2018年01月09日

無差別級漢字 今昔写真館 006 「頌」

春。
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札幌の狸小路。
撮影は今月。
しょうしゅん、と読めはするものの、「頌」の字義を知らないことに今さら気がついた ^^;

漢字ペディアによると「頌」は漢検1級配当。
部首は「頁」。
読みは、
 音読み=ショウ・ジュ・ヨウ
 訓読み=ほ(める)・たた(える)・かたち・ゆる(やか)

頌春」は「新年をたたえ祝うこと。

しかし「公」と「頁」に分けて考えてもそういう意味に繋がる気がしないが…


漢和辞典を見てみる。

字の成り立ちについては辞書によって書いてあることが違う。
もちろん「頁」は頭、という点は共通だが、「公」の方が…
・漢語林:「祭りの広場の意味
・漢字典:「(容に通じて)すがたの意
・漢字源:「さえぎることなく、あけすけに通す意

なんだそりゃ。

で、「頁」と「公」を合わせて、例えば漢語林では「あたまに装いをこらして広場で祭りの舞いをするさまから、ほめたたえるの意味を表す。」とのこと。

へ…
へー…

まぁ、ね。
漢検1級を受検するのでもなければ「頌春」だけ知ってりゃいいよね??


というわけで、今年もよろしくお願いいたします。

posted by 並句郎 at 18:54|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

無差別級漢字 今昔写真館 005 「駝」

鳥。
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長崎鼻パーキングガーデン。
鹿児島県。
撮影は1984年。
同じ長崎鼻パーキングガーデンのフラミンゴで始まった今年の最後は、同日同所のダチョウさん。
鶏の写真が無いもので申し訳ない。

漢字ペディアによると「駝」は漢検1級配当。
部首は「馬」。
読みは、
 音読み=ダ・タ
 訓読み=らくだ

これ1字で「らくだ」なのか。
まあ「駱駝」と書かれる方が多いと思うが。

すると駝鳥はラクダっぽい鳥ってことか?

漢和辞典を見てみる。

現代漢和の「駝鳥」の解説に「首が長く、ラクダに似ていることから」とあった。
なるほど。
長い首もそうだが、眠そうな目の感じも似てるかもね。


字の成り立ち、というか音符「它」の意味付けについてはさまざま。

・漢字典
 運ぶ意の 駄 に通じる

・漢字源
 「横にうねったへび」で、馬と合わせて
 「背がへびのようにうねったらくだ

・漢語林
 「同類でないものの意味」で、馬と合わせて
 「異類の馬、らくだの意味


漢和辞典の解説なんて後付けでしかないことがよーく分かるね ^^
仕方ないけれどもね。


では皆様、よいお年をお迎えくださいませ。

posted by 並句郎 at 16:36|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2017年11月24日

無差別級漢字 今昔写真館 004 「北」

特急 海。
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札幌駅。
撮影は1982年。
車両も駅も懐かしい。
が、実際に北海という列車に乗ったことは無かったかも知れない。
いつかこの愛称が復活することがあるだろうか。
新幹線が札幌まで延びたら…
いや、新幹線列車に似合う名ではないな。


漢字ペディアによると「北」は漢検9級配当。
部首は「匕」。
読みは、
 音読み=ホク
 訓読み(表外)=に(げる)・そむ(く)

「にげる」は知らなかった。
敗北の北か。


漢和辞典を見てみる。
字の成り立ちとしてはどの辞書も書いてあることは同じで、2人の人が背を向けているさまの会意文字。
で、なぜそれが方角の北を意味するようになったのか。
これは辞書によって少し違うが、例えば漢字源では、
背を向ける寒い方角
なんてことが書いてある。
するともし漢字が南半球で生まれていたら、「北」という字は南を表すことになっていたのかも ^^

posted by 並句郎 at 20:57|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

無差別級漢字 今昔写真館 003 「募」

求人 集。
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札幌市内某所。
撮影は今年8月。
求人、、、募集………???
最初、このスペースに出す求人広告を募集してるのかと思った。
が、なんだかのスタッフを募集してるようだし…
いや、言いたいことは分かるよ。
分かるけれどもさ。

念のため書いておく。
「求人」は人材を求めること。
「募集」は募り集めること。
意味がダブっている。
どっちか一つでいい。
まあ「募集」だけじゃ何の募集だか分からんから「スタッフ募集」にするとか。

それともこれは「求人募集」ではなく、「求人」と「募集」なのだろうか。
それほど人手が足りてなくて困っているのか?


