2010年07月30日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘022 「璃」

の渦。
kaiko022.jpg

島根県、日御碕灯台のレンズ。

「玻璃」は水晶やガラスのこと。
このレンズはガラス製、だと思うが…

こういうギザギザのレンズを「フレネルレンズ」というらしい。
薄くて軽いレンズが作れる、と。
なーるほど。
それはそうだろうが、しかし作るの大変そうだ。

posted by 並句郎 at 12:07|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年07月29日




準1級配当漢字。
これの書き方が以前からちょっと気になっていた。
100729_1.gif
手持ちの漢和辞典によると会意文字で、
上部は背骨を表し、
下部はお馴染みの“にくづき”。

篆書体ではこんな形だとある(手書き模写)→

つまり上部は、現代の書体では「人」の周りに横棒4本、のように見えるが、それは少なくとも意味的には「人」ではないわけだ。

「人」ではない、とすると、左はらい線の途中から右はらい線を書く書き方(仮に「人型」とする)ではまずい気がしていた。
三角形の2辺のように、左右のはらい線の起点を同じにする(仮に「△型」とする)べきなんじゃないか、と。
100729_2.gif
「完全征服」でも、
「東大生」でも、
漢和辞典でも△型だし。
いずれも明朝体で。

なので今までは、人型の方が横棒を書くスペースができて書き易いのになーと思いつつ、△型で書いていた。

しかし、「高橋」の配当漢字表では、楷書体で人型。
むむ、と思って「文字拡大」様で「脊」を検索すると、ほとんど人型。

これは…
フォントによるのだろうか?
明朝体なら△型なのか、と思ったが、MS明朝では人型だった。

やっぱどっちでもいいっぽいな。
考え過ぎだったか ^^;

しかし「脊」は、漢検の書き問題で出る可能性は結構あるはず。
一応「完全征服」に従って△型にしておいた方が安全、かも。

posted by 並句郎 at 12:01| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年07月28日




博識とか該博とか博覧会とか、割といい意味で使われることが多い字だが、一方で、「博打」とか「賭博」で使われる場合の「博」にはどんな意味があるのだろうか。

旺文社漢和辞典によれば、この字自体に「ばくち。すごろく。」の意味があるらしい。

漢辞海によれば、動詞として「賭け事をする。」意味の他、名詞として

古代のゲームの一種。6本の棒と12の駒を用いる。

とある。
棒と駒、か。
麻雀みたいな感じ?

で、ググってみると、どうやら「六博(りくはく(?))」というゲームのことらしい。
盤などの出土品はあるが、ルールは不明、という謎のゲーム。
将棋のような双六のような…?

さらに「六博」でYahoo!辞書を引いてみると、「六博(ろくはく)」とは、さいころ(の目)だとある。


なんか色々と謎だが、とにかく「博」にはそんなような意味があるようだ。
なので常用漢字「博」には、「か(ける)」という表外読みが… 無かった ^^;
「完全征服」によると、
 音読み=「ハク」・「バク」
 表外読み=「ひろ(い)」
以上。

posted by 並句郎 at 11:49| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年07月27日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘021 「畿」

北近 タンゴ鉄道。
kaiko021_1.jpg

…の、由良川橋梁。

1992年の秋、朝の6時半ぐらいだったと思うが、まあ川霧が濃いこと。
kaiko021_2.jpg
少し離れたところから撮ったのがこれ→

川の上だけ雲、のような。




「畿」の字は「近畿」や「畿内」関連でしか見たこと無い。
完全征服によると、音読み=「キ」、訓読み=「みやこ」。

みやこ、か。
改めて考えてみると、近畿って、みやこ、つまり京都の近くだから「近畿」なんだな。
近畿の中心は大阪、みたいな感覚でいたが。

そこで、ふと。
なるほど、そう考えれば、三重県=近畿説も許せる気がしてきた。
京都府と三重県は接しているし。
自分の場合どうしても、三重県は中部もしくは東海地方、という感覚だったのだが、


京都府と接していないけど近畿地方なのは和歌山県だけか。
和歌山だけ独立した“地方”に分類するわけにもいかないだろうから、まあ当然か。

逆に京都府と接しているけど近畿じゃないのが福井県。
もし若狭が独立した県だったら、そこは近畿地方に入ってたんだろうと思う。
道州制なんてのが施行されたら、福井県は分裂するか? と思ってググってみると、やっぱ色々議論があるようだ。
Wikipediaにこんなことが書いてあった。

