2020年08月10日

漢検準1級 2019年度第1回

漢検サイトで公開されている“問題例”をやってみた。

結果、176/200点。

前年(平成30年度第1回)と同じ176点で、過去問挑戦シリーズでの最低得点タイ。
しかし前回の合格率は6.3%。
今回は15.4%。
それで同得点ということは…
着実に劣化?退化?老化?しているようだ ^^;





以下、ネタバレ注意。


(今回間違った問題) →○正答 ×誤答 …感想


●音読み

(婁宿)の清朗なる夜に月を翫ぶ。 →○ろうしゅく ×るしゅく
…「婁」が「ろう」か「る」かで迷い、一か八かで「る」として誤り。
 「婁宿」ってのは古代中国式(?)の星座の一つらしい。
 んー、そんなもんの読み方まで知ってなきゃダメすか?
 二十八宿とかいうことで28個あるようだ。(コトバンク


(畦丁)籠を負いて至る。 →○けいてい ×けいちょう
…「畦」の音読みは知らなかったが、「圭」を音符と見たまでは正解。
 が、「丁」は「てい」ですかそうですか。
 漢字典によると「畦丁」とは「畑作り。農夫。畦夫。


●訓読み

あれこれと昔のことを(穿)り返す。 →○ほじく ×ほじ
…これも迷ったが、「穿り返す」ならやっぱり「ほじくり返す」か。


倭文(しず)の(苧環)繰り返し通う心ぞ面白き。 →○おだまき ×おだま
…「苧環」なんて知らん。
 が、「苧」の訓読みは「お」しか知らないし「環」は「たま」だろう。
 しかし「苧環」なら「環」は濁って「だま」かも。
 …と、いい線いってたが…
 そもそも「環」に「たま」の読みは無いようだ。
 で、「倭文の苧環」とはこういうことらしい。


●熟語の音読み

(輯睦) →○しゅうぼく ×ゆうぼく
…「揖」について過去に書いたことを思い出し、
 ここでは「あつめる」意ではないから「しゅう」ではなく「ゆう」だろうと考えて誤り。
 「揖」じゃなくて「輯」だもんね。
 漢字ペディアや漢和辞典を見ても「輯」に「ユウ」の音は無いようだ。


●書き

何かと(ヨロク)の多い仕事に就いた。 →○余禄 ×余★
…迷った結果、「禄」の示へんを衣へんにしてしまった。
 漢字ペディアによると「禄」は「天からの贈り物」とか「役人の給料」とのこと。
 そうした意味合いは知っていたのだが、その「贈り物」とか「給料」が
 なぜか布地であるイメージが自分の中ではあるものでつい。


(ケイバク)を解かれて獄舎を出る。 →○繫縛 ×刑縛
…んー、「刑」としての「繫」ではあると思うのだが… ^^;
 単に「繫縛」という語を知らなかっただけか。


祖母の背中一面に(ヤイト)の跡がある。 →○灸 ×熨
…「火熨」のイメージから何も考えずに「熨」として誤り。
 そうだね、「灸」だったね。


当夜は(ショコウ)を回った頃会社を出た。 →○初更 ×(降参)
…文意から真夜中あたりを指す語かと思ったが、「ショコウ」なんて知らん。
 デジタル大辞泉によると「およそ現在の午後7時または8時から2時間をいう。」とのこと。
 「五更の第一。」ってことは、その「五更」も知ってなきゃなのか。
 同じくデジタル大辞泉


●四字熟語 意味と読み

貞節堅固なること。 →○(鳴蟬)潔飢→めいせん ×(黄絹)幼婦→こうけん
…「黄絹幼婦」という四字熟語は初見で意味も分からなかったが、
 「貞節堅固」っぽい語が他に見当たらなかったので。
 「鳴蟬潔飢」ってそんな意味だったっけ?
 漢字ペディアに無いので四字熟語辞典様より。
 「気高くて清らかな心の人は、どんなときでも信念を曲げることがないことのたとえ。
 んー、「貞節堅固」とは微妙に違う気もするけどなぁ。
 ちなみに「黄絹幼婦」は漢字ペディアより、「絶妙な文章のこと。
 その[由来]が面白い。