しかし考えてみれば「募集」という語も「募る」と「集める」で意味がダブってるな。
漢検2級以下の、熟語の構成問題でおなじみ「岩石」パターン。
ならばそれを拡大解釈(?)して「求人募集」も許されるべき、なのか??
そういう、似た意味の2字の熟語を重ねた四字熟語もあるな。
「李下瓜田」とか「不撓不屈」とか、そうじゃないかな?
しかし「求人募集」は四字熟語とは言い難いよなぁ…
それに「求人募集」と書いたり言ったりしてる人の頭の中では、そんな風に「岩石」型に「求人」と「募集」が並立しているのだろうか?
それならまだいいかも知れないが、そうではなく、もしも「求人を募集する」ような感覚だとしたらやはり間違いだろう。
それが間違いでないのは、ハローワークとか、求人誌の編集部とか、そんなケースだけだと思うが。

「求人募集」でググってみた。
うーむ。
これはもはや手遅れ、か。


「募集」といえば、「応募」との混同も時々見聞きする。
これも念のため書いておくと、「募集」に「応じる」のが「応募」。
立場としては正反対。
これはどうしたって許されないだろう。
これが許されてしまったら、もう何でもアリになってしまう。



漢字ペディアによると「募」は漢検3級配当。
部首は「力」。
読みは、
 音読み=ボ・モ
 訓読み=つの(る)

「モ」は表外読みだが、そう読むケースは… 思いつかないな。


漢和辞典を見てみる。

字の成り立ちについては辞書によってかなり違う。
一例として漢字源では、
バク(中略)「ない」意を含む。なければ欲しくなり、あるようにさせようとする。募は「力+音符莫」で、ないものをあるようにしようと努力すること。
…とのこと。

字義(原義)はもちろん「募集」の「つのる」。
「不安が募る」とか「募る思い」とかいうのは日本語用法とのこと。

posted by 並句郎 at 18:33|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2017年10月12日

無差別級漢字 今昔写真館 002 「臺」

釣魚
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春秋航空日本の機内誌。(物販カタログだったかも)
撮影は今年6月、新千歳→成田便。
「臺」の字が潰れてるかな?

」です。

春秋航空日本は、中国の春秋航空の子会社。
その機内誌に「釣魚臺」を載せるとはなんと挑発的な!
…と思ったが、ググってみると「釣魚臺」は北京にある国賓館の名称でもあり、その場合は
中国語で尖閣諸島を意味する「釣魚島」もしくは「釣魚台列嶼」と直接の関係はない
…とのこと。
このタバコの名称はどっちから来てるのかね。
極めてかすかな記憶では、このタバコはかなり昔からあるような。
中国が尖閣にイチャモンつけ始めたのは、それよりは後のような気が。
だとしたら国賓館の方かな。
だとしても「釣魚臺」を日本で売るのはちょっとどーなのか。

あ、「臺」はもちろん「台」の旧字。
日頃見かける字ではないはずなのに、なぜかなじみがある。
考えてみたら、実家の近所に仙臺屋という店があったからかと。


漢字ペディアによると「臺(台)」の読みは、
 音読み=ダイ・タイ
 訓読み(常用外)=うてな・しもべ

「しもべ」ってのは知らなかったな。
漢字ペディアの[意味]の(6)に「めしつかい。しもべ。」とあるが、熟語にはそれらしい意味の語は見当たらない。


漢和辞典を見てみる。
…と、どうも「臺」と「台」は本来は別の字らしい。
前回の「禮」のつくりの「豊」と似たケース。
つまり、元々の「台」と、「臺」の略字の「台」とがあって、それが同じ形になってしまった、と。
両者、音は似ているから、意図的(仮借的?)なものだろうかね。


で、よく使われる意味での「台」、高台とか土台とか、その場合は「臺」。
一方の元々の「台」の字義は「よろこぶ」とか「われ」とか星の名だとかで、少なくとも現代日本では「台」の字で表すことは無さそう。
かと思えば「台風」の「台」は本来は「」で、これはまた別物らしい。