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2006年3月1日、河瀬一治・敦賀市長は、新年度当初予算案発表会見の中で道州制について触れ、以下のように発言した。

「嶺南の総意は近畿(関西)に入る事。嶺北が北陸に入るならば縁を切る事もある。」
「文化圏や今秋(2006年秋)のJR直流化など、嶺南は近畿に近い。嶺南だけを見れば当然、近畿。県も経済的な繋がりが深い近畿に向いているだろう。嶺北が北陸に入るとなれば、縁を切って、お別れという事になる。」



次いで、同年3月6日には、村上利夫・小浜市長(当時)も、市議会の所信表明で道州制について触れ、以下のように発言した。

「福井県が関西と圏域を一にする事を強く主張する。少なくとも小浜市や嶺南が北陸に属する事はあってはならない。」


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「北陸に属する事はあってはならない」って、そんなに北陸を嫌わなくても… ^^;

posted by 並句郎 at 12:42|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年07月26日

続々「高橋」

頻出度Aのところを一通りやってみた。
さすがに最頻出だけあって、どこかで見たような問題がほとんどだが、ちょこちょこ間違えた。

初めて見た(気がする)語とか言い回しもあった。
例えば音読み問題で
 倦疲(けんぴ)
 白狐(びゃっこ)
 縞素(こうそ)
 爾余(じよ)
…など。


重箱の隅で気付いた点。

「瓦」の字の左下が「レ」のように1画で右はねのようになっている。
ここは2画で書くのが正解なので、誤解を招きかねない。

「全快」の類義語の「平癒」。
「癒」の「兪」の中の縦2本線が「《」のように曲がっている。
「癒」は常用漢字なので、少なくとも漢検では「刂」のように直線が正解なはず。

まあ、これはフォントの問題であって編集が悪いのではないだろうが、せっかく教科書体っぽいフォントを使うなら、ここはやっぱ漢検協会ご公認のモトヤのフォントを使った方が良かったのでは?


以前から、あちこちのブログを見ていて、同じ問題が繰り返し出てくるのが「高橋」の特徴の一つだという予備知識があった。
で、実際その通りだった。
いや、想像以上だった。
まあ例えば四字熟語では、同じ語でも1回目は前の2字、2回目は後の2字を書かせる形だったりで、そう単純な話でもないが、しかしなるほど、これは1周しただけでもかなり覚えられる構成だ。
が、ということは、ダブらない問題数で見るとかなり少なくなるということだ。
つまり、高橋を1周するのは、薄いがダブりの無い問題集を2周するのと同じ、ということ。
それなら、薄くて安い問題集を買った方がお得なはず。
…そんな問題集があれば、の話だが ^^;

posted by 並句郎 at 12:09| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年07月23日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘020 「串」

本町の潮岬。
kaiko020.jpg

潮岬は本州最南端。
一帯が広い公園のようになっていて、個人的にはあまり“岬”という感じはしない。
海岸線も長く、写真はその一部なので、この岩が最南端というわけではない、と思う、が…


さて「串」の字だが、多分象形文字だろう。
だとして、一体何が串刺しになっているのか?

旺文社漢和辞典を見ると、

貨幣の貝をひもでつらぬき通した形

とある。
貨幣の貝、か。
で、串じゃなくて紐だったのか。

この字に「くし」の意味を持たせるのは日本語の用法とのこと。
漢語では「くし」の意味は無いようだ。
なるほど、エキサイト翻訳で、原文に「串」を入れて、日→中で翻訳してみると、「串」ではなく「扦子」と出た。
「扦」は見たこと無い字だな。
手持ちの漢和辞典にも載ってないや。

posted by 並句郎 at 11:20|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年07月22日

続・「国語辞典入門」

以前に一度書いたが、三省堂Word-Wise Webの中の、飯間浩明氏の連載「国語辞典入門」が面白い。
連載の第24回までは子供向けの辞典の話だったが、第25回からは一般の辞典の話になったので、改めて、一部抜粋しながらご紹介。


第25回 辞書を買ってきたら

 井上ひさしさんは、辞書などの厚い本を買ったら、まずすることがあると言います。

 〈机に背をつけて立たせ、表紙と裏表紙をおろす。次に表と裏から二十頁ぐらいの分量で、交互におろして行く。これを数回行えば背割れが生じない。〉(『本の枕草紙』)

 背割れとは、本の背をかためたのりが縦に割れることです。


=

なるほど。今度やってみよう。
辞書みたいな厚い本は滅多に買わないけど。

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第26回 国語辞典をどこに置くか?

