2008年10月31日
2008年10月30日
商
和差積商の「商」。
なぜ「商」なのか?
手元の漢和辞典で「商」を引いてみる。
意味として「あきない」などの他、
「はかる。はかり知る。外から内を知る。」
というのがあった。
んー、もう一つピンと来ないが…
ググってみる。
いくつか見つかるが、このあたりかな。
私的数学塾様。
東京理科大学科学フォーラムの片野善一郎様からご教示いただきました
日本で使われている数学用語は、中国の影響をかなり受けている。江戸時代に発達した和算の用語には、中国の数学書の用語を転用したものが多い。例えば、分数、分母、分子、約分、通分、正数、負数などは、漢代(紀元1世紀頃)の古算書「九章算術」にでてくる。
商という言葉も同様である。「九章算術」の巻5には商功という章がある。
商という文字は、もともと平原の中の高台を表す。古代中国の殷の人たちが高台に集落をつくって商と自称したという。周に滅ぼされた後、彼らの一部が工芸品を売り歩く仕事をしたので、商国の人から転じて商人と呼ばれるようになったらしい。
商には「あきなう」の他に「はかる」という意味がある。商功とは、土木工事の工程をはかるという意味である。割り算というのは、割られる数の中に割る数がいくつ含まれているかをはかる計算なので、商という言葉が多分使われたのだろう。
因みに英語では、商はquotient であるが、この語源のラテン語は「何回?(how many times)」という意味である。
--
「多分使われたのだろう」という書き方ではあるが、「九章算術」が紀元1世紀頃、殷(商)の国が紀元前17世紀頃~11世紀とあっては仕方あるまい。
商の国は無関係なのかも知れないが。
しかしそんなに古いところから来ているとなると、「和」「差」「積」も今の日本語の感覚とはかけ離れた意味がもともとあったのかも。
なぜ「商」なのか?
手元の漢和辞典で「商」を引いてみる。
意味として「あきない」などの他、
「はかる。はかり知る。外から内を知る。」
というのがあった。
んー、もう一つピンと来ないが…
ググってみる。
いくつか見つかるが、このあたりかな。
私的数学塾様。
東京理科大学科学フォーラムの片野善一郎様からご教示いただきました
日本で使われている数学用語は、中国の影響をかなり受けている。江戸時代に発達した和算の用語には、中国の数学書の用語を転用したものが多い。例えば、分数、分母、分子、約分、通分、正数、負数などは、漢代(紀元1世紀頃)の古算書「九章算術」にでてくる。
商という言葉も同様である。「九章算術」の巻5には商功という章がある。
商という文字は、もともと平原の中の高台を表す。古代中国の殷の人たちが高台に集落をつくって商と自称したという。周に滅ぼされた後、彼らの一部が工芸品を売り歩く仕事をしたので、商国の人から転じて商人と呼ばれるようになったらしい。
商には「あきなう」の他に「はかる」という意味がある。商功とは、土木工事の工程をはかるという意味である。割り算というのは、割られる数の中に割る数がいくつ含まれているかをはかる計算なので、商という言葉が多分使われたのだろう。
因みに英語では、商はquotient であるが、この語源のラテン語は「何回?(how many times)」という意味である。
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「多分使われたのだろう」という書き方ではあるが、「九章算術」が紀元1世紀頃、殷(商)の国が紀元前17世紀頃~11世紀とあっては仕方あるまい。
商の国は無関係なのかも知れないが。
しかしそんなに古いところから来ているとなると、「和」「差」「積」も今の日本語の感覚とはかけ離れた意味がもともとあったのかも。
posted by 並句郎 at 07:48| 言葉・疑問
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2008年10月29日
2008年10月28日
供託金
ここでは衆議院選挙における供託金、特にその没収について。
軽く調べてみた。
|金額 |供託金没収点
| |
小選挙区|300万円|有効得票総数÷10
| |
比例代表|600万円|当選者の2倍を超える人数分
重複立候補の場合は、比例代表分は300万円になり、
小選挙区分の300万円と合計で600万円。
比例代表の供託金没収点の
「当選者の2倍を超える人数分」とは、
例えばある政党から10人立候補して3人当選なら、
当選者数の2倍、つまり6人まではセーフ、
7人目~10人目までの4人が没収。
式にすると、10-3×2=4
当選 落選 供託金没収
○○○▲▲▲▼▼▼▼
これは北海道とか東北とかのブロックごとに計算する。
(参考)公職選挙法第92条~第94条
軽く調べてみた。
|金額 |供託金没収点
| |
小選挙区|300万円|有効得票総数÷10
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比例代表|600万円|当選者の2倍を超える人数分
重複立候補の場合は、比例代表分は300万円になり、
小選挙区分の300万円と合計で600万円。
比例代表の供託金没収点の
「当選者の2倍を超える人数分」とは、
例えばある政党から10人立候補して3人当選なら、
当選者数の2倍、つまり6人まではセーフ、
7人目~10人目までの4人が没収。
式にすると、10-3×2=4
当選 落選 供託金没収
○○○▲▲▲▼▼▼▼
これは北海道とか東北とかのブロックごとに計算する。
(参考)公職選挙法第92条~第94条
posted by 並句郎 at 14:01| 言葉・疑問
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2008年10月27日
ドラえも~~~~~~~~ん!