●類義語

哀歓≒(???) →○休戚 ×(降参)
不調法≒(???) →○莫逆 ×(降参)
…他の選択肢を潰して、最後に残ったのが「きゅうせき」と「ばくげき」。
 全く分からなかった。
 漢字ペディアより「休戚」とは、
 「喜びと悲しみ。幸いと不幸。
 「」の表外読みに「さいわ(い)」「よ(い)」がある。
 それは知らなかった。
 同じく漢字ペディアより「莫逆」とは、
 「非常によく気心が通じ、互いに争うことのないこと。
 いや、それは知ってたぞ。
 四字熟語の「莫逆之交」で。
 だがそれは「ばくげき」ではなく「ばくぎゃく」として覚えていた。
 漢字ペディアでも「ばくぎゃく」で載ってるじゃん。
 [参考]として「「バクゲキ」の慣用読み。」とは書いてあるけど。
 納得いかないな。


●故事・諺

(ジジョ)の交わりを結ぶ。 →○爾汝 ×(降参)
…これは受検当時なら答えられた気がする。


(タイカン)は忠に似たり。 →○大姦(奸) ×大諫
…あー、これも受検当時なら… ^^;


●文章題 書き

(ホウチュウ)を過ぎ、室の戸を開きて入りしに… →○庖厨 ×烹厨
…こ、これも当時なら… ^^;;;;;


●文章題 読み

膝の頻りに(戦)かれて立つに堪えねば… →○おのの ×そよ
…「戦」は「そよ(ぐ)」とも読むが、それなら「戦”が”れて」になるはずだね。
 意味的にも「そよぐ」じゃおかしいし。
 ダメだー。

posted by 並句郎 at 19:57| 漢字 | 更新情報をチェックする

2020年08月03日

無差別級漢字 今昔写真館 048 「出」

没注意。
konjaku048.JPG





札幌市。
撮影は昨年2月。
一昨年7月の出没情報を昨年2月までも掲出する必要があったのかどうか、そしてこの掲示が今もあるのかどうかは知らない。
それよりもこの場所。
広い公園の端ではあるが、写真右側のようにすぐ隣は丸っきりの住宅地。
親戚のマンションから徒歩1分!
怖い…
今年も先月あたりには、この地点ではないが熊の出没が何件か報じられていた。
自分は遭遇したことは無いが…


漢字ペディアによると「出」は漢検10級配当。部首は「凵」。
読みは、
 音読み=シュツ・スイ
 訓読み=で(る)・だ(す)・(表外)いだ(す)・い(づ)
[なりたち]は、
象形。足(★)が、囲いから外にでるさまにかたどり、「でる」「だす」意を表す。


上の(★)は、甲骨文字の「足」。
「出」は要するに上半分が足で、下半分が凵、とのこと。


部首は「凵」か。
何これ。
漢和辞典を見てみると、名称は「かんにょう」が一番人気で、次いで「うけばこ」。
「うけばこ」ってのは聞いたことあるな。
しかし「かんにょう」?
「繞(にょう)」なの?これ??
繞といえば「辶」とか「廴」とか、文字の左側から下にかけてのものかと思ってたが。
一応Wikipediaを見てみると、繞とはやはり「(漢字の)左から下にかけて置かれるもの」とあり、かんにょうについては「繞の形をしていないが、便宜上繞扱いされる。脚に見做される場合もある」とある。
んー、そうだね、「脚」でもなさそうだけどね。
かといって「繞」ってのも納得いかないな。
「構え」かな、とも思うが、ちと違うか。
少数派だが辞書によっては、かんにょうの他に「かんがまえ」とも書いているものもあるが…
角川漢和のみ「したばこ」ともあった。
まあ分かりやすさも加味して「うけばこ」がいいかね。

あ、漢字ペディアでは「うけばこ・かんがまえ」となっている。
漢検では部首名を答える問題は出ない、よね?
だったらまあ何でもいいか。

あ、で、「かんにょう」とか言った場合の「かん」ってのは「凵」の字の音から来てるようだが、その「凵」は例えば漢語林では「文字として実際に用いられた例はなく、部首としても特定の意味を持たない」とのこと。


「出」じゃなくて「凵」の話になってしまった。
辞書を見ても「出」にびっくりするような字義などは見当たらなかったのでね。
熊が出たらびっくりするけどね ^^;

posted by 並句郎 at 22:39|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年07月26日

無差別級漢字 今昔写真館 047 「踊」

り字。
konjaku047.JPG


踊り字「ゝ」を使った「すゝきの」表記のバス停。
札幌市。
撮影は昨年。
すすきのでクラスターとか。
自分はすすきので遊ぶことは無いが通ることはよくある。
通り過ぎるだけでもなんか気持ち悪いぞ。
もうそろそろ、やめにしませんかコロナさん。


