2010年06月30日

つらつら

常用漢字の「熟」の準1級の表外読みで「つらつら」がある。
この意味、「なんとなく」とか「ぼんやりと」とか、そんな感じだと思っていた。
が、そうじゃなかった。

大辞泉

念を入れて物事を考えたり、見たりするさま。よくよく。つくづく。


“つらつら”考えてみれば、そりゃそうだ。
「熟」だもんね。
「熟考」するってことだ。

なんで誤解してたんだろ?
「つらつら」っていう語感のせいかも。
「つれづれ」とか「ぶらぶら」から連想したのか。

「熟」の字を当てることを知った時に気付かなくちゃね。

「完全征服」によると、「熟」には1級の表外読みで「つくづく」もある。
そっちの方が分かりやすいな。

posted by 並句郎 at 11:45| 言葉・疑問 | 更新情報をチェックする

2010年06月29日

マン管、テキスト・問題集を一通り

一通りっつーか、ほぼ2周ずつやったが、まだまだまだまだまだまだ序の口って感じ。
テキストは以前書いたようにTAC出版の「まるかじりマン管 最短合格テキスト」。
ページ数は365までふってあるが、実質320ページ程度。

ビジ法2級と比べてみる。
ビジ法のテキストは実質590ページ程度で、マン管とは倍近くの差がある。
その上、マン管のテキストは図表も多い。
それだけで見ると、マン管の方が簡単なはず。

…なのだが、まず。
「マン管 最短合格テキスト」の名の通りで、それは言わば要点集であり、そこに書いてあることはほとんど全部、出題の可能性があるようだ。
もちろんビジ法も原則的には同じことなのだが、ビジ法はその中でも出題される部分が決まっている感があり、テキストの分量は多くても、実際に出題される部分は限られてくる。

そして。
ビジ法はほぼそのテキストの範囲からしか出題されない。
しかしマン管のこのテキストは要点集だし、その範囲外からも出題される。

しかも。
マン管の方が、重箱の隅をつつくような問題や、細かい数値を問う問題が多い。

なので。
実際のところどうだか分からないが、今現在の個人的な感覚で言うと、マン管はビジ法2級より13.6倍ぐらい難しい感じ。


だから愚痴るわけじゃない…つもり…だが ^^;
なんで受験料が9,400円もするのかねぇ。

合格しても、それだけでマンション管理士になれるわけではない。
マンション管理士を名乗りたければ、さらに1万円以上を払って登録しなければならない。
登録したからと言ってじゃあ何ができるのか、と言うと…
マンション管理士とは、「管理組合等の相談に応じ、助言、指導等を行う」だけのもの。
そんなもん、別にマンション管理士でなくても知識・経験がある人ならできることだ。
法的にマンション管理士でなければできない業務、手続などがあるわけではない。
単に「マンション管理士」を名乗れるか否か、というだけのこと。

つまり、実質的な意味がほとんど無いわけだ。
そこを悟られないために、受験料を高くし、合格率を低くし、あたかも価値ある資格であるかのように見せかけているだけなのでは、と思う。

試験を実施しているのは「財団法人マンション管理センター」
いかにもっつーかなんつーか…
役員名簿を見てみると、
 理事長=前国土交通省土地鑑定委員会常勤委員
 専務理事=元建設省建設大学校建設政策研究センター所長
 常務理事=元建設省東北地方建設局用地部長
他の理事も(社)とか(財)とかの肩書きを持つ人物が多い。

“事業仕分け”の対象にならんのか?
もう何年か待てば受験料安くなるか?


しかし、勉強する内容には興味ある部分も多い。
細かい数値なんかを覚えるのはバカバカしいと思うが、マンション住人としては、大枠の部分は知っておいて損は無い感じ。

受験するかどうか非常に悩むところだが、まだ手を付けてない問題集もあるし、取りあえず9月までは勉強を続けてみることにする。

posted by 並句郎 at 12:23| ビジ法・マン管 | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

