2010年12月31日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘060 「麓」

阿蘇の の牛。
kaiko060.JPG

気持ち良さそうだ。


「麓」の部首は、「完全征服」では「木」だが、手持ちの漢和辞典では「鹿」。
「鹿」だとすると、これは音符が部首になっている字だな。
こっちに追加しておこう。

というわけで、「鹿」が音符で「林」が意符。
てことは、この写真のように林ではなく草原なんかの場合は、本来は「麓」ではないのかも…?
現代語では許されると思うが。

posted by 並句郎 at 09:55|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年12月30日

鼻をかむ

“噛む”場合も無くはないだろうが、もちろん「チーン」する方の「か(む)」。
漢字でどう書くのか。


大辞泉によると↓
101230_1.gif
(a)

大辞林によると↓もあるようだ。
101230_2.gif
(b)

そう言えば、「」で「はなじる」って読むんだっけ。
漢検1級の字だけど、何となく覚えてた。
漢字辞典ネット様で確認。
「はな」とも読むのか。
」に鼻の意味があるのかと思ったが、手持ちの漢和辞典には載ってなかった。


んで、(a)・(b)どちらも、手持ちの漢和辞典にも漢字辞典ネット様にも載っていない。
1級でもないのかも。
行為自体は日常的なものだし、(a)なら手へんに鼻(足の部分がちょっと違うけど)と、イメージしやすく難しい字とも言えないだろうに。


(a)の「」は表示されるだろうか?
この字で日本語のページをググってみると、約 2,510 件。

トップに来たのがWikipediaの「こう鼻」
鼻」で「こうび」と読み、鼻をかむ行為を指すようだ。
」は音読みでは「コウ」らしい。

しかし「鼻」の音読みは「ビ」だし、「コウ」の音はどこから来たのか。
中国語で鼻をかむことを「コウ」というのだろうか?

エキサイト翻訳で「鼻をかむ」を中国語にしてみると、「咬鼻子」と出た。
「コウ」は「咬」から来てるのか?
だったら日本語でも、鼻を「かむ」のは「咬む」か「噛む」でいーじゃん。

そもそも「(鼻を)かむ」という日本語も「咬む・噛む」から来てるのかも…

posted by 並句郎 at 18:28| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年12月29日

きょうはく

ビジ法からマン管へと民法を勉強したが、その中で出てくる「きょうはく」は全て「強迫」。
「きょうはく」といえば当然「脅迫」もある。
その使い分けは?


強迫

・大辞泉

1 あることをするよう無理に要求すること。むりじい。「寄付を―する」

2 民法上、他人に違法な害悪を示して恐怖心を生じさせ、その人の自由な意思決定を妨げること。強迫による意思表示は取り消すことができる。



・旺文社漢和辞典 … (なし)

・漢辞海 … (語のみ掲載、解説無し)


脅迫

・大辞泉

1 相手にあることをさせようと、おどしつけること。「人質を取って―する」「―状」「―電話」

2 刑法上、他人に恐怖心を生じさせる目的で害を加えることを通告すること。民法上の強迫に対応。



・旺文社漢和辞典 … つめ寄っておどかす。おどしつける。

・漢辞海 … おびやかして、強くせまる。



「脅し」が入るか否かの違いかとも思うが、「民法上、恐怖心を生じさせ」るのが強迫らしいし、明確な違いは無いような。

民法では「強迫」、刑法では「脅迫」らしい。
はっきりと加害を通告して「脅す」まで行かないと刑事罰にはならないってことか。

漢和辞典では「脅迫」の方が扱いが大きいということは、伝統的(?)には「脅迫」なのだろうか?


大辞泉で「きょうはく」で始まる語を検索すると、7語出てくる。

 1.きょう‐はく【脅迫
 2.きょう‐はく【強拍】
 3.きょう‐はく【強迫
 4.きょうはく‐かんねん【強迫観念】
 5.きょうはく‐ざい【脅迫罪】
 6.きょうはく‐しんけいしょう【強迫神経症】
 7.きょうはくせい‐しょうがい【強迫性障害】

2.の「強拍」は別として、

脅迫脅迫
強迫強迫観念・強迫神経症・強迫性障害  …と分かれる。

まあ「脅迫観念」とか「脅迫神経症」ってのは無いだろうからそこは納得できるが。

posted by 並句郎 at 18:08| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2010年12月28日

