別のところに、

   日本では「しんにょう」または「しんにゅう」と呼び
   「之繞」の字を当てるが、この「之」の字は仮名である。
   1446年の壒囊鈔(あいのうしょう)に
   「(略)之の字に非ずチャク(辵)の字を四画に書く故に四繞」とある。
   江守賢治は「進の繞」であるとする。


  という記述が…
  四画だから四繞?
  「進」の繞だから進繞?
  さて真実は???


しかし、こういうことってのは小学校で教えて欲しかったなぁ。
「舊」とか「雁」なんて字は常用外ではあるが、そういう由来なんだよって先生が一言言ってくれれば…
いや、自分が聞いてなかっただけかも知れないが ^^;
まあ知らずに数十年生きてきて何ら不自由は無かったけどもね。


ところで。
「舊」の音は「キュウ」で、音符は「臼」だが、部首も「臼」になっている。
「音符が部首になっている字」に追加する。

posted by 並句郎 at 21:45| 漢字 | 更新情報をチェックする

2011年09月16日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘098 「臼」

西 杵郡。
kaiko098.JPG

西うすき郡。
当時国鉄の高千穂線高千穂駅。
宮崎県。
撮影は1983年。

杵」と書かれているが、もちろん「杵」が正しい。


「臼 旧」でググってみると、参考になるページがいくつか。

かつては「旧」は「臼」の異体字だった、か。

で、
tonan's blog 様の、「臼」が「旧」になるまで

なるほど、「旧」の字の左の縦棒は、「臼」の字の左端の縦線だったんだね。


それはともかく、確かに「臼」より「旧」の方が書きやすいだろうが、しかしこういう駅名標ぐらいはちゃんと書きなさいよと思うが…
普段から「旧杵」と書いてる地元の職人さんの仕事なのかな。

posted by 並句郎 at 00:28|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2011年09月14日

「漢字廃止で韓国に何が起きたか」

PHP研究所
呉善花 著
漢字廃止で韓国に何が起きたか
(2008年10月3日 第1版第1刷発行)


目次。

Ⅰ 漢字廃止・ハングル専用政策の災禍
 1 漢字を廃止した韓国人が失ったもの
    国民の70パーセントが漢字復活に反対している
    ある日突然漢字が廃止された
    膨大な同音異語から起きる混乱
    漢字語を排して独自に概念語をつくろうとした計画の挫折
    言文一致の強化がもたらしたもの
    言葉の概念の広がりと深さを失った韓国人
 2 韓国漢字復活の難関
 3 韓国語に漢字訓読みの導入を

Ⅱ 韓国の言い回し
Ⅲ 韓国のことわざ


ⅡとⅢは、ページ数はあるものの、おまけみたいな感じ。

肝心なのはⅠだが、そこは『「反日」を捨てる韓国』という本からの再録らしい。


で、タイトルの、漢字廃止で韓国に何が起きたか、については、そこだけ全項目を載せたが目次のⅠの1の通り。
つまり、

▼(P25)
韓国語の語彙は、日本語以上に漢字語の影響が強く、一般の文書で使われている語彙の約70パーセントが漢字語で、公文書となると90パーセント以上が漢字語だといわれる。


「漢字語」ってのは、日本語の場合で大雑把に言えば音読みする部分ってことだと思うが、その漢字語が多いところで漢字表記が廃止されてハングルだけになり、

▼(P31)
電気、電機、戦記、戦機、前期、全期、転機、伝記、転記などがすべて同じ発音となる。


これらが発音だけでなく表記まで同じになれば(ハングルは表音文字なので)、そりゃ混乱するだろう。
マジかと思ってexciteで日→韓翻訳してみたらマジだった。(↓クリックで拡大)
110914.gif
なので、特に同音異義語ではよく使われる語だけが残り、他は廃れていった、と。

それじゃ困るからってんで、漢字廃止論者たちは、

▼(P34)
漢字語そのものを廃止し、新たに造語していくことが必要だと考え(中略)
一例をあげると、内容-中の肌、団体生活-集まり暮らし、胃-ご飯の缶



などの新語を作ってみたりしたものの、世間には受け入れられなかった。


そんなわけで…

日常よく使われる漢字語だけが同音異義はそのままに音だけが残り、
しかしその音の由来、つまり漢字による原義は忘れられ、
他の、使用頻度の低い(が不可欠な)多くの語は失われ、
その代わりとなる語も普及せず、
という悲惨な状態。