漢検の採点は…

数年前まで漢検の採点や応募受付事務のバイトをしていた方のブログを見つけて読んだ。

前々理事長もアレだったが、検定として一番肝心のはずの採点もアレだった、という話。


受検者には各問ごとの○×が知らされるだけで、○はいいとしても、×の理由が分からないことがある。
自分の答案が返却されるわけでもないし。
自己採点との違いが納得できない受検者もいるだろう。
納得できなくても、そこはもう信じるしかないわけだが、やっぱそういう外部の目が届かない所っていうのは、どうしてもアレなのかねぇ。
特定の受検者の答案の採点だけが特別甘くなったり辛くなったりすることはない、という点だけは救いだが。

事務についても、例えば、“はめこんで”送った切手の扱いについて、さもありなんって感じ。


まあ、自分の場合にはもう受検することは多分無いし、受検した時も自己採点通りの結果だったので文句は無いのだが…
たまたま、大きな問題になった直後だったので、採点する側も「今回だけはちゃんとしなくちゃ」みたいな意識があったのかも。

今現在はどうなのかは分からないが、今後受検する方のためにはしっかりしてもらわないとね。


嘘が書いてあるようには見えないが、その真偽を確かめようも無いので、一応リンクはしないでおく。
興味がある方は"漢検のこと"でググって下さい。

posted by 並句郎 at 11:14| 漢検 | 更新情報をチェックする

2010年06月25日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘015 「股」

十勝三 駅待合所。
kaiko015.jpg

「駅」と書いてあるが、鉄道としては“休止”になってからの1980年の撮影。
なので実態はバスの待合所である。

不鮮明だが、バスの方向幕には

 国鉄代行バス
 糠平-十勝三股


…の表記。

ま、ご存知の方はご存知だし、興味無い方には興味無いと思われるので、これ以上は書かない ^^
知らないけどちょっとだけ興味ある、という方はWikipediaをどうぞ。


しかしさすがに30年前となると、バスの形が懐かしい…

posted by 並句郎 at 12:00|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年06月24日

「大学教授 コテンパン・ジョーク集」

中公新書ラクレ 183
坂井博通 著
大学教授 コテンパン・ジョーク集
(2005年7月10日 発行)


ちと分かりにくいタイトルだが、大学教授をコテンパンにするジョーク集。
まあ、「読む漫画」といった感じ。


特に面白いと思ったのは…

「教授の1行定義」
経済学教授とは、昨日予言したことが今日なぜ起きなかったかを明日知る者である。



…経済学教授 ≒ 曲がり屋か ^^


ところで「こてんぱん」って、漢字でどう書くのか?
ググってみたが、漢字も語源も不明のようだ。


ビジ法やらマン管やらの勉強があるので、今年はあまり本が読めない。
が、こんな本なら息抜きに読める。
また何かの「ジョーク集」を見つけたら借りてこよう。

posted by 並句郎 at 11:46|   図書館本各記事 | 更新情報をチェックする

2010年06月23日

漢検準1級、今年度1回目

受験された皆様、お疲れ様でした。

で、S@toshiさまの「チャレンジ漢検準1級」や他のブログ、それに2chを見ていてちょっと思ったこと。

出題のされ方がはっきり分からないのでアレだが、解答(案)を見ると、四字熟語問題以外でも四字熟語の一部が散見される。
それはまあ毎回同じことではあるのだが…

今回の解答と関連すると思われる準1級の四字熟語として気付いたのが、

●汗馬之労
●橘中之楽
●錦上添花
●天淵氷炭
●途方途轍
●呑吐不下
●繁劇紛擾
・終南捷径
・良禽択木
・泰山鴻毛
・荒唐無稽
・名声赫赫


で、●の7語は、「東大生」や「成美堂」の巻末の四字熟語リストに載ってない。
そういう四字熟語としての頻出語リストだけで勉強していると知らない可能性が高い語、というわけ。
まあ、四字熟語としてではなくても、故事・諺などとして勉強できるケースも多いとは思うが。

しかし、漢検の四字熟語辞典にはこれらが載っている。
つまり、四字熟語問題対策ではなく、一般問題対策として、頻出以外の四字熟語を覚えるのもいいんじゃないかと。

準1級の四字熟語を全部覚えるなんてのは、合格するだけが目標ならば必要は無い、というより寧ろ無駄。
しかし、高得点を目指すための勉強法としてはかなり有効だと思う。
次回以降の検定で高得点を狙ってる方はご参考に。