漢検準1級 過去問題集 平成12年度版

101228.JPG平成22年度版、ではない。
平成12年度版。
2000年3月15日初版。

BOOKOFFで100円で入手。
所々鉛筆で“レ”のチェックがしてあるだけで、状態良好。

この頃の内容は手持ちの2006年発行の「完全征服」に含まれているとは思うが、含まれていない問題も当然あるはずだし、過去問そのままの本試験形式だから毎回の点数を出せるのが良い。

しかも。
平成8年度~11年度の4年分、各年3回で計12回の問題を収録。
で、定価1,300円(外税)。

最近のだと1級と一緒の上、1年分の3回しか載ってないんだよね?
で、定価は同じ。

すごいインフレだ。

しかもこれが100円で手に入るとは。
サンタさん有難う ^^

おいおい少しずつこなしていく。

posted by 並句郎 at 14:45| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年12月27日

準1級プラス 10問追加

“準1級プラス”に10問を追加、2問を削除した。

こちら または こちら(Googleドキュメント)

追加分は一番下に。


「荻生徂徠」って、何した人だっけ? ^^;

「眷属」は過去のエントリから。

「梲(うだつ)」は、漢検1級配当でもないのかな?
漢字辞典ネット様には載ってないようだが。
万一表示されない場合→ 木へんに兌 の字です。



削除分は

(ヒユ)的な表現 → 譬喩
(シュン)の野菜 → 旬

の2つ。

「譬喩」は、「比喩」に統合。
「旬」は、4級配当なのだが何故か載せてしまっていたので削除。


ほか、微修正。
「ウンチク」の解答、メインを「蘊蓄」、別解を「薀蓄」に。
「キョウジ」の別解に「矜恃」を追加。
「アンショウ」の別解に「諳誦」を追加。



しばらくぶりで準1級プラスの総復習をした。
やっぱ結構忘れてた。
でもやっぱ漢字は楽しいわ。
しばらく法律とか規定とかばっか勉強してたからねー。
漢字より法律の方が楽しいって人もいるだろうけど。

漢字は書く作業が楽しいのかも。
だから読み問題より書き問題の方が好きだ。
法律も、条文を読むだけでなく書いてみたら、ひょっとして楽しいのか???

posted by 並句郎 at 14:54| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年12月24日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘059 「藍」

色の空から雪。
kaiko059.jpg




洞爺湖畔、浮見堂前バス停。

朝じゃなくて夕暮れ時。


ちょっとクリスマスっぽい? ^^

クリスチャンの皆様、メリークリスマス。
自分は違うけど。

posted by 並句郎 at 12:28|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年12月23日

コンクリート・セメント・モルタル

マンション管理士の勉強の中で出てきたことだが、それまで明確に区別したことは無かった。
漠然と、セメントを固めたものがコンクリート? みたいに思ってた。
モルタルは、なんか、西洋漆喰? みたいな。

せっかく勉強したので整理しておく。

 ・セメント  = 接合剤

 ・モルタル  = セメント+砂+水

 ・コンクリート= セメント+砂+砂利+水  (他に混和剤など)


モルタルにしてもコンクリートにしても、大半は砂や砂利の「骨材」で、セメントの比率は半分以下。

 参考:社団法人セメント協会~コンクリートとは


「コンクリート」って、すでに固まった状態を指すのかと思ってたが、どうなんだろ?
国語辞書では「固めたもの」になってるけど。

Wikipediaを見ると…

凝固する以前の状態はフレッシュコンクリートと言われる(生コンクリートまたは省略して生コンとも)


なるほど。


一方「モルタル」は、国語辞書では「練ったもの」

「練ったもの」、つまり凝固前の状態が「モルタル」。
では凝固後は…?
「モルタル壁」とか聞くし、凝固後も「モルタル」だろうか?

コンクリートに倣って、
"フレッシュモルタル"でググってみると、約 1770 件。
"生モルタル"でググってみると、約 964 件。

凝固前を指してそういう言い方もするのかも知れない。


ま、そんなとこまではマン管の試験で出ないけど。
いや、今後出ないとも限らないけど。


ところで、コンクリートは「混凝土」と書くことは割と有名か。
ではセメントやモルタルは?
国語辞書には載ってないな。

参考に、エキサイト翻訳で中国語を見てみた。
 コンクリート → 混凝土
 セメント → 水泥
 モルタル → 砂漿

雰囲気は分かる ^^

posted by 並句郎 at 20:05| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2010年12月18日

万点の星斗?