この地名の表記については「すすきの」を一番よく見る気がする。
ついで「ススキノ」「薄野」の順だろうか。
ためしにググってみると…
「すすきの」 約 17,500,000 件
「ススキノ」 約 2,000,000 件
「薄野」 約 524,000 件
「すゝきの」 約 4,770 件

ちなみに…
「すすき野」 約 292,000 件
「すすき野 札幌」 約 54,400 件
「すすき野」なら横浜なんだろうね。


当の道南バスのページ(一例:pdf)でも「すすきの」表記だし、なぜこのバス停が「すゝきの」なのかは分からない。
住居表示で定められているわけではないし、まあどうでもいいんだけれども。



あ、で、「踊」ね。
漢字ペディアによると「踊」は漢検4級配当。部首は「𧾷」。
読みは、
 音読み=ヨウ
 訓読み=おど(る)・おど(り)
[なりたち]は、
形声。足と、音符甬(ヨウ)とから成る。とびあがる意を表す。転じて、「おどる」意に用いる。



漢和辞典を見てみる。

音符「甬」の意味付けについては辞書によって違うが、例えば漢語林では「用に通じ、もちあげるの意味」で、足と合わせて「足をもちあげておどるの意味を表す」とのこと。


また「踊」には、どの辞書にも「足きりの刑に処せられた者がはく履物(漢語林)」のような字義が載っている。
さらに熟語「踊貴 ヨウキ」があり、語義は「物価があがる」のほかに「足きりの刑に処せられた者のはく履物の値が高くなる。刑罰の多いのをそしったことば。(漢語林)」とのこと。

そういう字義も熟語「踊貴」も漢字ペディアには無いので漢検では出題されないかもしれないが、意外な意味があるものだ。

ところで「足きりの刑に処せられた者のはく履物」って、どんなん??

posted by 並句郎 at 17:40|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年07月12日

無差別級漢字 今昔写真館 046 「代」

鉄道 行。
konjaku046.JPG

三江線の代行バス。
浜原駅前。
島根県。
撮影は1985年。
以前にも書いた、1985年7月12日の写真。
そのあたりの日付でググってみても大雨や災害の記事などは引っ掛からないので、三江線が不通にはなったものの、まあその程度で大した被害も無かったのかと思う。
が、このところの各地の雨はひどいね。
鉄道代行バスの運行もままならないようで。
道路被害も大きいんだろうし、なんとも…



漢字ペディアによると「代」は漢検8級配当。部首は「亻」。
読みは、
 音読み=ダイ・タイ
 訓読み=か(わる)・か(える)・よ・しろ
[なりたち]は、
形声。人と、音符弋(ヨク)→(タイ)とから成る。かわりの人、ひいて「かわる」意を表す。


音符弋(ヨク)→(タイ)」ってのが分からんな。
変化しすぎじゃない?

漢和辞典を見てみる。
…が、その音符の音や意味づけについて、あまりすっきりした解説は見当たらない。
新選漢和には「弋は、今の音は「ヨク」であるが、昔は「タイ」と通じたといわれる。」なんて書いてあるが…
“昔”っていつ?
“通じた”って何?
“いわれる”ってそんなあやふやな! ^^;
ならば、と、同じ新選漢和で「弋」の項を見てみても音は「ヨク」とあるのみで、「タイ」なんて一言も出てこない。


まあそんなことはどうでもいい。
とにかく雨が止んで、せめて取りあえずは鉄道代行バスが走れるようになりますように。

posted by 並句郎 at 15:01|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年07月05日

無差別級漢字 今昔写真館 045 「湯」

前駅。
konjaku045.JPG


ゆのまえ駅。
熊本県。
撮影は1984年。
当時は国鉄、現在は第三セクターくま川鉄道の、湯前線の終着駅。
所在は湯前町。

大変な雨だったようで、まずはお見舞い申し上げます。

球磨川に架かる、くま川鉄道の橋梁も流されたらしい。
人吉(人吉温泉)駅に繋がる、路線全体で見てほとんど根元の地点。
これが無くなってしまっては…
ググってみると、大正生まれで文化財に指定されるほどの古い橋。
ならばこの機会に架け換えてしまえ! なんてな勢いで復旧するだけの体力が会社にあるとは思えないし、自治体としてもどうなんだろうか。
前エントリの日田彦山線といい、被災して復旧できずに廃線、というパターンがこのところ多い気がするが…
肥薩線の方もどうなんだろ。
厳しいねぇ。