で、今回の「臺」。
辞書によって違うが、例えば漢字源では会意文字で、
「土+高の略体+至」で、土を高く積んで人の来るのを見る見晴らし台をあらわす。
…とのこと。
吉凶の「吉」とは無関係らしい。
なーんだ。

posted by 並句郎 at 22:13|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

無差別級漢字 今昔写真館 001 「禮」


konjaku001.JPG



札幌の狸小路。
撮影は先月。
狸小路の「狸まつり」。
早い話が商店街のセール。
…かと思ったが、神社の祭もあったようで、そのための垂れ幕だったのかも知れない。
兼用かな。


もちろん「禮」は「礼」の旧字。
…だということを知ったのは、割と最近だった気がする。
最近と言っても5年前か10年前か…


漢字ペディアによると「禮(礼)」の読みは、
 音読み=レイ・ライ
 訓読み=のり・うやまう

今まで気がつかなかったが、読みのところの「○印に“外”」の記号は表外読みだろうかね。
だとすると「のり」「うやまう」は表外読み。
「のり」は人名で見る気がするが、「うやまう」は知らなかった。


漢和辞典を見てみる。

「禮」の「豊」がなぜ「乚」になったのか、省略しすぎなんじゃないの?ってところが疑問だったが、例えば漢字源では、
礼(=礼)はもと、古文の字体で、今日の略字に採用された。」とのこと。
その「」は「礼」の「異体字」(漢字源・漢辞海)とか「古字」(漢字典・漢語林など)となっている。
「礼」と「禮」との関係は不明だが、「礼」が“古字”、「禮」が“旧字”だとすると、「礼」の方が古いのかな?
よく分からん。


それより。

「禮」のつくりの「豊」は、どうも「ゆたか」の「豊」ではないらしい。
なるほど、考えてみれば「ゆたか」の「豊」に「レイ」の音は無さそうだ。
いろんな辞書にいろんなことが書いてあったり無かったりするが、以下は新明漢より。

「豊」の項の字義解説部分がAとBに分かれており、Aの音は「ホウ」など、Bの音は「レイ」など。
で、“A・B”とは、「この辞典の使い方」に「新字体・略字などが別の漢字と一致したものは、A B を入れて区別した。」とある。
つまり、「豊(ホウ)」と「豊(レイ)」は旧字では別の形だったが、それぞれ省略された結果、同じ「豊」の形になってしまったらしい。

「豊(ホウ)」の旧字は「」。
「豊(レイ)」の旧字は、↑の字の上半部中央の縦線が無い形。


…難しいね ^^;


=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=

さて。
そんなわけで「無差別級漢字 今昔写真館」をオープンしました。
よろしくお付き合いのほどを。

posted by 並句郎 at 21:29|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2017年08月20日

続・祇園? 祗園?

前回
前々回


川崎市の木月園町について。

」か「」か、という話。

産経ニュース~【赤字のお仕事】あやしい「祇園」より。

結論としては、

公選法には「園」と書かれている。
川崎市としては「園」と定めている。


…とのこと。

なんだそりゃ orz

posted by 並句郎 at 16:59| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

漢検1級・2級 平成28年度第1回 と、1級答案用紙

漢検サイトで公開されている“問題例”準1級をやったついでに1級と2級もやってみた。

結果、
 1級= 42/200点
 2級=189/200点

1級は、まあどうでもいいが、合格率が低かった時だね。
それならこの点数でも仕方がない… とか言ってみる ^^;
2級はもうちょっと取りたかった。



ところで、1級では出題形式が少し変わったのかね。
いつからなのか知らないし、次回また変わったりするかも知れないが、今回の問題に合わせて答案用紙を作り変えてみたのでご利用ください。
エクセル版は環境によって崩れるかも知れないので、適宜修正・改造・改良を。

・漢検 1級 答案用紙・新(PDF版)

・漢検 1級 答案用紙・新(エクセル版)



ついでに、こちらは変更無いが一応準1級と2級のも載せておきます。

・漢検 準1級 答案用紙(PDF版)
・漢検 準1級 答案用紙(エクセル版)
・漢検 2級 答案用紙(PDF版)
・漢検 2級 答案用紙(エクセル版

posted by 並句郎 at 19:08| 漢字 | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