漢検サイトに載っている準1級の過去問(平成19年度第1回)をやっていて気がついた。
文章題のB、石川啄木の「一握の砂」の部分。

「万点の星斗燦として…」

とある。

“万点”の星斗?
そこは普通「満天」だろう。

卑しくも漢字検定試験の問題文だ。
しっかりと校正されている、はず。
「万点」と「満天」で2文字も違ってればいくらなんでも校正者が気づくだろうと思うのだが…


これは、

・校正漏れ
・校正結果による訂正の漏れ
・校正者または訂正者の悪意の仕業
・啄木の時代には「万点」が普通だった
・啄木が間違えた
・啄木が何らかの意図を持ってあえて「万点」と書いた
・「万点」という土地の星空のこと
・heyqlowが無知なだけ

真相は如何に?


図書館で「一握の砂」を見てこようかとも思うのだが、寒いし ^^;
それに「一握の砂」のどこに書いてあるのか分からないし。
つーか、引用の(注)として「『盛岡中学校校友会雑誌』掲載の随想」とある。
普通に出回っている「一握の砂」には載っていないのかも知れない。
青空文庫では見つからないし、ググってもヒットしない。
そもそもその「校友会雑誌」掲載時の校正漏れだったのかも知れない。


ま、やっぱり普通に校正漏れかな。

なんにしても、おかげで「星斗(せいと)」という語を覚えた。



 ・・・ 次回の更新は来週後半かもです ・・・

posted by 並句郎 at 19:00| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2010年12月17日

かこ・もんど

吉村昭さんの作品によく出てくる「水主」。
かこ」と読む。
船頭とか航海士にあたるのだと思うが、ところでなぜ「水主」で「かこ」なのか?
「かこ」って何?

大辞泉で「かこ」を引くと、

かこ【水夫/水手】
《「か」は梶(かじ)、「こ」は人の意》舟をこぐ人。また、船乗り。船頭。


「か」は梶、か。
「かじ」なら「梶」より「舵」なんじゃないの?って気もするが…
で、「こ」は人、ってことは、「子」だろうか?
だとすると、「かこ」=「梶子」ってことかな?


で、大辞泉や大辞林の「かこ」の項は「水夫/水手」だけで、「水主」の漢字表記が無い。
が、「水主」で引いてみると、

すい‐しゅ【水手/水主】
ふなのり。ふなこ。かこ。船頭。


とある。
「水主」で「かこ」も間違いではなさそう。

水夫・水手・水主、いずれも「かこ」。
いわゆる熟字訓だ。
漢検での出題もあるかも?



ついでに。
「水主」を引っくり返した「主水」。
もんど」と読むが、これも意味や語源が分からん。

大辞泉を引いてみる。

もんど【主水】
《「もいとり(水取)」の音変化》「主水司(もんどのつかさ)」の略。


もいとり【水取/主水】
古代、宮中の飲料水のことなどをつかさどった人。もんど。


もい【水】
《椀(もい)に入れるものの意から》飲み水。飲料水。


もい【椀/盌】
水や酒を盛る器。鋺(まり)。わん。


で、

しゅすいし【主水司】
律令制で、宮内省に属し、宮中の飲料水や醤(ひしお)・粥(かゆ)・氷室(ひむろ)のことなどをつかさどった役所。もいとりのつかさ。もんどのつかさ。


ま、そーゆーことらしい。

もいとり → もんとり → もんどり → もんど 、かな、と想像。

posted by 並句郎 at 11:50| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2010年12月16日

シナの木

吉村昭さんの「破船」を読んだ。
読後しばらくは言葉を失うような物語… は、それはそれとして。

吉村さんの著作はどれもそうだが、漢検で言えば準1級レベルの語が頻繁に出てくる。
1級レベルの語も散見される。
そうした難しめの漢字が多い中で、「シナ」という木については漢字ではなくカタカナで「シナ」の表記。

漢字で書くとすればどう書くのか。
「シナ」で知っている漢字といえば、品? 科? 支那???

調べると、「」だった。

ふーん。

「完全征服」によると、「科」の「シナ」は準1級の表外読み。
準1級の勉強の中で「科の木」ってのは見なかった気がする。

手持ちの漢和辞典では「科」の字に「シナの木」の意味は見当たらないが、上記辞書リンクによれば「日本の特産」とのことなので、「シナの木」なのに支那語には無かったらしい ^^

で、「科の木」の実物は…
のぎへんの字ではあっても、ひょろひょろしたものではなく、立派な樹木のようだ。

posted by 並句郎 at 11:48| 漢字 | 更新情報をチェックする