今までのバブル後最安値は2003年4月だった。
それと同じ水準まで下げたわけだが、その“落ち方”がね…
月足チャート見ると、前回はジワジワ下げて安値をつけているが、
今回は先月と今月(特に今月だが)の急激な下げ。
まあどっちにしても底を見極めるのは難しいが…
記事中で触れているようにバブル時の最高値と比較してもあまり意味は無いが、
この1年で半分以下になったと思うと、恐ろしい。
タイムマシンが欲しいよ。
posted by 並句郎 at 11:33| AFP
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2008年10月23日
ジュンク堂
札幌にジュンク堂ができるらしい。
「ジュンク」って何?
最初にジュンク堂のサイト内を探したのだが、由来などは見つからなかった。
Wikipediaより。(一部編集)
名称は、起業した工藤恭孝代表取締役社長の父親である工藤淳の名前に由来している。当時父親の経営していた会社に入社したのち、書店部門を任され独立し(た際)、新たに付けた店名がジュンク堂。色々な名を父親に提案したが、どれも駄目だと言われ、苦肉の策で「淳工藤」と父親の名前をひっくり返したら意外に気に入られ決定したという。
へー。
「ジュンク」に意味があるわけじゃないんだ。
ま、それはいいのだが、なぜそれを会社のサイトで紹介しない?
いや、もちろんそんなのは必須ではないが。
「ジュンク」って何?
最初にジュンク堂のサイト内を探したのだが、由来などは見つからなかった。
Wikipediaより。(一部編集)
名称は、起業した工藤恭孝代表取締役社長の父親である工藤淳の名前に由来している。当時父親の経営していた会社に入社したのち、書店部門を任され独立し(た際)、新たに付けた店名がジュンク堂。色々な名を父親に提案したが、どれも駄目だと言われ、苦肉の策で「淳工藤」と父親の名前をひっくり返したら意外に気に入られ決定したという。
へー。
「ジュンク」に意味があるわけじゃないんだ。
ま、それはいいのだが、なぜそれを会社のサイトで紹介しない?
いや、もちろんそんなのは必須ではないが。
posted by 並句郎 at 10:53| 言葉・疑問
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2008年10月22日
2008年10月21日
2008年10月20日
向精神薬
「向」の字の意味合いがよく分からん。
精神に向かって作用する?
精神を良い方向へ向ける?
それとも?
「向精神薬とは」でググると沢山ヒットするが、まとめると、
中枢神経に作用して精神機能に影響を与える薬物
ということらしい。
特に「向」の字について触れたページは見当たらないが、
精神に向かって作用する薬
という記述が2件ほど見つかった。
Yahoo!知恵袋に同じ質問があり、回答が付いていた。それによると、
向精神薬は英語でpsychotropicといいます。
医学用語でpsychoは精神でtropicは向性という接尾語として訳されます。
「tropic」を英和辞典で見ると「回帰線」とか「熱帯地方」とかの意味しか無いようだが、
「tropic」で終わる語を検索すると、なるほど、向性というのか、そんな雰囲気の言葉がいくつかあった。
「向性」で和英辞典を見ると、tropism とある。
というわけで、
「向」とは精神に「向かって」作用する、という意味。
…で完結、なのだが、ふと。
そもそも、
薬ってのは全て何かに向かって作用するものじゃないのか?
ならばあらためて“向”精神薬と言わなくてもよさそうなものだ。
(英単語を素直に訳しただけなのかも知れないが)
例えば胃腸薬を「向胃腸薬」とは言うまい。
ググってもゼロ件だった。
考えてみると薬の名前というのはテキトーだ。
頭痛薬は頭痛を鎮めるための薬。
睡眠薬は睡眠を導入するための薬。
字面だけ見れば、逆の解釈だって有り得る筈だ。
頭痛薬は頭痛を起こすための薬!
睡眠薬は睡眠を妨げるための薬!
…迷宮に入りそうなので、ここまでにしよう ^^;
精神に向かって作用する?
精神を良い方向へ向ける?
それとも?
「向精神薬とは」でググると沢山ヒットするが、まとめると、
中枢神経に作用して精神機能に影響を与える薬物
ということらしい。
特に「向」の字について触れたページは見当たらないが、
精神に向かって作用する薬
という記述が2件ほど見つかった。
Yahoo!知恵袋に同じ質問があり、回答が付いていた。それによると、
向精神薬は英語でpsychotropicといいます。
医学用語でpsychoは精神でtropicは向性という接尾語として訳されます。
「tropic」を英和辞典で見ると「回帰線」とか「熱帯地方」とかの意味しか無いようだが、
「tropic」で終わる語を検索すると、なるほど、向性というのか、そんな雰囲気の言葉がいくつかあった。
「向性」で和英辞典を見ると、tropism とある。
というわけで、
「向」とは精神に「向かって」作用する、という意味。
…で完結、なのだが、ふと。
そもそも、
薬ってのは全て何かに向かって作用するものじゃないのか?
ならばあらためて“向”精神薬と言わなくてもよさそうなものだ。
(英単語を素直に訳しただけなのかも知れないが)
例えば胃腸薬を「向胃腸薬」とは言うまい。
ググってもゼロ件だった。
考えてみると薬の名前というのはテキトーだ。
頭痛薬は頭痛を鎮めるための薬。
睡眠薬は睡眠を導入するための薬。
字面だけ見れば、逆の解釈だって有り得る筈だ。
頭痛薬は頭痛を起こすための薬!
睡眠薬は睡眠を妨げるための薬!
…迷宮に入りそうなので、ここまでにしよう ^^;
posted by 並句郎 at 11:27| 言葉・疑問
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