漢検準1級 平成28年度第1回

漢検サイトで公開されている“問題例”がいつの間にか新しくなってたのでやってみた。

結果、180/200点。

んー。
良くないな。
そんなに難しいとも思わなかったが…
この回の合格率は25.1%と高かった。
それでこの点数はマズいね。






以下、ネタバレ注意。


(今回間違った問題) →○正答 ×誤答 …感想


●音読み

国産の(繭糸)が使われている。 →○けんし ×ちゅうし
…「けん」か「ちゅう」かで迷った。
 が、「けん」は「絹」のイメージから来てる気がしたのと、
 「繭」の中に「虫」があるからそれが音符なのかも、と思ってしまった。
 漢和辞典を見ると「繭」は会意文字なので音符は無い。
 どうやら「繭紬(ケンチュウ)」という語の記憶から、
 「繭=チュウ」というイメージがついてしまっていたようだ。


一茶の句の短冊が(貼)してある。 →○ちょう ×てん
…これも迷った。
 漢字ペディアによると「テン」は表外読みではあるが、
 どっちでもいいんじゃない? やっぱダメ?


●訓読み

土(塙)くして抜く可からず。 →○かた ×たか
…「かた(い)」という読みは知らなかった。


●表外読み

(故)に明るく振る舞う。 →○ことさら ×ゆえ
…これは以前にもどこかで同じ間違いをしてたはず。
 復習しないとダメだね。


●共通漢字

┌諸国を歴(?)して紀行文を残した。
└若い時から(?)蕩にふけってきた。
 →○遊 ×訪
…上の文から「訪」、下の文から「放」が思い浮かび、
 かなの選択肢に「ほう」がある。
 迷って「訪」として不正解。
 「歴遊」や「遊蕩」という語を知らなかった。


●書き

作品に(グウイ)を込める。 →○寓意 ×愚意
…「愚意」じゃ何かが違う気がしたし、文意もヘンだとは思ったが…
 そもそも「愚」を「グウ」と読むのもヘンだ。


衷心からお(ワ)び申し上げます。 →○詫(侘) ×詑
以前、記事にしたこともあったのに…


(ヨロク)の多い仕事に就いた。 →○余禄 ×(「禄」の示へんを衣へんに)
…衣へんに彔なんて字は辞書にも載ってない。
 意味からしても衣へんじゃおかしいし。


海外資本が国内市場を(セッケン)する。 →○席捲・席巻 ×蓆捲
…「蓆」じゃダメですかね…?
 漢字ペディアにも熟語としては載ってないし、ダメか。
 ってゆーか、「蓆」って1級配当なの? 準1級じゃなかったっけ??


●文章題・書き

(ソウカ)の狗の譏(そし)りを招く →○喪家 ×叢下
…「喪家之狗」という四字熟語は知ってたのに、
 こんな風に出題されると全くそれとは思わなかった。


才子で無うて真に(コック)する人 →○刻苦 ×克苦
…「克苦」って語、無かったっけ?
 漢字ペディアに無いからダメか。


外したりし(ナガ)ら… →○乍 ×(降参)
…なんかもう「長良川」が頭から離れなくなっちゃって降参 ^^;




…というわけで、マイナス20点。
うろ覚えだったところを悉く間違えた感じ。
「うろ覚え」か「うる覚え」かもうろ覚えだし… ^^;
「うろ覚え」が正しいようだ。
「うろ」は漢字では「空」、か。
漢字ペディアによると「空」の表外読みに「うろ」がある。

posted by 並句郎 at 19:26| 漢字 | 更新情報をチェックする

2017年07月06日

漢検 平成28年度第3回実施状況

とっくの昔に発表になっていたようだ。

漢検サイトより。

例によって一覧表に追加した。


準1級の合格率は 15.9%。
平穏だ ^^
1級も14.5%。
高めだが、まあ、ね。

それより、全級合計での合格率が59.9%。
これは一覧表にしている中では最高の数字。
28年度でも第1・2回は通常レベルなので、今回だけがなぜか高かっただけで、易化傾向にあるわけではない、と思う。

グラフ28_3.GIF

1級・準1級・2級の合格率推移グラフ →→→
ここをクリックで拡大)

posted by 並句郎 at 20:48| 漢検 | 更新情報をチェックする