あと、四字熟語問題では、「街談[巷]」を書かせるのがあったようだ。
これを、「街談[巷]」と書いてしまった方が2chにもいた。
漢検の四字熟語辞典では「巷」の見出しで載っており、その類義語として「巷」の掲載もあるが、「東大生」や「成美堂」では「巷」しか載ってない。
ひょっとして「高橋」なんかでもそうなのだろうか?
これは「東大生」なんかの出版社に文句言うべき…? ^^;

posted by 並句郎 at 11:30| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年06月22日

無茶な漢字

図書館で、平凡社の「字通」をパラパラ。
で、たまたま見かけた。

言べんに孛、[言孛]という字がある。
←表示される?

意味や読みは…何だっけ? ^^;
手持ちの漢和辞典には載ってない。100622.gif
が、今はそれはどうでもいい。

問題なのはその異体字。
「或」の下に、それを逆さまにしたのをくっつけた形→

硬筆ならまだしも、これを毛筆で書くとしたらどうするのか?
と言うか、書けないだろよこんなの。
実際に書くとしたら、上半分書いて、紙を引っくり返して下半分を書く、しか無いだろう。
いや、毛筆の逆さ文字名人みたいな人がどこかにいるかも知れないが…

図書館の他の漢和辞典を見たところ、字の成り立ちの解説の中で篆書体で載ってるのはいくつかあったが、活字として載ってるのは「字通」だけだった。
だからまあ毛筆で書かれることもほとんど無かったんじゃないかとは思うが。


単にヘンな漢字というのは沢山あるが、毛筆でまともに書けそうにない字というのは、辞書の上では自分は初めて見たかも。

辞書以外でならこちら→「漢字部屋」様。
もう何がなんだか… ^^;

posted by 並句郎 at 11:45| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年06月21日

ほっけ

魚へんに花、[魚花]という字を見た。
𩸽 ←表示されるだろうか?

その時、その実物がそこにあったので「ほっけ」と読めたが、この字は…

「完全征服」の国字の一覧に載ってない。
漢字辞典ネット様にも載ってない。
Wikipediaによると、JIS第4水準だそうだ。
つまり、漢検では1級にも入らない字。

手持ちの旺文社漢和辞典と漢辞海には載ってない。
なので図書館で他の漢和辞典を見てきた。

載ってたのは
●大修館書店「大漢語林」
●学研「新漢和大字典」
●三省堂「五十音引き漢和辞典」
●新潮社「新潮日本語漢字辞典」

いずれでも国字とされている。

大漢語林では、魚+花の会意文字だとあるが、「花」がどこから来たのか書いてない。
学研の新漢和では、ほっけの「け」に「花」を当てたとあるが、なぜ「ほ」ではなく「け」に漢字をあてたのか分からない。

以下の辞典には載ってなかった。
・大修館書店「大漢和辞典」
・大修館書店「新漢和辞典」
・旺文社「漢字典」
・平凡社「字通」
・漢検「漢字辞典」

国字なので、漢和辞典に載ってなくても仕方ないのだが。


語の由来としては、前記のWikipediaに

幼魚が青緑色で、群れで泳ぐと花のようなので、北の花→ほくか→ほっけとなった説がある。

とある。
真偽の程は定かでないが。

まあ、ほとんど開きの状態で食卓に上るので、開くもの→花、っていう発想で覚えておけばいいとは思う。
開きにするのはほっけだけじゃないけど ^^;

posted by 並句郎 at 11:28| 漢字 | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

準1級配当漢字 懷古寫眞舘014 「柵」

夕陽と、海辺の木
kaiko014.jpg

五能線のどこかの駅に停車中の車窓。
青森県なのは間違いないが、何駅だったか…


さて、「柵」はもちろん「さく」だが、他にも「送り仮名がつかない訓読み」で、
 「やらい」
 「とりで」
 「しがらみ」
を覚えた。

「やらい」は簡易な囲い。
「とりで」は砦。

そして「しがらみ」は世間のしがらみ…
だとばかり思ってたが、「水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの」という構築物の意味もあるのか。
それは知らなかった。
むしろそれが元々の意味なのかも。