するとどうなるかと言うと、

▼(P38)
(呉之湖氏によれば)彼ら(学生)は漢字を知らず、抽象度の高い漢字語の概念語を知らないから、外国語の専門書などはほとんど理解できていない(中略)
自分の国の言葉で書かれた新聞すらまともに読めない者など、人類の歴史上どこにも探すことができない。



てなことになり、その結果、

▼(P42)
いまの韓国語では深遠な哲学や思想の議論はまず成り立たない。(中略)
ハングルだけで世界的な水準を持った哲学論文を書くこともほとんど不可能である。



と。


ということは、例えばこの本をハングルにして朝鮮人に読ませて啓蒙しようとしても、おそらくまともに理解されることは無いんだろう。

ハングルの表音文字としての性能は知らないが、仮に完全無欠だったとしても、それにこだわった結果が、新聞もまともに読めない国民の量産とは…

よほど優秀な人物か、または著者のように国外に出るなどして外国語を充分に習得した者だけしかその惨状に気付くことができないという惨状。
一言で言えば「やれやれ」ってとこかね。


ただ、このⅠの初出は2000年とのことなので、その後10年余で状況は変わってるかも知れない。
ひょっとすると悪い方に変わってるかも知れないけど。


ともあれ、日本では漢字が廃止されなくて本当に良かった。

posted by 並句郎 at 21:35|   図書館本各記事 | 更新情報をチェックする

2011年09月12日

薬石無効

薬石無効


ダイソー四字熟語辞典によると、意味は

薬や治療の効き目がないこと。手当てのかいなく、死んでしまうこと。


で、解説にこうある。

「石」は、石の鍼(はり)のこと。


「石」は「鍼」なのか。
今まで漠然と、削って粉薬にする石かと思ってた。

まあ鍼と言っても石製じゃあ、現代の鍼・針とはまるで別物だと思うが。

Wikipediaの「鍼」の項の「鍼の歴史」を見ると

鍼の元は石器時代の古代中国において発明されたといわれている。砭石(へんせき)もしくは石鍼(いしばり、石針とも書く)とよばれるこの鍼の元は主に膿などを破って出すのに使われた。

とある。
「膿などを破って出す」ってのは妙な言い方だが、それはスルーして。
「薬石無効」の「石」が、果たしてここに出てくる石鍼を指しているのかどうか。
ググると「薬石無効」という語の出典は唐の時代のものなので、さすがに石器時代の石鍼とは違うと思うが、じゃあ唐の石鍼はどんな物なのか…


ま、取りあえず、この「石」は石鍼であって、薬用の石なんかじゃないことだけ覚えておこう ^^;

posted by 並句郎 at 23:29| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2011年09月11日

漢検ジャーナル 2011年 秋号

今号はVol.4だが、前号までの巻頭記事は毎回、池坊前理事長と誰かとの対談だった。
それが今回は小谷実可子さんの単独インタビュー。
これはやっぱ、池坊氏が出たがりだったのかね? ^^

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[特集]は「漢字の歴史を巡る旅」。
「歴史」と言ってもここでは7世紀ごろまででおしまいだが、悪くない内容。

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今年2月の検定問題の抄録。
準1級をやってみた。
間違えたのがこの読み問題。

駄菓子の類を(粥)いでいる。

「かし(いで)」と答えてしまったが、正解は「ひさ(いで)」。
「ひさ(ぐ)」なんて読みはすっかり忘れていた。
「かし(ぐ)」なら「炊」か。

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「漢検受検者の声:漢字で深まる家族の絆」という記事。
「家族受検表彰」の受賞家族の体験談。
体験談自体は結構なのだが、制度案内の中の「申請資格」が気になった。

「申請者数が2名以上6名以下であること。」

大家族を否定するかのような「6名以下」の理由が分からん。
一人ずつに賞金を出すわけでもなし、何人だろうと表彰状1枚だけの話。
表彰状に名前を印字できるスペースが6人分しか無い、とかいう理由かと想像 ^^

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「頭の体操!:漢字パズル」は「漢字ダイヤモンド」。
こういうの苦手なんだけど、全部解けた。
が、出てくる熟語で知らないのがあった。

「溶暗」 … フェードアウト、か。

「脊索」 … これは解説読んでも分からん。

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さて。
漢検ジャーナルはいつの間にか漢検サイトからPDFで見られるようになっていた。
バックナンバーも。
過去問は載ってないようだが。
送付申込してないかたでも、興味があればどうぞ。

posted by 並句郎 at 19:19| 漢検 | 更新情報をチェックする