 さる家庭を訪問した時、国語辞典が、リビングのガラス戸棚に安置してありました。もちろん箱に入れて、うやうやしく祀ってあります。これはもったいないと思いました。

 辞書は、戸棚なんかには入れないほうがいいのです。何か調べたいことばがあったとき、戸棚の前まで歩いて行って、扉を開け、辞書を手に取り、外箱を外し、ページを開くという動作を経なければならないのは、面倒くさすぎます。いきおい、「まあ、調べるのはやめておこう」となってしまいます。


=

メモ帳とか携帯電話とかテレビのリモコンとかと同じなんだと思う。
例えばメモ帳は、メモしたい時にいつでも使える状態がベストのはずで、何かのケースに入れて戸棚の中にしまっておいたら用を ×為 ○成 さないだろう。
辞書も、調べたい時にすぐ使えるようにしておくべき。
うちの場合も、辞書は外箱を取って中味だけを“その辺”に無造作に置いてある。
ただ、第25回では「外箱は捨てろ」とも書かれているが、貧乏性な自分は捨てられない… ^^;

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 2010.7.23 追記

 「用を『なさない』」は、「為さない」ではなく、「成さない」が正しいようです。
 訂正します。
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第27回 追い込み項目に注意せよ

 多くの国語辞典では、紙面節約のために、上の部分が共通することばは1か所にまとめてあります。たとえば、「社会」の項目には、〈――あく[社会悪](名)〉〈――うんどう[社会運動](名)〉などと、いくつもの「小見出し」がぶら下がっています。この処理のことを「追い込み」と言います。


=

そういう載せ方を特に意識したことは無かったな。
それが当たり前、みたいに思ってたが。
「追い込み」っていうのか。

posted by 並句郎 at 11:47| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2010年07月21日

概・慨



共に常用漢字で、音読み=「ガイ」、表外の音読み=「カイ」。
それと表外の訓読みで、
=「おおむ(ね)」
=「なげ(く)」・「いきどお(る)」。


「高橋」の書き問題で「カンガイ」を「感」と書いてしまった。
「感」は心の問題だから「」が正解なのは分かる。
しかし、すると、やっぱり、「気」が「」なのが納得いかない。
なぜ「気」ではないのか?

Yahoo!辞書で「気」は載ってない。
手持ちの国語辞典・漢和辞典にも載ってない。
やっぱり「気」は基本的には誤りなんだろう。


「気」の「」はどんな意味なのか。

漢和辞典の「」の項を見ても、どうもぴったり当てはまる語義が無い。
ひとつ、「おもむき」とか「ようす」というのがあり、語例として「勝」が載っている。
「勝」とは「すぐれた景色」とのことだが、「気」の「」も「おもむき・ようす」だろうか?
だとしたら、語例としては、耳慣れない「勝」などではなく「気」が載ってそうなものだが…


Yahoo!辞書で「」を引くと、

2 その人の表面に現れた風格や気迫。

という解釈があり、語例として「気」が載っている。
やっぱり「気」の「」は「おもむき・ようす」といった意味合いらしい。

しかし、「気」ってのは人の内面にあるものであって、外から見た「おもむき・ようす」ではない気もするが…
あ、内面の問題だから「気」をつけて「気」、なのかな?
まあ取りあえずは、その辺のモヤモヤしたところで納得するしか無さそうだ。


一応、Yahoo!辞書で、」で始まる項目と、」で終わる項目を見てみたが、「」が「おもむき・ようす」の意味で使われているらしい語は「気」と「勝」しか見当たらない。
だからまあ、心の問題の中では「気」だけが「」、と覚えておけばよさそうだ。