漢字ペディアによると「湯」は漢検8級配当。部首は「氵」。
読みは、
 音読み=トウ・(表外)ショウ
 訓読み=ゆ
[なりたち]は、
形声。水と、音符昜(ヤウ)→(タウ)とから成る。「ゆ」の意を表す。


「ショウ」という読みは知らないな。
上記漢字ペディアにも用例は見当たらない。


漢和辞典を見てみる。
以下全て漢語林より。

音符「昜」の意味付けとしては「のびあがる」で、さんずいと合わせて「水が自由におどりあがる、ゆの意味を表す」とのこと。

で、「ショウ」という読みでの字義は「水のさかんに流れるさま」とある。
んで、熟語「湯湯(ショウショウ)」が載っており、語義としては…
1)「水のさかんに流れるさま。
2)「水のさかんなさま。大水のさま。
…などとある。

「さかんに流れる」にも限度ってものが…
まさに「大水」になってしまった。


なお「湯前」の由来については、一例として熊本県のサイト内のこんなページによると、
町名の由来は詳らかでないが、隣村に水上村湯山地区(温泉が湧出)があり、その地区の前に位置することから湯山の前、湯前と呼ばれるようになったとの説もある。
…とのこと。

posted by 並句郎 at 19:53|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年06月21日

無差別級漢字 今昔写真館 044 「添」

田駅。
konjaku044.JPG


そえだ駅。
福岡県。
撮影は1982年。
日田彦山線の途中駅だが、3年前の豪雨災害でこの駅より南側が現在不通になっていて、鉄道としてはこのまま廃止になるっぽい。

以下、無知な他所者の無責任な感想。

その廃止見込み区間、改めて地図を見てみると、よくまあこんな路線をひいたもんだな、と。
やっぱ炭鉱があったからかね。
その炭鉱が無くなってしまえば、残る存在価値は…
観光路線としては弱いし、北九州と日田との短絡か?
日田もそれほどの大都市でもないしなぁ。
県境もまたぐし、被災前でも2時間に1本の普通列車が上下してただけ、とあっては、もうね。

ところで、日田にも彦山にも行かなくなり、添田が終点となるであろう残りの区間、路線名はどうなるのか。
「广止反対」の訴えも虚しく1985年に廃止された“添田線”の復活か! ^^



漢字ペディアによると「添」は漢検4級配当。部首は「氵」。
読みは、
 音読み=テン
 訓読み=そ(える)・そ(う)
[なりたち]は、
形声。水と、音符忝(テム)とから成る。もと、沾(テム)の俗字であるが、特に「そえる」意に用いる。


「沾」は知らない字だな。
漢字ペディアによると漢検1級配当で、意味・読みは「うるおう・うるおす」。

漢和辞典を見るとなるほど、「添」は「沾」の俗字と書いたもの(漢字典)や、「添」は「沾」に通じ… と書いたもの(現代漢和)がある。


また、つくり「忝」の1画目を「ノ」ではなく「一」として上部を「天」のようにした字が本字、という記述もちらほら。

その「忝」の字を漢和辞典で見ると、例えば漢字典では「㣺(心)と、音を表す天テン(夭は誤った形)とから成る。」とあるので、「添」もつくりの1画目は「一」にすべき、なのかどうなのか。
漢検の採点でどうなるのかは知らない。

一方で漢語林の「忝」の項では「天を音符とするのは無理である。」なんて書いてあって、形声ではなく会意文字とされていたり。

もうなんだかよく分からない。

あ、「忝」も漢字ペディアによると漢検1級配当。

posted by 並句郎 at 17:46|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

活字 その7

CIMG1736.JPG以前、「鯟」「幌」「港」「札」「旅」「駅」を買った店で、
今度は「禮」を買ってきた。
いや、買ってきたのは去年だったかかなり前だけども。


やっぱ、旧字体の魅力と字義の良さ。
旧字体か否かは別にしても、字形も好きだ。
CIMG1739.JPG

ネッキは3本。

で、菱形の中に“M”のマークと、「上野」か「野上」かのピンマーク。
旧字体の時代だし、「上野」かなぁ。
どっちにしてもイニシャルは「M」じゃないけどなぁ。

posted by 並句郎 at 14:15| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする

2020年06月07日

漢検 2019年度第3回実施状況

漢検サイトより。

例によって一覧表に追加した。


準1級の合格率は 17.4%。
やや高めだが誤差の範囲か。

1級は 5.9%。
近年の1級らしい低さ。

それより、全体(1級~10級)の合格率が62.5%と、自分が記録している中では最高だった。
そのせいで、2019年度(3回)の合計でも57.0%と自分記録中2位。
こんな目立った結果になってしまうと次回試験は難化しそう、ではあるが、コロナの影響で2020年度第1回は中止か。
受検予定だったかたにはお気の毒さまでした。




