2010年05月17日

続・昆

図書館に行ってきた。
で、あ、そーだ、と、「昆」を調べてみた。


●新潮社「新潮日本語漢字辞典」
 象形。一説に会意。
 多くが群れ集まっている意。(例として「昆虫」)



●漢検漢字辞典
 象形とか会意とかの解説無し。
 熟語「昆虫」=むし。



●大修館書店「大漢和辞典」
 会意説と象形説併記。

 会意の解説として、
 「比は親密、日は明、明であれば同。
  故に合して、親密の度が厚く、合同し混一して見分けがつかぬ義。」

 熟語「昆虫」=多くの虫類。



やっぱ象形か会意かは定まらないようだ。

漢辞海の[なりたち]に「同じ。」とだけあって意味不明だったが、大修館の大漢和辞典の解説でうっすらと分かった。
これを略して「同じ。」だけじゃ何がなんだか分からんよ漢辞海 ^^;


で、その大漢和辞典によると、「昆虫」とは「多くの虫類」とのこと。
これはどう解釈するべきなのか。

漢辞海なんかだと、たくさん群れている虫=昆虫、だったが、大漢和辞典の「多くの虫類」はそれと同義か?
それとも、「多くの虫類」ってことは、つまり、蝶とか蜻蛉とか蟻とか蜂とか、種類がたくさんあるよ、と。
その多くの種類をひっくるめて「昆虫」だよ、と。
そういうことだろうか?

いずれにしてもこの場合の「昆」ってのは、「多い」とか「たくさん」って意味であることは確かなようだが。


さてその大修館の大漢和辞典
大百科事典みたいなやつ。
今回初めて見てみたが、中は割と普通の漢和辞典で、拍子抜け。
まあ中国の古典なんかじゃなく、近代に日本人が編んだ辞典だし、当然と言えば当然か。

今回は時間が無くて「昆」を調べただけだったが、今度じっくり見てみよう。
他の漢和辞典も。

posted by 並句郎 at 11:42| 漢字 | 更新情報をチェックする