蛇足。

漢和辞典には、「」は「」に通じて「」と同様の意味もあるように書いてある。
漢辞海には「感」という例示もある。
だから、普通は「」と書くところを「」と書くのはアリなのかも。
漢検や各種の漢字の試験なんかではバツにされるとは思うが。

posted by 並句郎 at 11:46| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年07月20日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘019 「曽」

々木海岸の窓岩。
kaiko019.jpg

石川県輪島市。

バスの窓越しに撮ったので、一部、紗が掛かってるっぽいが。

岩自体は今も大して変わってないだろうが、車が時代を物語る?
撮影は1978年。


このバス停では「」の字が使われている。
「完全征服」でも標準字体は「曽」。
だが、「東大生」でも「高橋」でも標準字体は「」。
手持ちの漢和辞典でも「曾」が見出し字になっている。

どっちでもいいんだろうけどね。
でも、せっかく準1級を勉強したなら「曾」で書きたいかも。



さて。
現在の準1級配当漢字の中から新常用漢字表に採用される字が、もしも2級配当に変更になると、「準1級配当漢字 懷古寫眞舘」で使えなくなってしまう。
無視して勝手に続けてもいいのだが、一応、“Xデー”が来る前に新常用漢字はできるだけ片付けようか、ということで、その対象漢字を優先してきた。
が、“Xデー”が秋だとするとそれでも追いつかないので、これから暫くは“写真館”のエントリが増える予定。

結局 「2級にはなりません。準1級のままです」 なんてことになるかも、だけども ^^;

posted by 並句郎 at 11:50|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年07月19日

続「高橋」

高橋書店の漢検準1級頻出度順問題集の観察の続き。

巻末の付録部分は、配当漢字表と国字一覧表だけ。
頻出四字熟語リストとか無いんだね。
現行版はどうだか知らないが。
101719.gif
配当漢字表の中でたまたま気付いてしまったが、「」の字について。
その「龜」の中で、2本ずつの縦棒と横棒がクロスする部分。
「完全征服」でも「東大生」でも手元の漢和辞典でも、横棒が縦棒を貫いているが、「高橋」では貫通しておらず、横棒が左右に分離している。
これは許容書体になるのだろうか?
まあこの字を書かせる問題は実際には出そうもない気はするが…

で、その漢字表の書体。
教科書体も通り越して、筆文字の楷書体。
いやそこまでしなくても… ^^;
明朝体よりはいいけど。

本文というか問題部分は、基本的に教科書体らしき書体。
これはいい。
が!
読み問題で、読むべき漢字がなんと太字のゴシック体になっている。
読むべき漢字というのはつまり準1級配当漢字が多いわけで、そここそ教科書体にすべきだろうと思うのだが。


さて、いよいよ問題に取り掛かる。
まず、2回分ついている模擬試験をやってみた。
結果、
1回目=196点
2回目=197点

合格だー! O(≧▽≦)O

巻頭の「本書の特長」によれば「過去の頻出漢字から作成した模擬試験問題」らしいので、まさにその「過去の頻出漢字」を勉強してきた人間なら高得点でも不思議は無いが。
頻出漢字ばかりではないのが本試験なわけで。


間違えた問題。
問題→○正解 ×自分の誤答

●読み

十<粁>先の店 → ○きろめーとる ×きろ
甘い! 言い訳できない ^^;


●文章題 読み

毫も<遜>る所を見出し得ない → ○ゆず ×へりくだ
この字の訓読みは「へりくだ(る)」しか覚えてなかった。
「ゆず(る)」の他にも「おと(る)」・「のが(れる)」があるのか。
難しい。

舳に波のしぶきを<喰>いながら → ○く ×くら
「くらい」なら、「喰い」ではなく「喰らい」になるはずなので納得。
でも、しぶきは「喰う」より「喰らう」方がしっくりくる気が…


●書き

空に浮かんだ<エイゲツ>を眺める → ○盈月 ×詠月
「詠月」なんて間違ってるのは分かってたのだが、「盈」が出てこなかった。

故郷で<カンガイ>にふける → ○感慨 ×感概
これは迷った。
「気概」を「気慨」と間違えた記憶があって、あれ?「カンガイ」の「ガイ」ってどっちだっけ? と。
「感慨」も書けないで準1級合格者だなんて笑っちゃいますよね奥さん ^^;

posted by 並句郎 at 12:33| 漢字 | 更新情報をチェックする