グラフ2019_3.GIF
1級・準1級・2級の合格率推移グラフ →→→
ここをクリックで拡大)


posted by 並句郎 at 14:28| 漢検 | 更新情報をチェックする

2020年05月24日

無差別級漢字 今昔写真館 043 「惚」

れたっ。
konjaku043.JPG






札幌の、ススキノ十字街ビル。
撮影は2018年。
「ラフィラ」が17日に閉店した。
ビルは建て替えられるとのこと。
100均と本屋ぐらいしか利用したことは無かったが、見慣れたビルが無くなるとなれば寂しさもある。
すすきのの一等地だし、建て替え後もまたこういう広告が掲げられるような感じになるのだろうか。
向かいのニッカおじさんのような名物ができたら面白いね。


漢字ペディアによると「惚」は漢検準1級配当。部首は「忄」。
読みは、
 音読み=コツ
 訓読み=ほ(れる)・ぼ(ける)・ほう(ける)・とぼ(ける)
[なりたち]は、
会意形声。心と、忽(コツ)(ぼんやりする)から成る。


「惚ける」を読め、と言われたら答えに迷うね。
「ぼ(ける)」・「ほう(ける)」・「とぼ(ける)」、微妙に意味が違う気がするし、文脈から判断するしか…
漢検での出題実績はあるのだろうか。

「のろ(ける)」とも読めそうだが、「のろける」という言葉は漢字ペディアに載っていなかった。
ネット上の他の国語辞典を見ると「のろける」は「惚気る」と書かれるようなので、「惚ける」=「のろける」は無いのかな?


漢和辞典を見てみる。

漢字源の[解字]より。
コツとは(中略)ぼんやりすること。のち「たちまち」の意の副詞となったため、惚が忽の原義をあらわすようになった。

…とのことで、「惚」の原義は「ぼんやり」「うっとり」「ほのか」あたり。
「ほれる」というのは国訓とのこと。
漢語林では「ぼける」「とぼける」も国訓となっている。
その感じだと「ほうける」も国訓かね。

posted by 並句郎 at 20:57|   写真館各記事 | 更新情報をチェックする

2020年05月14日

Google日本語入力

先月、PCを新しくした。(Windows 7 から 10 へ)
そのせいなのかどうか、MSーIMEで謎の挙動が見られるようになった。
詳しい検証はしてないが、Wordを使う時だけ、かな?
Wordのバージョンが古いせいかとも思うが…

例えば、(以下、ローマ字入力での話)
「かきくけこ」と打つと…
「kあkいkうkえkお」となったり、
最初の子音のkが抜けて「あきくけこ」となったり。

で、ググってみると対処法があるような無いような。

そこでこの際、以前からちょっと気になっていたGoogle日本語入力というのをインストールしてみた。

使ってみた結果…
まだまだ使い始めだし、毎日長文を書くわけでもないので、MS-IMEとの差異はあまり感じられない。
が、変な挙動をすることはなくなった。
なお、MS-IMEのユーザー辞書を引き継いで使うことができる。



過去のエントリでネタにしたMS-IMEの問題点がGoogle日本語入力でどうなるか検証してみる。

「祇園・祗園」
どっちも変換候補に出てくる。
まあ「祗園」も地名になっちゃってるし当然か。

「城狐社鼠」
正しく変換された。

「杯盤狼藉」
正しく変換された。


なお、新PCのMS-IMEでは「杯盤狼藉」は正しく変換された。
「城狐社鼠」は相変わらず「城社鼠」となる。



そんなわけで、個人的には大した違いは感じられないし、謎の挙動が無いだけGoogle日本語入力の方がいいかな…
…と一時は思ったのだが…

MS-IMEだと、変換候補が多数ある場合、最初に9個が表示されるが、その時にTabキーを押すともっとたくさんの候補がズラッと出てくる。
その機能がGoogle日本語入力には無い。
漢字ネタを書く身としては、この機能が無いのは痛い。
なんとか実装してくれませんかねぇGoogleさん。

なので取りあえず、IMEを随時切り替えて使うことにした。
おかげでIME切り替えのショートカット(Windowsキー+スペースキー)を覚えた ^^


あとまあどうでもいいが、「Google IME」と呼ばないのはなんでだろー??

posted by 並句郎 at 21:02| 漢字の周辺 | 更新情報をチェックする