ところで、「さく」ってのは和語っぽいが、実は音読み=漢語のようだ。
読み問題で出たら、音読みか訓読みかご注意を。

受検される皆さん、頑張って下さい。 ^-^/

posted by 並句郎 at 11:46|   寫眞舘各記事 | 更新情報をチェックする

2010年06月17日

漢検の文章題の意味

昨日、久しぶりにLSI様のKCheckerを使って、気が向いたのでまた文章題を作ってみた。
漢検準1級受検間近で、問題に飢えている方はお試しあれ。


しかし文章題って、イマイチ存在する意味が分からない。
解く時、出題部分の前後しか読まないだろうし、そうなると普通の読み・書き問題と大して変わらないのでは…?
文章の中から問題を探す手間が余分にかかるってだけで。

言葉遣いが古風だったりするので“味”の違いはあるし、やや難しくなるとは思うが、本質的なことではないと思う。

準1級の読み書きなど非実用的だ無意味だとの批判が一部にあることに対して、「ほらこんなに実際の用例があるんですよ」と言いたいだけな気がしないでもない。


しかし何故だか問題を作るのは楽しい。
この仕事で食っていけたらいいなーとか思ったり ^^;


では問題。

(1)~(13)のカタカナを漢字に直し、(ア)~(ク)の漢字の読みをひらがなで記せ。


 木村は病気というものをしたことがないが、小男で (1) せているので、徴兵に取られなかった。それで戦争に行ったことはない。しかし人の話に、壮烈な進撃とは云っても、実は (2)ドノウ を翳(かざ)して匍匐(ほふく)して行くこともあると聞いているのを思い出す。そして多少の興味を (ア) がれる。自分だってその境に身を置いたら、ドノウを翳して匍匐することは辞せない。しかし壮烈だとか、爽快だとかいう想像は薄らぐ。それから (イ) い戦争に行くことが出来ても、輜重(しちょう)に編入せられて、運搬をさせられるかも知れないと思って見る。自分だって車の前に立たせられたら、(ウ) きもしよう。後に立たせられたら、推しもしよう。しかし壮烈や爽快とは一層縁遠くなると思うのである。
 ある時は航海の夢も見る。屋の (3)ゴト き浪を (4)シノ いで、大洋を渡ったら、愉快だろう。地極の氷の上に国旗を立てるのも、愉快だろうと思って見る。しかしそれにもやはり分業があって、蒸汽機関の火を (5) かせられるかも知れないと思うと、enthousiasme(アンツウジアスム) の夢が (6) めてしまう。
 木村は (エ)為事 が一つ片附いたので、その一括の書類を机の向うに押し (オ) って、高い山からまた一括の書類を卸した。初のは半紙の (カ)罫紙 であったが、こん度のは紫板(むらさきばん)の西洋紙である。手の平にべたりと食っ附く。丁度物干 (7)ザオ と一しょに蛞蝓(なめくじ)を (8)ツカ んだような心持である。
 この時までに五六人の同僚が次第に出て来て、いつか机が皆 (9)フサ がっていた。八時の (10)タク が鳴って暫くすると、課長が出た。
 木村は課長がまだ腰を掛けないうちに、赤札の附いた書類を持って行って、少し隔たった処に立って、課長のゆっくり書類を portefeuille(ポルトフョイユ) から出して、 (11)スズリバコ の (12)フタ を取って、墨を (キ) るのを見ている。墨を磨ってしまって、偶然のようにこっちへ向く。木村よりは三つ四つ歳の少い法学博士で、目附鼻附の (ク) まった、余地の少い、 (13)ビンショウ らしい顔に、金縁の目金を掛けている。


青空文庫:森鴎外「あそび」より)


-正解-↓












(1) 痩
(2) 土嚢
(3) 如
(4) 凌
(5) 焚
(6) 醒
(7) 竿
(8) 掴
(9) 塞
(10)鐸
(11)硯箱
(12)蓋
(13)敏捷

(ア) そ
(イ) たと
(ウ) ひ
(エ) しごと
(オ) や
(カ) けいし
(キ) す
(ク) し


posted by 並句郎 at 11:41| 漢字 | 更新情報をチェックする